5月27日(土) 牧場遊びとか天然泥湯とか

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朝風呂と和朝食

霧島温泉郷の「旅行人山荘」に宿泊の、鹿児島最後の朝。この宿、朝のお風呂は5時から入浴可能だそう。
 
けっこう宿泊者が多いみたいだし、朝早めの朝風呂堪能しに行きますかーと、今日もしゃきっと5時前に起床した。
 
幸い女風呂は貸切状態で、朝もやの中の桜島を露天風呂から独り占め。朝からとても良い気分になれた。
 
「旅行人山荘」の朝御飯。御飯が進むおかずがたくさん。 朝食は、昨日の夕食と同じく、テーブル席の食堂で。
 
テーブルに置かれた盆には、ミニコンロと小鰺の干物、さつまあげ2枚が炙って食べられるようになっていた。
 
あとは温泉玉子、自家製ドレッシングつきサラダ、自家製豆腐、白滝と野菜の和え物、紅白なますなど。味噌汁と御飯はお代わり無料。
 
更に、食堂隅にセルフサービスの漬物コーナーがあって、りんご酢ドリンクと、焼き海苔、納豆、ふりかけ、海苔の佃煮、梅干し、甘口豚味噌、しそ昆布を自由に小皿に盛って来られるようになっていた。
 
ただでさえ、御飯が進むおかずが多いのに、佃煮とか豚味噌とか、ダメでしょー!と悶絶しつつ、それでも自重して御飯は一膳で。
 
朝食中、桜島が噴火していました。生噴火だー!と盛り上がる私たち。 うっすらモヤがかかっていたけれど、今日も桜島が見えていた。
 
食事中に黒い煙がぼわんと上がるのが見えて、数十分かけて黒い煙が流れていく様が観察できた。
 
「おー、噴火してる」「あれが噴火かー」と盛り上がる私たち。
 
後に気象庁の「噴火に関する火山観測報」を確認したところ、2017年05月27日07時24分の噴火、有色噴煙が火口上1200m、噴煙量で中量で、昭和火口からのものだったみたい。

大らかな空気の神宮でした〜「霧島神宮」

今日は一日、霧島高原エリア巡。
 
道中のお土産処などを覗きつつ、最初は鹿児島有数のパワースポットであるらしい「霧島神宮」に向かってみた。
 
道の駅 霧島」では「モバ鶏」なる謎パッケージの鶏おつまみを買ってみた。
 
塩胡椒味を買ったけど、他に柚子胡椒味、ホットチリ味があるそうで。

霧島「道の駅 霧島」にてお買い物
モバ鶏 塩胡椒
\388

霧島神宮は、なんだか大らかな空気なのでした。 今日は少し雲があるものの、基本は青空という天気の良い一日。
 
霧島神宮は、天照大神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀っているのだそうで、創建は6世紀頃だそう。
 
この霧島界隈は、坂本龍馬が「日本最初といわれる新婚旅行」であちこち巡っていたのだそうで、ここに限らず、道中色々な場所に「龍馬が来たぞー」的なノボリやら顔ハメ看板やらが置かれているのが面白い。
 
神宮は、東京の明治神宮でも(お伊勢さんは言うまでもなく!)どこか緊張感のある空気が漂っている印象があるのだけれど、ここはどこか大らかな、のびのびとした空気だった。
 
境内にある巨大な杉の御神木は、樹齢800年。南九州の杉の祖先ともいわれているそう。
 
社務所には、猫柄の可愛いお守りがあった。
 
「六匹の猫=六猫=無病」という洒落で、「無病息災」のお守りなんですって。ちなみに霧島神宮の御利益は所願成就、縁結び・恋愛成就、商売繁盛・金運アップ、厄除けとなんでもござれという感じ。

