ボローニャソーセージ&目玉焼き
ミルクティー
昨日からちょい風邪気味の私。
昨夜、私が布団に入ってごろんごろんしている間、だんなは台所でガサガサとパン焼き機をセットしてくれた。
「えーっと、水は400ml……」
ウソだ、そんなに入らないぞ。
「……うぉ、違った、これは強力粉の分量……よし、これでおっけー」
大丈夫かなぁ。
「スイッチ入れて……あれ?おゆきさーん、最後に"スタート"押さなきゃいけないんだよねぇ?」
そうそう、スタート押して……って、押してなかったんかーい!危ないなぁ、もう。
ともあれ、明け方には香ばしい匂いが家中に漂い始め、めでたく食パンが焼き上がった。
まだ温かいそれをざくざくと切り、バターつけて囓る。更に、ボローニャソーセージと目玉焼き。お供に甘くしたミルクティー。活力の沸いてきそうな朝飯だ。
土曜日からの模様替え、まだまだ続行中。身体の不調も続行中で、とりあえず今日はのんびりのんびり小休止しながら家の片づけ。
ホットミルク
ヨーグルト
喉いたーい。頭おもーい。身体、ぞくぞーく。
「風邪には、甘いものが一番だよなぁ」
と全く根拠のないことを呟きながら、トーストにジャムとバター。ホットミルクにはラム酒と砂糖を落とし、ヨーグルトにはハチミツ少々。
「乳製品も大切だよなぁ」
と、風邪を治すというよりは、単に自分の好みを呟いて、乳製品たっぷりのお昼御飯を一人で食す。
自家製パンは、やはり美味しい。焼きたても格別だけど、トーストにしたパンは雑味がなくてこれまたいける。このパン厚切りにしてピザトーストにでもした日には、涙ちょちょぎれそうだ。
豚肉と葱のスープ
アイスウーロン茶
昼過ぎて、「そろそろ動けるかなー?」と全力で作業していたら、夕方になって力尽きた。
「飯……作れない……」
とくたばっていたところ、だんなが帰宅。冷蔵庫の中身をちゃちゃちゃっと見て、中華丼を作ってくれた。鶏肉とイカ、にんにくの芽が入ってるやつ。私は突っ伏しながら「ありがとー、ありがとー」と感謝しまくりつつこたつの中から台所のだんなを見守る。ついでに息子もだんなの脇に立ってだんなを見守る(単に邪魔しているという見方もあり)。
ドンゲレガチャーン(←なんか落としたらしい)
「おとーさん、おとーさん、だいじょぶー?」
「……いや、ダメ……」
「"だめ"じゃないのー!……だいじょぶー?」
「はいはい、大丈夫よ」
「そっかー!よかったー」
"大丈夫"を強要する息子。息子の頭の中には「大丈夫?」という疑問文はインプットされているらしいけど、答えは一通りしか認識できないものらしい。確かにいつも、「だいじょぶー?」と聞かれても「うん、大丈夫よー」としか答えてなかったわなー。そりゃしょうがないわなー。
ともあれ、大丈夫だったらしい。目の前にはにんにくの香り豊かな丼飯がどどんと出てきたのであった。良く見ると、イカには綺麗に格子に隠し包丁まで入っているのである。ゲソもたっぷり。帰ってきてから適当に作ってくれた割にはすごく美味しそうで、実際すごい美味しかったのだ。
「おゆきさん、体調悪いんだから少なめにしとこうね」
とせっかく軽めに盛りつけてもらったのに、ちゃっかりお代わりしちゃったりして。
海苔の佃煮
ほうじ茶
本日、やや寝坊気味。
「起きなきゃ〜」
「起きなきゃ〜」
「がんばらなきゃ〜」
とがさがさと起き出して、昨日の御飯を温めなおして卵御飯。卵割って醤油垂らしてぶっかけてかき混ぜるだけ。泣けるほど簡単な朝御飯だ。
「何か、お供はないかな」
