• ・ 「KCC Farmers' Market」〜土曜の朝は
• ・ 最後にちらっとカハラモール
• ・ 空港でビール＆ピッツァ
• ・ 機内食はカルーアポーク

今日土曜日は帰国の日、そして人気のファーマーズマーケット、「KCC Farmers' Market」開催の日。
 
当初の予定では、私とだんなの２人で早起きしてマーケットに行き、母と息子はゆっくり起きてホテルのルームサービスで最後の朝食を楽しんでもらうつもりだった……んだけど、パレードに伴う交通規制があるとのことで、規制が始まる前にとっとと全員でホテルをチェックアウトしてしまうことに。
 
居心地の良かった高級ホテル滞在の最後の朝が慌ただしくなってしまうのはなんとも惜しい気持ちだったけれど、忘れ物がないか何度もチェックして、「最後のお土産」が入る余地を残しただんなのスーツケース以外は重量チェックも完璧に、全ての荷物をレンタカーに詰め込んだ。
 
一度来てはいるものの前回はタクシーとバス利用だったので、細かな駐車場の場所や進入ルートは不明なまま、「地図の、ここの広場なんだよね、近づけばわかるんじゃないかな……」と車を走らせると、あからさまに、たくさんのテントと大量の車が並んだ駐車場が見えて来た。
 
到着は７時半頃でちょうどマーケットが始まったあたり。でももう会場最寄りの駐車場はほぼ満杯で、空いたところを見つけてようよう駐車できた感じだった。
 
前回もたいそうな混雑だったけれど、なんか、輪をかけて人気が増しているような気が。お客さんも、日本人がほとんど、といった感じ。前回よりも、乗り付けるトロリーや旅行会社のバスも増えたように感じた。すんごい人だったなぁ……。
 
買って帰るのができないのが残念だけれど、八百屋さん、果物屋さんの品揃えは眺めるだけでもなかなか楽しい。
 
どこから見ても日本の枝豆と同じものが、１袋$3.50で売られていた。日本の半額……とまでは言わないけれど、ちょっと安いくらいかな。
 
そういえば今回まだ蜂蜜買ってなかったよ！と、目の前の蜂蜜屋さんで複数種類の蜂蜜を試食させてもらって、「香りが素敵だなぁ」と思ったココナッツの花の蜂蜜を１本買って帰ることにした。

会場を奥に進むと、前回ホットドッグを食べたソーセージ屋さんがあったけれど、更なる混雑の大行列っぷり。
 
でも、ここのホットドッグを食べるのが１つの目標でもあったので、だんなと母に行列に並んでもらい、その間に飲み物を買ってくることにした。私と息子用のジュース、だんなと母用のコーヒーを買いに、ジュース屋とコーヒー屋を回ってこちらもなかなかの混雑だった買い物を終えると、ちょうどホットドッグを買い終えたところだった。
 
隣接の芝生エリアに移動して、手早く朝御飯。今日はちょっと小雨も降っていたけれど、芝生に敷ける敷物持参だと、のんびり食事を楽しめるかもだ。
 
お店の名前は「Kukui Sausage」。
 
私の選んだものはパイナップルソーセージ。甘酸っぱいソーセージの風味がちゃんと感じられて、これがとっても美味しい。
 
数種類あるソーセージは、スティックに刺した炙りソーセージそのままのは$3.5、パンに挟むと$5で、ケチャップとマスタードはセルフサービスだ。
 
そしてジュースは、「Hawaiian Crown」のPineapple Mint Cooler。
 
どれだけパイナップルが好きなんだという組み合わせになってしまったけれど、パイナップルジュースにミントを足したさっぱりジュース、美味しかった。
 
こちらは、息子が挑戦した「King Kong Hot Dog」$10。
 
なんでもニューアイテムなんですって。
 
パンには刻みキャベツもサンドされていて、使われたソーセージは通常の1.5倍とのこと。息子曰く「すんげー腹一杯になった」だそうで、そりゃまあ、そうだろうねぇ、というボリュームだった。

食後は再びマーケット巡り。
 
タイ料理用のフレッシュハーブと野菜を扱うお店があったり、パン屋さんがあったり「BENTO」屋さんがあったり、店数はそう「すごく多い」というほどではない（50くらい？）のだけれど多種多様。
 
