1月13日(日) サンデーブランチ♪

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憧れのサンデーブランチ〜「Halekulani / Orchids」

今日は朝焼けがとっても綺麗でした 今日の朝はかなりのんびりなスタート。
 
朝寝坊も余裕でできるくらいの予定だったはずだったのに、昨夜も真面目に早い時間にベッドに入ってしまった結果、起床は朝5時。
 
せっかく、息子と一緒じゃない、大人だけの旅行なのだから夜遊びの一つもしてみれば良いのに、結局どうあっても「旅先では早寝早起き」の習慣は覆せないものなのであるらしかった。
 
まだ外は真っ暗で、ノートパソコンでぽちぽち日記などつけながら夜明けを待つ。なんとも美しい朝焼けが窓の外に広がり出す頃、母も起きてきた。
 
ハレクラニ。あそこがサンデーブランチのお店らしいよ?とパチリ。 9時頃になるのを待って、のんびりと出かけた先は、高級ホテル「ハレクラニ」。
 
こちらも「ロイヤルハワイアン」同様ハワイローカルの老舗ホテル。
 
「ハレクラニ」とは「天国にふさわしい館」という意味があるのだそうだ。宿泊費としてはロイヤルハワイアンよりも更に上くらいで、ロイヤルハワイアンに比べると「より大人向けの高級ホテル」という印象。
 
Orchids」で開催されるサンデーブランチに定評があるのだそう。他にもいくつか、素敵なサンデーブランチを供しているホテルやレストランがあったのだけれど、「せっかくだからハレクラニで」と、事前に予約を入れておいたのだった。
 
サンデーブランチのスタートは9時半からということで、
「まだショッピングモールも開いてないね」
と、ゆるゆるお出かけ。宿泊ホテルからはそこそこの距離があったけれど、それもまた良い散歩になった。
 
昨夜は充実すぎるコースディナーだったからどうなることかと思ったけれど、無事にお腹も空いてきた。
 
海に面したレストランは、「貴族の別荘」的な瀟洒な雰囲気。
テーブル担当の黒髪黒目の美丈夫君が
「以前にもお越しになったことが?」
と。
 
「いいえ〜初めてよ。ハワイに来たのも初めてなの」
と答えたら、席に案内しがてら「ここは冷菜コーナー、こちらはグリルものです」とブッフェ台の案内も併せてしてくれて、
「こちらがデザートコーナーです。僕はここが一番胸躍ります」
ですって。
 
「Halekulani」のサンデーブランチ、「胸躍る」デザートコーナーがこちら。 そんな、「胸躍る」デザートコーナーの一部がこちら。
 
反対側にはホールケーキもずらりと数個並んでいて、それもたいそう美しかった。
 
こんな感じに、ある程度ゆとりを持って並べられたブッフェ料理は、今時の前衛的な感じはなくて、とてもクラシックな感じ。味の方も、「伝統と歴史」を感じさせる風なものが多かった。上品な味付けで、安心していただけるものばかり。
 
ブッフェコーナーには飲み物の用意はなく、コーヒー紅茶、フレッシュジュース類は料金内でテーブルサービス。
 
ホットの紅茶と共にパイナップルジュースもいただいて、あれこれたっぷり食べてきた。シャンパンを傾けているテーブルもそこそこにあって、それも良いなと思いつつ、昨夜たんまりお酒を飲んだところだったので今回は自重。
 
「Halekulani」のサンデーブランチ、冷菜色々。お魚ものが多いです。 まずは冷菜!と、冷菜コーナーに行ってみた。
 
写真右端手前が「マグロのポキ」、右端奥が「サーモンのロミロミ」。
 
タコのポキに、更にキムチに……と並ぶ奥にはわさび醤油を添えていただく「マグロの刺身」も。
 
更には稲荷寿司、巻き寿司、茶そばといった、「そんなものまで!?」といった品まで並んでいる。
 
「Halekulani」のサンデーブランチ、まずは前菜から というわけで、冷菜の盛りあわせ〜。
 
レモン風味の和え物「ポキ」は、レシピを見ながら自分で作ったことが何度もあるけれど、割としっかり、「ナムル」のように調味料を揉み込んでいる感じ。
 
「サーモンのロミロミ」は、同じ大きさにカットしたサーモンとトマトと玉ねぎを合わせた風なマリネ料理で、ほのかに唐辛子が効いていた。
 
蟹のサラダや、ヤングココナッツとマンゴーのサラダ、といったいかにも南国的なものも色々と。ヤングココナッツのサラダ、あまり食べたことのない味わいで美味しかった。
 
「Halekulani」のサンデーブランチ、お肉料理をどどーんとね。 実のところ、料理の品数としては、それほどに「すごくたくさん」というほどでもない感じ。
 
その気になれば全種類いただくこともできるかな?というくらい。
 
でも、シェフがカットしてくれるグリルものコーナーには、実に美味しかったローストビーフと、子豚の丸焼き(顔つき……)、そして巨大なターキーも並んでいて、それはたいそう壮観な光景だった。
 