とだんなと並んで冷蔵庫を覗きこみ、「牛肉の佃煮あるよ」「ん〜、別に開けなくても」「この漬物は」「あ、アウトだ……」などと物色した挙げ句、海苔の佃煮を発掘した。佃煮つまみつつ、卵御飯をぐわーっとかきこむ。バタバタする朝には有り難く、準備5分食事5分の食事となった。
いや、でも、やっぱりベーコンエッグとか味噌汁とかがある方が食事としては嬉しいかな。嬉しいよな。
アイスミルクティー
微量に風邪気味続行中の今日。
幸い、本来出勤日の今日は教授の都合でお休みだ。なんでもデンマークに行くとか何とか行っていたけど、果たして本当に行けたのだろうか。「パスポート無くしちゃって」なんてことになっていそうで、ちょっと怖い。
一人でぼへぼへとしていると、お義母さんがやってきた。
「ほほほほほ、サティで色々安かったのよぉ〜」
今日もパワフルだ。自転車の籠には苺4パックに大量の干し椎茸、トマトにほうれん草に花、とこれでもかと物が詰め込まれていた。ありがたく苺や干し椎茸をお裾分けしてもらう。ていうか、私が不在だったら苺4パック、家族3人で喰うんですかお義母さま……(ていうか、冷蔵庫に入るんですか、お義母さま……)。義母の買い物は、いつもダイナミックなのだった。
パン焼き機が我が家の装備品の1つになってからというもの、パンはいつでも常備されるようになった。余ったやつは冷凍しておけばいつでも喰えるし。一人の昼御飯は、昨日焼いた食パンでピザトーストにすることにした。
厚切りパンにピザソースをたっぷり敷いて、ベーコンとトマトと玉ねぎとピーマンをぺろぺろっと散らす。ピザ用チーズをひとつかみ、がばっと掴んで上に乗せ、あとはオーブンでこんがり焼くだけだ。もらったばかりのトマトを早速使うことにした。
トーストを焼いている間に、ティーオレを作る。濃いめにいれたアッサムティーに砂糖少量溶かしておいて、氷をぎっしり詰めたグラスの上から一気に注ぐ。紅茶と同量くらいの牛乳を入れてミルク味濃厚なアイスミルクティー。
ぴよーんとチーズが伸びまくるピザトースト、じっくり焼いたら良い感じに香ばしく美味しくなった。これでもかとたっぷり積み上げたチーズの多さが密かに嬉しかったりして。
タンドリーチキン
ビール、缶チューハイ
まだ、ちょっとばかり不調だったりした。
「なんか、こう、ガツンとスパイス効いたもの喰って病原菌を吹き飛ばしたいって感じ」
と、鶏肉を買ってきた。ついでに、昨夜見ていた「あいのり」の影響で
「タコスも良いよなぁ〜」
とタコスの材料も買ってきてしまった。"タコスはメキシコだし、タンドリーチキンはインドだし、ジャンルとしてなんか間違ってるような"と思いながらも、今日はタコスとタンドリーチキン。
鶏肉は、カレー粉やらチリパウダーやらその他コリアンダーやらクミンやらターメリックやら、そのテのスパイスを総動員して揉みこんでおく。ビニール袋に入れたスパイスと鶏肉に、生姜やにんにく、ヨーグルトやレモン汁もついでに放りこんでよっく揉んでから、とりあえず冷蔵庫で寝かせておく。あとは、焼くだけ。
タコスは、パリパリしたタコシェルを買ってきた。市販のタコスパイスで牛肉を炒め、レタスやトマトは刻んでおき、チーズと一緒に準備しておく。あとはタコシェルに具を詰めてソースをかけたらできあがり。簡単な割にそれなりに異国チックな味が楽しめて、タコスは大好きだ。番組に出ていたそれは、トマトだのレタスだの入ってるきらびやかなものじゃなくて、肉だけを柔らかい皮で包むものだったり、肉とパイナップルを包むものだったりして、それはそれでものすごく美味しそうだった。メキシコいいなぁ、行ってみたいぞ(←タコス食べるだけのために?)