鉢植えの花を売っているお店も複数あって、綺麗に咲いた蘭に私も母もうっとりだった。
 
あら、カットフルーツもあるじゃない、しかもマンゴーですって！
 
……と、母が喜んで、買っていた、カットマンゴーは$5。
 
冷静に考えると、ジュースや食べ物がいちいち$5って全然安くはないのだけれど、お祭り屋台的楽しさ込みで、ということで「まぁ気にせず行こう」という感じ。
 
ホテルブッフェなどでは見かけなかったマンゴーは、とても甘くて美味しかった。えーと、お店の名前は失念……。

鉢植えの花以外に、切り花も。
 
いかにもな南国の花の組み合わせの花束もあったりして、たいそう目の保養だった。
 
花束に入っている、独特な形状のピンク色の花は「ピンクジンジャー」というみたい。色違いの「レッドジンジャー」も一緒に売られていた。
 
「New Yello Parrot」「Yellow Parrot」と、「黄色いオウム」とみたまんまみたいなネーミングの花。
 
ヘリコニア属、という種類で良いのかな。確か極楽鳥花などもこの仲間だ。
 
脳天気に感じるほどに、この字か鮮やかな色合いがとっても素敵。
 
そろそろ一周しましたかねー、と、最後の最後に通りかかったサルサ屋さん。
 
トルティーヤチップを渡され、「これ、食べてみてよ！」と貰ったピクルスが火を噴くほどに辛かったりしたけれど、ちゃんとマイルドな味のもあった。
 
お店の名前は「Andy's Bueno Salsa」。
 
オリジナルサルサ（辛くないやつ）も美味しかったけれど、ツボだったのはシアントロ（香菜）サルサ。
 
香菜サルサ１つ買うならオリジナルを一緒に買っても（輸送の手間的には）同じ事よね、と、２種類買ってみた。
 
「この袋、氷入ってたやつで冷たいからこれに入れていくといいぜ！」と陽気マッチョなおっちゃんが丈夫な袋をくれたので、これでくるんでエコバッグに。温まりすぎないように、車の中に置きっぱなしにはしないようにして、空港に着くまで持ち歩いていたのだった。

ファーマーズマーケットには、トロリーや観光バスがなおも続々とやってきて、混雑は増す一方。こりゃダメだーと、マーケットは脱出することにして、このエリアの人気のカフェにでも避難しましょ、と車を走らせてみるも、駐車できるところがいまいちなく、チェックしていたカフェ２店舗はどちらも混雑の模様。結局、一昨日訪れたカハラモールに再びやってきた。
 
ここなら車も置けるしね、と、適当に時間潰しをしてから空港に向かうことに。
 
噴水広場(?)あたりでアイスを食べたり、また雑貨屋を覗いたり。
 
最後に再度Whole Foodsに訪れて、量り売りしているコーヒー豆を買ってみたり、明朝用のパンを買ったりもした。
 
左の写真は、鮮魚売り場。
 
ロイヤルハワイアンでも、ハレクラニでも、ディナーのメニューに「Onaga」の文字があって、どんな魚なのかなーと思っていたところ、丸魚が売られていたので「あ、これか！」と撮影。
 
体の後ろ半分がやたらと長い金目鯛、という感じ。美味しいお魚なんだろうなー。
 
車のトランクにスーツケース乗せっぱなしな事もあって（しかもトランクに入りきらなくて段ボールは後部座席に転がしてる始末で）、車上荒らしを考えるとあまり町中をふらふらする勇気もなくて、最後はちょっとぐだぐだに。
 
でも、「車が出せない〜」とやきもきしながらホテルに閉じ込められるよりは良い最終日になったかな。帰国が明日だったら「じゃあパレード見よう！」なんてこともできたのだろうけど、今回は旅程がいまいち噛み合わなかったねぇ……。

レンタカーの返却リミットが12:00。
 
返却場所は空港に設定しているので、それに合わせて空港に移動して、だんながレンタカー手続きをしに行ってくれている間に私は全力で荷造り。
 
今朝買ってしまったサルサは、日本から持参したラップとガムテープでぐるぐる巻きにし、絶対に外に零れないようにして、その他のものも綺麗にみっちりスーツケースに詰め込んだ。
 
私のスーツケースは、数日前から「土産物100%」で、既に制限の23kgにぴったりで、JALの搭乗手続きカウンターでそれを目の当たりにした息子は、げらげら笑いながらその「23.0kg」の電光表示を写真に撮っていた。いやー我ながら頑張ったね。うん。
 
ここで、私の最大のうっかり勘違いが発覚したのだけれど、帰国便の出発、14:50だと思っていたら14:05だったらしい。
一番良く目にする機会だった日程メモの記載をよりによって間違えていて、ずっと14:50出発だと勘違いしていた次第……。
 
案外と搭乗までの時間はなくて、でも少し小腹もすいたところだったので、空港内のレストランで最後の軽食を楽しんだ。だんなと息子はハンバーガー、私は母と半分こ前提でピザを１枚。
 