子豚の丸焼きだなんてインドネシアみたい、と思ったのだけれど、用意されていたのがホイジンソース(=海鮮醤)だったので、むしろ中華料理?
 
豚の丸焼き自体は、ハワイで宴(ルアウ)の際に供される料理の定番らしい。「イム」と呼ばれる地中のかまどで石焼きにする伝統の料理なのだそうだ。アメリカ本土では「豚の丸焼き」を目にすることはなかったから、やっぱりこの地の伝統の料理はアジア圏の食文化に近いんだなぁ、と。
 
肉コーナーの隅にはソースもたくさん用意されていて、グレイビーソースは牛用、ホイジンソースは豚用、そしてターキーにはクランベリーソース。更にはリンゴジャム、ホースラディッシュなど、好みで添えられるようになっていた。
 
子豚の丸焼きは、いわゆる「プルド・ポーク」的に細かく裂かれたものを皿に盛ってくれ、「皮」の方は意味深に横に除けられている(捨てるため、という風ではなくて、ちゃんと一口大にカットされていた)。なので、
「皮も、皮も試してみていいですか?」
とお願いして、皮も一切れ。思ったとおり、クリスピーで香ばしく、「そうそうこれこれ♪」という美味しさだった。
 
素朴な色合いの直径5cmほどのパンケーキには、「ストロベリーバター」(バターに苺の果肉とジャム?が練り込んである)や「リリコイバター」を添えて。マヒマヒの豆鼓蒸しは香菜たっぷりの中華味。魚介もたっぷりいただいた。
 
そしてデザートは、「これだけは絶対外せぬ」と「Halekulani's Signature Coconut Cake」と共に、ハウピアチョコレートパイ、アップルコブラー、パンナコッタ、フルーツなどを。
 
デザートコーナーには他にも焼き菓子がたくさん。
 
一口サイズのタルト類の他、ホールケーキもマンゴーのチーズケーキ、フルーツタルトなどなど、美味しそうなものばかりだったのだけれど、ちょっとお肉をがんばりすぎてデザートは1皿でお腹いっぱいになってしまった。
 
見た目に反して(?)、それほどには甘さの強くない、上品な味わいのお菓子ばかり。ココナッツものが多くて、ココナッツ好きの私には嬉しい品揃えだった。
 
最後にアイスクリームバーからバニラアイスを貰ってきて、リリコイソースをたっぷりとかけて食べたらのんびりサンデーブランチのおしまい。

Halekulani」内「Orchids」にて
Sunday Brunch
2×$57.00

海沿いショッピング〜「Royal Hawaiian Center」

今日もゆるゆるショッピング。
 
海際にはロイヤルハワイアンセンターがあって、ここにもお店が色々と揃っている。母がハワイアンキルトの店を覗いたり、私が息子へのお土産を探したりと、小さな買い物を楽しんだ。
 
ここの品は息子が好きそうだなと立ち寄ったのは「RANGER SPORTS」というお店。
 
アメリカの軍、消防、警察などのグッズを扱う店で、そっち系がお好きな小さなお子さんや大きなお子さんにはたまらないだろうショップだ。
 
息子へのお土産に、ハワイ警察のロゴTシャツと、迷彩柄のショルダーバッグを買ってみた。気に入ってくれるかな?