羊もふもふ〜「高千穂牧場」

その後は、宮崎県に入って「高千穂牧場」に行ってみた。
 
「高千穂牧場」、入口脇にはポピーの花畑♪ 入場無料という太っ腹なこの牧場、「観光メイン」の施設かと思いきや、普通に乳牛用の牛舎が並び、奥には放牧場も。
 
入口近くには、ポピーが沢山咲いた素敵な花畑もあった。
 
「天然芝そり」が楽しめる芝の斜面があったりもして、観光客以上に地元の家族連れが遊びに来ているという感じ。
 
ふれあい広場には、羊や牛、うさぎも。 ふれあい広場には、羊や牛(この子らは触れる)、檻の中にうさぎや山羊。
 
餌を200円で販売していて、それを買うと羊たちがけっこうな勢いで襲いかかってくるというお楽しみつき。
 
写真の右側、体全体が白い「いわゆる羊らしい羊」がサフォーク種(主に産毛用、食用にもなる)、食肉として美味しいのが、顔や手足が黒い「サフォーク種」なんですって。
 
清潔な牛舎には乳牛もたくさん。 到着して早々にソフトクリームを1人1個平らげて(濃厚でおいしかった……♪)、園内をひととおり。
 
牛舎には乳牛もたくさんいた。ホルスタインよりジャージー牛が多いんですって。
 
仔羊や仔山羊もけっこういて、乗馬体験が楽しめるコーナーにはポニーも2頭。
 
お昼は牧場でカツカレー。 そんなこんなでお昼時になってしまったので、「もうここでお昼にしてしまおう」と、園内レストランでカツカレー。
 
カレーは期間限定のフェアメニューで、レストランのメインの料理はジンギスカンや焼肉。でもそのへん食べるとビールが恋しくなっちゃうからねー、と自重した。
 
サラダブッフェと、スープもセルフサービスでお代わり無料で1150円。味は……まぁ、普通だったかな、という。
 
ソフトクリームのチェイサーに牛乳という暴挙。 やっぱり牧場で食べて美味しいのは乳製品だよね!ということで、食後にソフトクリームもう1個(今度はあまおう果汁入りのいちご味)と、チェイサーに牛乳も。
 
お土産コーナーでは800ml572円で売られている牛乳、濃厚で美味しかった。ジャージー乳多めだから、それはもう文句のない味わいで。
 
最後に、「明日の朝ごパン買っちゃえ」「息子へのお土産も買っちゃえ」「あと友達へのお土産も」とあれこれ購入。私、牧場好きすぎか。

宮崎「高千穂牧場」にて
ソフトクリーム
ロースカツカレー
いちごソフトクリーム
カップ牛乳(大)
 
ラングドシャ
スフレチーズケーキ
パン(チーズベーコンエピ)
パン(ミルクパン)
2×\330
2×\1150
\330
\220
 
\1080
\756
\226
\349

泥パックを堪能〜「さくらさくら温泉」

そして午後は、「泥湯に入りたい!」ということで、立ち寄り湯も可能な温泉宿、「さくらさくら温泉」に。
 
「さくらさくら温泉」、ブッフェランチも人気のようでした。 立ち寄り湯は700円、フェイスタオルの購入とバスタオルレンタルはそれぞれ200円。
 
体洗い用のタオルは持参していたので、バスタオルだけ借りて1時間ほど泥を満喫してきた。
 
別府温泉の泥湯のように「湯自体がドロドロ」というわけではなく、お湯自体は透明感のある弱酸性の硫黄泉。
 
女風呂では内風呂と外風呂に「泥パック用の泥壷」みたいなものが用意されていて、希望者はそれをこてこてと肌に塗ってどうぞ、という感じだった。
 
「泥は肌が薄く見える程度におぬりくださいませ。約10分位で乾き、心地よいパックができます。パックが乾いた後に、石鹸や洗顔料で洗い流していただけますと、美肌効果がより一層実感いただけます。 」
 