パイナップル乗ってるハワイアンピザがあるよー！と、これを注文したら、なんだか懐かしいような、嬉しい味。
 
「FLATBREAD PIZZA」とあったから、パンピザ的なものだったのだろう、このピザ。
 
メニューの説明文を良く見たら「pineapple, ham, bacon, marinara sauce, fresh mozzarella, cilantro」とあったから、トッピングのパセリ風の緑の葉っぱが、香菜だった模様。
 
あ、だから好きな味がしたんだ……と合点して、たいそう美味しくいただいた。
 
幸いにして、ハワイの地ビール屋さんのレストランだったらしく、最後にここぞとばかり生ビール。さっぱり味のピルスナー風の「KONA BREWING LONGBOARD ISLAND LAGER」を最後にぐびぐび飲み干した。

搭乗案内が少し遅れた予定便、離陸も予定より遅かったみたいで、全体的に10分遅れほどで成田に向かうことになった（到着もやっぱり10分遅れ）。
 
帰国便は眠らない方が時差ぼけ対策には良いんだよねー……と思いながら、途中軽くうとうとしつつ、ターミネーター最新作などを見てみたり。うん、映画館行かなくて良かったな、これ……とか思ったり思わなかったり。
 
機内食は、「ポークorチキン」の選択。
 
ハワイ時間だと「超早めの夕御飯」、日本時間なら「早めの昼御飯」の時間帯で、事前に「ポークはカルーアポーク、チキンはチキンカツカレー」の情報をJALのwebサイトで得ていた私は、当然ポークを。
 
献立は、
 
カルーアポーク （または チキンカツカレー）
海老と胡瓜の胡麻ドレッシング和え
豆腐ポキ
アイスクリーム（ココナッツ）
 
といった感じで、最初からアイスクリームもトレイの上に乗っていた。溶けちゃう溶けちゃうアイス溶けちゃう、と急いで食べつつ、飲み物は最初に梅酒、次にアイス緑茶を貰ってもぐもぐ。。
 
さきほどのピザが案外しっかりめだったので、半分ほど残してしまったけれど、カルーアポークはかなり幸せな味だった。塩味の効いた比較的シンプルな味の、アメリカで言うなら「プルドポーク」的な料理。この手の豚料理が大好きな私は、たいそう幸せな機内食だった。
 
なんでも沖縄の方に台風が来ているらしい。後半は少しばかり揺れたものの、今回の旅行は往路も復路も不安になるほどの揺れは無く、快適な空の旅だった。
 
そして着陸の２時間ほど前に、「軽食でございます〜」と出てきたのは、冷やし中華とクッキー２枚入りの小箱。
 
箱に「Big Island Candies」の文字があるのを見て、皆で
「あ、このクッキー、買ってるよ」
「初日にアラモワナセンターで買ったとこだよね」
と盛り上がってしまった。
 
チョココーティングのマカデミアナッツクッキーと、パイナップルクッキー。パイナップルクッキーがたいそう美味しくて、「あらもっと買って来れば良かったわ」と超後悔してみたりして。
 
最後の最後にハワイの味が出てきて、「やるなぁ、JAL」と思ったのだった。
 
スーツケース４つと、追加の段ボール荷物も無事にターンテーブルから出てきて受け取る事ができ、段ボールは宅配手続きをした後に無事帰宅。
 
ただ、帰宅後、全員のスーツケースを空けたら、私の「土産物満載スーツケース」からのみ、「NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION」の紙がぺろっと出てきて、驚いた。禁止項目が入ってる可能性があるから開けさせてもらったよーご協力感謝ねー、とか、そんな感じの説明が書かれている。
 
そして、スーツケース内の段ボール、その中身はジャム瓶だらけのその箱が開けられた痕跡があって、苦笑いしてしまったのだった。
 
そう大きくはなスーツケースなのに異様に重いし、スキャンしたら「重量感のある固形物」がみっしり入っていて不審に思われたんだろうなぁ、と。開けてみたらジャムしか出て来ないし、その他の荷物もパンケーキミックスとかタコスパイスとかドレッシングとかそんなんばっかりで「食べ物ばっかじゃねぇか！」と思ったに違いない……と想像して、ちょっとニヤニヤ。
 
だんなは、「ホノルルセンチュリーライド」という自転車イベント（今回、奇しくも帰国の翌日に開催されたのでした）に参加してみたいそう。
 
私は私で、「ハワイの塩が必須」なのだという、カルーアポーク、豚の丸焼きは無理でも、カット肉でそれっぽいのを作ってみたいなと画策中。ハワイソルトたくさん買って来なきゃ、あと、小瓶たくさん買ったジャム、美味しかったら大きな瓶のをたくさん買うんだ♪と、帰国早々、「次のハワイ」を楽しみにしているのだった。