Royal Hawaiian Center」内「RANGER SPORTS」にてお買い物
ハワイ警察Tシャツ
ショルダーバッグ
$19.99
$39.99

そして、母も私も気に入ってしまったお店がもう一つ。
 
ロイヤルハワイアンホテルへ至る小道への出口脇にある雑貨屋さん「Reflections of the Heart」は、そう大きくはないお店だけれど南国モチーフのアクセサリーや雑貨はセンスの良いものばかり。
 
クラゲ柄のガラス製小皿(コースターのような、ペーパーウェイトにもなりそうな……)や、天然石を組み合わせた風なバレットを私は選び、母はターコイズのさざれ石のネックレスや紫色の貝殻を選び。
 
お会計時に知ったのだけれど、なんとお店は期間限定で「全品50%off」セール中だったみたい。「50%off」の看板は目に入っていたのだけれど、店頭の一部の品だけかと思っていたから、「全品対象ですよ〜」と金額を提示されてびっくりしてしまったのだった。
 
……もっと買ってくれば良かったかしらん。

Royal Hawaiian Center」内「Reflections of the Heart」にてお買い物
ターコイズネックレス
バレッタ
クラゲ皿
紫貝の貝殻5個
$63.00→$31.50
$30.00→$15.00
$9.00→$4.50
$5.00→$2.50

菩提樹の木陰で〜「Moana Surfrider / The Beach Bar」

「疲れたわね……どこかで休みたいわ」
「あ、もうワイキキビーチ目の前じゃん……すぐそこに観光客に大人気の"チーズケーキファクトリー"がありますが」
「私、そういう店はキライ」
「……うん、そうだよね。知ってた」
 
ああ、結局今回のハワイでは「安っぽ〜いお店でロコモコを食べる」とかは無理そうだなと、それは次回の宿題にすることにして、
「じゃあ、この向こうにウェスティンホテルあるから、そこのバーで休憩しようか、海見ながら」
と。
 
訪れたのは「Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa」。
母への説明が簡単だから「ウェスティン」で済ませていたけれど、その名を冠するようになったのは2007年からのこと。シェラトンに買収されたのが1959年で、元々は19世紀後半からの歴史がある老舗ホテルだ。
 
「……あ、だからウェスティン的ギラギラさがほとんどないわけね」
と失礼な事を思いつつ、ロビーフロアを海に向かって抜けていく。白壁が印象的な、いかにもな「海辺のホテル」という感じ。歴史を感じる佇まいに、母が
「今度はここに泊まるのも素敵だわねぇ」
なんて言っている。母、「次」に来る気も満々だ。すっかりハワイが気に入ったらしい。
 
びっくりするほど巨大なバニヤンツリー(=菩提樹)の木陰にある「the Banyan Court」は、折しもハワイアンミュージックの生演奏中。女性シンガーの美しい歌声を聞きつつ、海を眺めながらメニューを開く。
 
「Moana Surfrider」にて、なんとも爽やかなカクテルを 「あ!美味しそうなモヒート発見!」
 
ということで、私が選んだのは「リリコイ&ココナッツモヒート」。
 
ハワイアンココナッツウォッカをベースに、ライムサワー、リリコイピュレ、 ココナッツウォーターという組み合わせ。
 
好きな味ばかりの組み合わせで、これは最高に良い気持ちでいただけた。私はミントがそれほどには好きではなかった(あるよりは無い方が嬉しい、という程度)のだけれど、モヒートを美味しいなと思うようになってから、ミントへの抵抗がほとんど全く無くなった。何しろモヒート、真夏の日差しの下で飲むのにこれ以上に似合うカクテルは無いというほどに美味しいのだ。
 
「ただでさえ好物のモヒートが、パッションフルーツとココナッツの風味だなんて、めちゃめちゃ幸せ……♪」
と、パラソルの下のチェアで良い感じに脱力しながらいただいた。
 
母のカクテルは「ビアンコ ビーチサングリア」。こちらは白ワイン、クルーザンライトラム、マンゴーのピューレ、パイナップルジュース、オレンジジュース、シトラスフルーツ、スプライトだそうで、ラムが強めのしっかりめの味わい。でもフルーツのフレッシュさも感じる、これまた美味しいカクテルだった。
 
返す返すも、なんで初日ランチのカクテルはあんなに美味しくなかったのかしら、と……(やっぱりあの時は疲れていたんだな、うん……)。
 
「Moana Surfrider」にて、フルーツはパイナップルの器で。 お酒だけ飲んでいるのでは酔っ払ってしまうわと、軽いおつまみにと「フレッシュフルーツ盛り合わせ」も貰ってみた。
 
半割にしたパイナップルの器に、パイナップルとパパイアとスイカ。
 
今回、季節も合わなかったのか、滞在中さっぱりマンゴーを見なかった。
このフルーツ盛りも「わ!この色は、今度こそマンゴー!?」と思ったのだけれど、残念ながらパパイア。
 