ということで、女風呂は顔が白茶けたゴーレム的外見と化した人だらけ。私も足から腕から盛大に泥を塗りたくって、「泥パック」を楽しんできた。
 
乾くと案外簡単には落ちなくて、タオルでこするとタオルも黒く染まるほど。この泥は、2km離れた源泉からすくってくる「天然の湯の花」なんですって。

霧島「さくらさくら温泉」にて
大露天風呂さくら湯立ち寄り
バスタオルレンタル
2×\700
2×\200

駆け足観光〜「犬飼滝」&「和気神社」

その後は道中ちょこっと観光寄り道しつつ、空港への道を。
 
坂本龍馬が新婚旅行で訪れた際に逗留したという「塩浸温泉龍馬公園」にちょこっと立ち寄り、「猫駅員さん、今日はいるかしら」と昨日も寄った「嘉例川駅」にも寄り(にゃん太郎さん今日もお休みだった……残念……)。
 
最後は、「地図で見たら、なんか近いんだけど」と言いつつ向かってみた「犬飼滝」方面に。
 
いざ向かってみたら蛇行する道路がえらく遠回りな感じに連なっていて、全然「近く」ではなかったのだけど、でも寄って良かったな。
 
上から眺めた犬飼滝。遊歩道で近くまで行けるそう。 駐車場に隣接の、小さな展望台から眺めた犬飼滝。
 
和気清麻呂がここで遊び、明治維新の立役者「坂本龍馬」も眺めたという由緒のある滝だそう。
 
駐車場のすぐ脇から遊歩道が延びていて、滝のそばまで行けるみたいだったけれど、高低差がけっこうありそうだったので近くまで行くのは諦めた。
 
和気神社は、狛犬ではなく狛豬なんですねー。 で、和気清麻呂繋がりで「和気神社」参拝。
 
奈良時代、道鏡に都を追われた和気清麻呂が、再び都に呼び戻されるまでの日々をこの周辺で過ごしたと伝えられているのだそう。
 
その和気清麻呂を祭った神社で、御利益は交通安全、学問、建築。
 
ここの狛犬は、犬ではなくて「豬」。
 
和気清麻呂公の災難を救い、道先案内を務めたのが白猪だったから、なのだそう。
 
境内には、白豬の「和気ちゃん」がいて、交通安全のお守りも「猪突猛進」と書かれた豬柄のものだったりと、ユニークな神社だった。
 
この神社、どこかで見たことがあるなと思っていたら、隣接の公園が「和気公園藤まつり」で有名なところだった。
 
見頃はGWの頃みたい。一度見てみたいなーと思いつつ、予定より早めに鹿児島空港に帰還した。

ラウンジさつまあげ

レンタカー返して、スーツケースはとっとと預けて、あとは搭乗まで空港近くの「Barrel Valley Praha&Gen」でも見に行って時間潰す?なんて話していたところ、「空席がございますので、早い便への御変更も可能です」とのこと。
 
留守番の息子から「体調崩したー」と連絡があったこともあり、これ幸いと早い便に替えてもらうことにした。
 
そういうことなら、と、空港内のショップをさくさく見て、早め夕食(それとも遅めのおやつ?)にとさつまあげを何個か買って、空港ラウンジに。

鹿児島空港「揚立屋」でお買い物
ハムたまご天
チーズベーコン天
さつまいも天
2×\180
2×\165
2×\140

ハムたまご天がすっごく美味しかったのでした こんな感じに、「からあげクン」的容器に1人分ずつ詰めてくれた、さつまあげ。
 
普通のさつまあげの中に角切りさつまいもを入れた「さつまいも天」は良く見るもの(シンプルながら美味しくてすきー♪)。
 
でも、チーズ天の周りにベーコンをぐるりと一周巻いた風な「チーズベーコン天」と、ゆで卵が1個まるっと入った新商品の「ハムたまご天」はなかなかのインパクト。
 
ビールに素晴らしく似合うものばかりで、
「やっとビール飲めたねー!おつかれさまー!」
かんぱーい!と、ついつい2杯飲み干してしまった。
 
で、まだ明るいうちに発つ飛行機に乗り、午後8時過ぎに羽田に到着。
 
家に帰ると、昼の間、寝まくっていたらしい息子は「冷凍庫のうどん3玉食べたら、なんか元気になったー」と思いのほか元気な顔なのだった。やれやれ。
 
どこかにマイル、楽しかったなー。またいつか、「おお!ここ行くのは初めてだ!」みたいなところ、行ってみたいな。