どうも貧乏性なのか(?)、タコスとか生春巻とかするときは、ひたすらにそればっか食べる事に幸せを感じてしまったりする。タコスは1個2個に留めておいて、サラダだのメインディッシュだのスープだのをちゃんと用意する方が"お洒落"なんだろうなぁとは思う。でも、4個も5個もタコスばっか喰っていいよという夕食の方が、私は幸せだったりするんだなぁ。というわけで、タコス。とにかくタコス。ひたすらタコス。
タコシェルを電子レンジで軽く温め、そこに肉を詰め、レタスを詰め、トマトを乗せてチーズを散らしてタコスソースをぶっかけて、こぼれないうちに急いでかぶりつく。タコスを横にしたら端から色々落っこちてしまうので、自分の顔を真横に持ってきて、ガブリといく。あまり美しい食べ方じゃない。
スパイシーな肉は香ばしく、レタスのシャキシャキとかトマトの甘酸っぱさとかチーズのコクとか、色々合わさって何とも微妙な味になる。じんわり舌に残る辛さがまた心地良い。タコシェルをあっためては詰めて喰い、あっためては詰めて喰い、今日も呆れるほど食べてしまった。気がついたら、「病気ふっとばしのためにスパイシーなものにしよう」という趣旨だったのに、準備している頃から体調は万全になっていたりして。
カフェオレ
昨日の昼間、「ほほほほほ」と我が家を訪れたお義母さんは、「ほほほほ、お裾分け♪」と"丸ごとバナナ"2本を置いていった。なんでも1本100円だったそうで、自転車の籠の中には更に2本の丸ごとバナナが突っ込まれていた記憶がある。
こういうお義母さんの息子だからして、だんなもまた「安かったらまとめ買い」のポリシーをしっかり受け継いでいるのであった。
「今、ハミングのストック1つしかないんだよ〜。あ、あとサランラップも残り少ないの」
と、君は主婦か。いや、私よりきっと主婦だ、確実に。
で、"丸ごとバナナ"は昨日おやつに喰おうと思って忘れていたのであった。それを知っただんな、何やら昨夜から嬉しそうだ。
「明日の朝は、丸ごとバナナ〜♪」
とか歌いながら寝てしまった。2本しかないので、家族3人で適当に切り分けて喰う。なんだか甘ったるい朝御飯になってしまったが、気にしない。
学生の頃から"丸ごとバナナ"は大好物だ。バナナの入っていない隅っこのあたりが、さりげなく好物だったりする。クリームばっかり、もはっと入っているところが何となく嬉しかったりして。鼻にクリームつけそうになりながらハグハグ喰うのがすごく幸せ。
上質な生クリーム使ってるとはあまり思えないのである。値段からして、植物性油脂もかなり混入しているクリームなんだろーなーとは思う。でも、どうも憎めないのだ"丸ごとバナナ"。
ちなみに"丸ごとイチゴ"も喰ったことあるけど、やっぱりバナナのほうが好みだったりした。
アイスカフェオレ
タコスの具が余ったら、タコライス。
タコライス作りたいばかりに、ついつい肉とかレタスとか多めに用意してしまう自分がいたりして、案の定、昨日は500gの肉をせっせと炒めてしまったのだった。
今朝は保育園に息子を連れていく準備をしていたところで仕事の電話があって、長話している間にタイミングを逸らしてしまったので、あえなく息子は本日保育園休園。二人でタコライスを堪能することになった。
炊きたて御飯にレタスをたっぷり敷き詰めて、スパイシーなひき肉散らしてトマトとチーズをトッピング。美しくソースもかけて、あとはかき混ぜつつわっしわっしと食べていく。生のレタスや生のトマトが混ざる御飯というのは、深く考えると何だか不気味な気もするけれど、これが妙に美味しい。白米を愛する日本人としては密かに「タコスよりタコライスの方が美味しいような気がする……」とまで思ってしまう。
目の前の息子はというと、えらい勢いでタコライスに食いついているのであった。チーズを手でつまみ、トマトをスプーンですくい、肉をつついたり、でも今ひとつ食べ方がわからないらしい。
「こうやってね、混ぜて食べるんだよ」
「まぜるのー?」
「はい、混ざったよー。このまま食べてみ」
「……おお〜!おいしーねー!」
"混ぜて食べる"を理解してからは、怒濤の勢いでタコライスを口に流し込み始めた。子供にはちょっと辛いかなぁと心配もしたけど、全くお構いなしだ。時々、具をつまんでは聞いてくる。
「これは?」
「それは、トマト」
「こっちは?」
「これはレタス」
「これ、なーに?」
「それはお肉だよ」
色とりどりの具が楽しいらしい。色々聞いた挙げ句、最後にスプーンでがばっと皿の中身をすくって、聞いてきた。
「これは?」
「これは、タコライス。レタスやお肉使って"タコライス"という料理にするの」
「ふーん、そっかー」
……わかってくれたかなぁ。