甘いパイナップルと、パパイアと、そして今ひとつ味のない(食感も日本のそれとは幾分違う)スイカの盛り合わせだった。

Moana Surfrider, A Westin Resort & Spa」内「the Banyan Court」にて
fresh island fruit
cocktail(lilikoi and coconut mojito)
cocktail(bianco beach sangria)
$14.00
$12.00
$12.00

ワイキキビーチを裸足で歩く 今日も大変に良い天気。
 
私も母も今回水遊び、海遊びをする気はなくて(一応、水着は持ってきたんだけどね)、
 
「でも、海の水に足くらいは入れたいと思わない!?」
 
と、ビーチサイドのバーを出た後は砂浜に出て、裸足になって波打ち際をてくてく。
 
この日差しの下では海に飛び込みたくなってきます うっかり大波をかぶってしまって、くるぶし丈にしていたカーゴパンツを膝上まで盛大に濡らしてしまったりしたのだけれど、
 
「それもまた良し」
と、大笑いしながらホテルに帰還。
 
なんだかんだで、今日も色々買い物してしまったな。
 
Food Pantryの乳製品コーナー。普通の牛乳はどこ!? そうそう、これは、ホテル向かいのスーパー、Food Pantryの牛乳コーナー。
 
「そうよ、そうそう、アメリカの牛乳売り場ってこんな感じだったのよ」
と、あまりの懐かしさに写真を撮ってきてしまった。
 
日本のサイズの1リットル牛乳パックは、最上段の左側に並んでいる。
 
その下は2リットルパック、その下は更に巨大な「ガロン」(3.87リットル……)サイズ。
 
そしてこの、たんまり並んでいる風に見える牛乳、どれもこれもが「低脂肪」「無脂肪」なのだ。脂肪抜いているのでなければ「ビタミンD添加」のもの。
 
「美味しいミルクティーかカフェオレ飲みたい……低脂肪もビタミン添加ミルクも嫌……」
500mlのサイズはないかな?と売り場を見ても、そもそも「成分無調整牛乳」がないわけで、唯一1種類だけみつかったのが、アメリカでもお世話になっていた「Organic Valley」ブランドの赤色パックなのだった。
 
これだけ広い売り場で、1種類だけみつかったそれが、写真の左上、ちょんぎれている風に写っている赤いパック。一昨日は一旦諦めたものの、我慢できずに昨日、この赤パックの牛乳を買ってしまった。1リットルパックだったわけだけど、でもそのおかげで惜しみなくミルクティーやカフェオレを部屋で楽しめていた次第。
 
ほんと、アメリカ人の「乳脂肪への敵視ぶり」は本当にすごい。10年前と棚の感じが何一つ変わっていなくて、それも軽くびっくりだった。乳脂肪カットする前に、まずやることが100個くらいあるんじゃないかなと思うのよ(まず、ソーダ類がぶ飲みするのと、アイスティーを甘ったるくするのを止めれば良いと思うのよ〜)。

フラを見ながら〜「Halekulani / House Without A Key」

もうなんだかあっという間に、ハワイ旅行最後の夜。
 
「アメリカ〜ンなステーキを食べるのも、一度くらいは良いんじゃないかな」と思っていた私。
webサイトを持っているお店がほとんどで、ネットで当日の席の予約が可能なところも多い。日本にも店舗がある高級ステーキチェーンもあるし、ハワイローカルのお店も色々。
 
……でも、やっぱり怖いのは「ボリュームのすごさ」で、私はともかく、私よりもタイニーなストマックを所持する我が母は、山盛りのサラダやバケツサイズのスープが出てきたらそれだけで撃沈してしまいそうなのだった。夫や息子が隣にいたら、「ごめん、食べきれない」と手伝ってもらうことができるけれど、女2人だと、そのへんが厳しい。
 
で、母の意見はと聞けば、
「朝食べた、あのハレクラニで夕飯は?どんなレストランがあるの?」
と、とにかく「ホテルの御飯」にご執心なのだった。
 
私もたいがいだけれど、母のホテル好きには恐れ入る。
 
うーん、メインダイニングはフレンチなんだよ……昨日みたいなディナーはもういいや、って思わない?あとは……ビーチバーで夕方からフラダンスやるらしいよ。それ見ながら夕食もいただけるみたい。ビーチバーだから、まぁ軽食だけどね……とwebサイト見ながら報告したら、
「それよそれ!フラダンスよ!」
ステキじゃない!?だそう。
「スポンサー様の仰せの通りに」と、夕方を待って再びハレクラニに行くことになった。
 
ビーチバーの名前は「House Without A Key」。
「鍵のない家」というより「鍵のついていない家」と言うべき?いつでもどうぞ、ここは貴方の「家」なのですから……てな意味合いなのかしらん?
 