「これはー、おにく。れたす。とまと。ちーず。そしてー、たこらいす」
具を指さし確認しつつ話した最後の彼の手は、白い御飯の部分を指さしていた。
い、いや、違う。御飯は御飯で、タコライスは料理そのものの名前で……。
「ち、違うよ。それは御飯だよ。これ全部が、タコライス」
「これがー、たこらいす」
「だからそこんとこは、御飯〜」
「たこらいす、たこらいす」
「違うって……」
なんか"タコライス"を別な意味でインプットしてしまった気が、激しく。幼児教育って難しい。
ガーリック王国
フライドポテト
ダイエットコーク
最近、だんなは激ジョブらしい。
「木曜日は、とにかく早く帰ってくるから」
と昨日言われ、「なんで?」と少々真剣に悩んだ後でホワイトデーだった事に気がついた。そっか、明日はホワイトデーか。
で、「夕飯は簡単でいーやなー」と午後からずっと真剣に仕事をし続け、気が付いたら午後7時を回っていた。「おなか、すいたなー」と背後で言った息子の言葉でやっと気が付いたくらいだ。すまんすまん、息子、すまん。
見ると、郵便受けから持ってきたらしいピザのチラシをぴらぴらさせている息子なのだった。
「ほら、ほら、ぽてと、のってるよー」
と広げ始め、「かーちゃんは、どれがいい〜?ぼくはぁ〜」とおもむろに品定めし始めた。え、ピザ喰うんですか?いや、別にいいけど、その方が多分早く夕飯にありつけるだろうし。と、二人で広告を眺め、新発売の「ガーリック王国」なるピザを注文。それとポテト。冷蔵庫に入っていたダイエットコークを発掘してピザの到着をしばし待つ。
これでもかとガーリックが散らされているわ、生地にはチーズがサンドされているわ、それはそれはごっついピザだった。心なしか、トッピングされているウィンナーまでにんにく臭い。こってり濃厚な油こってりピザを息子とギトギトになりながら食べまくる。コーラが進んでたまらない。
こういうピザ、CMとか見ると無性に食べたくて食べたくてたまらなくなるんだけど、2切れくらい食べると「あー、もう2ヶ月くらい食べなくていいや……」と思っちゃうのよね。思っちゃうけどまた食べちゃうんだわー。
ボローニャソーセージと目玉焼き
アイスカフェオレ
あれは美味しいかこれは美味しいかと、パン焼き機メニューを模索している今日この頃。
本当はコーン入りとか牛乳入りとか生クリーム入りとかやってみたいんだけど、タイマーセットすると腐敗するかもということで、なかなか「具入り」はチャレンジできないのであった。うー、牛乳たっぷりパンなんて、是非作りたいところだけど……夜寝る時に焼くかなぁ、昼間に焼くかなぁ。でも、半端な時間に何とも香ばしい香りが家中に広がってもちょっと困ってしまう。深夜2時に焼き上がったパンの香りが漂ってきた日には……なんか良い夢が見られそうな。
というわけで、今日はフランスパン風食パンを焼いてみた。材料はそれほど違いはないものの、朝になって焼き上がったパンは、確かに表面がバリバリパリパリとしたフランスパンチックなものだった。形状はいつもの食パンと同じだけど。
大きな塊を買ってきてあったボローニャソーセージをたっぷりスライスしてフライパンでこんがりと焼く。ついでに目玉焼きも作り。両方をパンの上に乗せてパターつけてはぐはぐと囓る。パンは御飯より腹持ちは良くないけれど、ソーセージや卵も一緒に厚切りのパンを囓れば、なかなかの食べ応えだ。皮の固いパンをバリバリ食べてしっかり噛みしめるのも、満腹感がじわじわと感じられて、これまた良い感じ。
本日、お仕事。最近、外食開拓に燃えている私は、今日も弁当類を買わずに出勤してみた。が、今日に限って激ジョブだ。昼になっても外に出る余裕がなく、気がついたら1時を過ぎていた。今から外に行ってもなぁ……と大学内の生協に文房具購入ついでに行ってみると、パンもおにぎりも、ろくなものが残っていない。かなりトホホな状況だ。
仕方ないので、新発売の「飲むフルーチェ いちご味」を買ってきた。
プリンシェイクだとか、マンゴプリンドリンクだとか、何かとけったいな飲料がたま〜に発売されるけど、「飲むフルーチェ」もかなり妙なドリンクだ。確かにフルーチェの味がするし、フルーチェ特有のぷるるん感が柔らかめではあるけれど感じられる。腹持ちが良くて、こういう時には良いかもしれない。
しかしながら、ぬくまった「飲むフルーチェ」は、あまり美味しいものじゃなかった。仕事しながらちびちび飲んで、数十分放置したところで最後の2口ばかりの残りを流し込む。室温にぽわんと温まったトロトロとしたフルーチェ味の物体。こ、今度はちゃんと冷えてる時に一気に飲もう。そうしよう。
ホワイトデーということで、忙しい中せかせかとだんなは帰ってきた。