ここでは毎晩、生演奏のハワイアンミュージックが5時半から催され、途中で「元ミス・ハワイ」のダンサーが出てきてフラダンスを数曲踊ってくれる、という趣向。数曲踊っては引っ込んで、また数十分したら出てきて数曲踊って……と、8時頃まで何度かダンスを見ることができるのだそうだ。
 
ステージの近くの席はドリンクだけを楽しむ人用の席で、奥まった屋根つきのテーブル席が食事用の席。早めに到着して、「ダンスが良く見えるところがいいな」とお願いして、フード席の最前列につくことができた。
 
「House Without A Key」にて、夕日を見ながらビールを飲み飲み。 最初はビール!とばかりに、今回初めて飲んでみたハワイローカルのビール。
 
Fire Rock Pale Aleは、ハワイ島Kona Brewing Coのビール。火山のイラストつきのボトルがいかにもで良い感じ。
 
ホップがしっかり香る、苦さと甘さを併せ持つ美味しいペールエールだった。
 
そしてテーブルには、お煎餅状のパリパリパンとテーブルロール、ホテルの自家製らしいポテトチップが籠に山盛り。
 
「House Without A Key」にて、ボリュームたっぷり、アスパラガスの前菜 とりあえず前菜貰おうか、と、注文したのは「Grilled Asparagus, Boiled Egg, Pipikaula, Mustard Vinaigrette」と「Kabocha and Lemon Grass Soup, Portuguese Sausage」の2つ。適当に分けつついただいた。
 
「かぼちゃのスープ」が英語でも「Kabocha」だったのが面白い。
 
ほのかにエスニックな風味の、とても濃厚なスープだった。冷製かと想像していたら、温かいもの。でも滑らかで口当たりよく、気温も暑すぎず涼しすぎずの快適な具合だったので、温かいスープも美味しく感じられた。
 
アスパラガスの皿はボリュームたっぷり。
 
ゆるゆると日も暮れて 酸味淡めのマスタードヴィネグレットソースが添えられ、共に盛られているのはゆで卵、ハワイの干し肉(Pipikaula)、ラディッシュなど。
 
この「Pipikaula」というのが面白い味わい。ビーフジャーキーともまた違う、「スパイシーなちょっと乾いた厚切りハム」といった風なものだった。
 
そうこうするうちにゆるゆると日も暮れて、ステージでは3人組の演奏も始まり、いつの間にか多くの席も埋まっていた。
 
「House Without A Key」にて、カクテル「halekulani sunset」。おいしー♪ これはカクテル、「halekulani sunset」。
 
「カクテル、飲みたいけどどれが美味しいのかわからないわ」
 
という母のために、今回の旅行中、母が好みそうなもの(=アルコールがきつすぎないもの、フルーティーなもの、でも甘すぎないもの、ジンは苦手)を選んで勧めていた私。
 
その選択の条件には「母の好みじゃなかった時に私が飲めそうなもの」というのも加えていたのだけれど、案外と、「私が母のために選んだカクテル」よりも「私が私の好みで選んだカクテル」の方が母好みだったりすることが多かった。
 
このカクテルがそのうちの一つ。
 
ウォッカベースなので母の好みの方向ではないかなと思ったのだけれど、これがとてもフルーティー。「グアバたっぷりスムージー」という感じで、華やかな色合いと南国らしい味わいがとてもチャーミングなカクテルだった。
 
で、元々母用にと選んだ「planters punch」は、ラム酒ベースのマイタイ風のもの。パイナップルジュースなどが入り、爽やかではあるけれどアルコール度数は高めな感じ。どちらも私の好みな方向の味だったので、「じゃあ私がプランターパンチの方はいただくよ」と交換していただいていた。
 
うん、でも、ハレクラニサンセットは本当に美味しかったな。また来たら私もそちらを頼むことにしよう。
 
今日もドラマチックな日没で のんびり前菜もいただいたところで、メインディッシュも一つ。
 
「シェアして食べてもいい?」
のお願いに快くOKいただき、卓上で適当に等分しながらつついてきた。
 
選んだのは「Veal Piccata, Watercress and Tomato Salad」。
 
クレソンとトマトのサラダをこんもり(たっぷり!)盛った仔牛のピカタ、
「ピカタって……何?」
と聞いてくる母に、
「卵の衣つけて焼いた料理で……多分、そう複雑な味付けはしない料理だろうし、食べやすいと思うよ」
と伝えたら、これが期待以上に美味しい料理。
 
仔牛肉はうっとりするほど柔らかく、しっとりジューシーに焼き上げてある。添えられたたっぷりのクレソンも苦み辛みがなくて食べやすかった。
 
「House Without A Key」にて、カクテルもう一杯、「chi chi」 最後の夜だし!と、調子に乗ってカクテルもう一杯。
 
私の大好きなココナッツミルクを使った、トロピカルカクテルの王道「chi chi」は、ウォッカベースの甘いカクテル。
 
パイナップルとココナッツミルクがなんとも南国チックで、添えられたパイナップルをばりんぼりん囓りながら美味しくいただいた。
 
「House Without A Key」にて、2回目のフラのショーも始まりました そうこうするうちに、ステージでは本日二度目のフラのショー。
 
卓上には出演者の曜日別スケジュールも置かれていたのだけれど、今日日曜の踊り手はDebbie Nakaneluaさんとの記載から変更があったらしく、踊り手は火〜土に踊っているKanoe Millerさんだった。
 
夕日を浴びてのフラも(逆光だったので綺麗な写真を残すのは難しかった)素敵だったし、衣装を変えての、日没後のステージも素敵なもの。
 
ゆったりしたダンスは、バリダンスやフラメンコあたりに比べると一見簡単そうに見えなくもないのだけれど、あれ、相当腹筋や背筋も使うんだろうなぁ……という感じだ。腰を落とした姿勢が多いから、体幹の筋肉をちゃんとつけていないと踊れないのだろうな。
 
最後の夜に美しいダンスを見ることができて、とても素敵なディナータイムだった。

Halekulani」内「House Without A Key」にて
Grilled Asparagus
Kabocha and Lemon Grass Soup
Veal Piccata
beer (Kirin)
beer (Fire Rock)
cocktail (halekulani sunset)
cocktail (planters punch)
cocktail (chi chi)
$18.00
$12.00
$26.00
$7.50
$6.50
$12.00
$12.00
$12.00

そうして、ほろ酔い気分でホテルに帰還、時間はまだ7時半を回ったあたり。
 
「あ、ごめん、化粧室行きたいかも」
と、道中駆け込んだのは、たまたま目の前にあったDFSギャラリア。海外旅行中、私たちはまずお世話になることがないスポットの一つだ。
 
あー……しまった、ブランドバッグとかにはてんで興味ないけど、化粧品、2個だけ欲しいものがあったんだった……と思い出して、「寄っちゃったのなら仕方ない」と、ささっとお買い物。欲しいものは決まっていたので、それだけ買って、元々の用事(化粧室!)も済ませて、DFSを後にした。
 
購入したのは、ボビィブラウンのジェルアイライナーセットと、ORIGINSのモダンフリクション。
 
一度使ってみたいなと長らく思っていたジェルアイライナーはお手頃価格のDFS限定2色セット(色はチョコレートシマーとグラファイトシマー、筆つき)、モダンフリクション(米粉入りのフェイストリートメント剤)は日本での通常価格6300円が$38.50♪

DFS GALLERIA Hawaii」にてお買い物
BOBBI BROWN / Long-Wear Gel Eyeliner Set
ORIGINS / Modern Friction 125ml
$40.00
$38.50

夕方のうちに既に始めていたのだけれど、ホテルへの帰還後は全力で荷造り。
 
「ドレッシングセットを3個も買ったのは誰!?」
なんて言いつつ、母の小ぶりのスーツケースにはなるべく重いものを入れてもらって、私の「2週間の海外旅行もOK」の巨大スーツケースには制限の25kgを越えないよう、苦心しながらパッキング(……結局2割くらいオーバーしていて、翌日空港で詰め替えることになるのだけれど)。
 
母曰く、
「だって、ずっと来たかったハワイに飛行機代もホテル代もかからず来れたのよ?その分お買い物しなくちゃって、思ったのよ〜」
だそう。今回の旅行、母もとても楽しんでくれたようなのだった。
 
「我慢することないわ!買っちゃいなさーい!」
と、母には随分色々買ってもらってしまいました……。クラゲ皿とか。ムームーとか。