「お土産あるからね〜♪」
と言って、持って帰ってきたのは「翠江堂」の苺大福。茅場町というか八丁堀というか、隅田川にほど近いところにある小さな小さな和菓子屋さんの苺大福だ。苺大福を語れるほどあれこれ食べているわけじゃないけど、今のところこれ以上美味しい苺大福は食べたことがない。私はもちろん、だんなも息子も大好物だ。
とりあえず、夕御飯。
ちょっと前に購入したししとうを何とかしなきゃと思い、豚肉と一緒に炒め合わせることにした。ソテー用の厚切り豚肉をざくざく切って塩をして、胡麻油でガガガッと炒める。薄切りにんにくを放り込み、ししとうを放り込み、あとは酒と醤油を絡めて水分を飛ばすようにあおればできあがり。にんにくがこれでもかと効いた醤油ダレは豚肉にもししとうにも良く似合う。確か、ケンタロウさんの本か何かで見かけたレシピだ。
それだけじゃ物足りないかと、安売りしていたローストビーフも買ってきた。刻んだほうれん草とトマト、薄切り玉ねぎとざくざく混ぜ合わせてローストビーフの添付のタレをかけてサラダにしちゃう。カレー粉をまぶしたバターで炒めたキャベツのスープと、御飯。それなりにたっぷり用意したおかずだったのに、ビールを片手にがんがん減り、御飯を片手にこれまた減り、あっという間に無くなった。作ったものが綺麗になくなっていくというのは、作り手にしてみればとても嬉しいことだ。
そして食後に苺大福。
なんでも、職場の女性軍にも買ってあげようと、だんなが音頭をとって集金したりしたらしい。「すんげぇ旨い苺大福なんですよー。自宅の奥さん娘さんにどうですかー?」なんて言って募ったりもしたようで、ほとんど「翠江堂」の回し者だ。で、昼休みに計26個の大福を、事前予約しておいて受け取りに行ったのだとか。我が家には、6個。
その店はかつてなく大変なことになっていたらしい。いつもは木箱にみっしりとたくさん詰まっている大福が、今日に限っては作るそばから無くなっていくらしい。いつもひっそりとした風情の店だけど、やっぱり苺大福はかなりの人に愛されているらしかった。見ると、いつもは1個1個丁寧にセロファンでくるまれてシールを貼られているそれが、今日に限ってはシールが貼られていない。セロファンも、軽くくるんでは箱に詰めて、という感じだ。確かに季節柄、ホワイトデーに苺大福はとても似合っているような気もする。
苺大福、職場の女性にそれはそれは大好評だったらしい。
「"さすが○○さん"って言われちゃったよ」(←どうもだんなは"美味しいものはこいつに聞け"という評価を得ているらしい)
と何やら照れているだんなだった。いや、さすがもなにも、その店を教えたのは私だ。そいでもって、私もまたこの日記を読んでくれている人に教えてもらったのだから威張れるものじゃない。
ともあれ、今日の苺大福もやっぱりそれはそれは美味しかったのだった。でっかい苺にふんわりとした優しい味のあんこ、薄くて柔らかい餅の皮。混ぜられている豆はほんのりと塩味で、程良いアクセントになっている。
6個買ってきてくれたそれを、今日もやっぱり
「明日になったら不味くなっちゃうしね」
なんて言いながら1人2個喰っちゃったのだった。息子も2個。それは食い過ぎだろう、と思いつつ。
洋梨のデニッシュ
アイスカフェオレ
今日は、パソコンの設定をしに、某事務所に行かなければならない。だんなもまた、「いつもより30分ばかり早く行くよー」なんて言っていて、バタバタとした朝御飯。
自家製パンも美味しいけど、たまには菓子パンも食べたいと思ってしまう。で、昨日の夕方菓子パン類を買ってきた。コーンマヨパンにカレーパン、チョココロネなどなど。アイスカフェオレを傍らに、もきゅもきゅと食べる。
さー、急いで急いでお出かけお出かけ。
メンチカツ定食 680円
人形町の某所で、パソコン設定のお仕事。メールの送信ができなくなったということだけど、めでたく数十分でトラブルは解消できた。人形町で一人昼飯を堪能しても良かったけど、どうせだったら誰かと一緒に食べたい。で、だんなに連絡して一緒に昼飯を食べることにした。
話によると、「毎日顔つきあわせてるのに、何もわざわざ外で一緒に御飯なんて食べなくても」という夫婦も少なくないらしい。結婚10年20年ならともかく、2年目くらいでもそういう心境になっちゃう人もいるのだと、だんなの仕事仲間が話していたとか。
私たちは何かと「職場の近くのこれこれこういう店、美味しいんだよー」なんてお互い話していたりする。機会があれば「今度一緒に行こう」などと言っていたりして、相変わらずらぶらぶなのだった。らぶらぶー。
「ゆすりたかりに来ました。一緒に御飯食べよー」
「ん、いいよ、何食べたい?」
「腹空いたので、こう、ガシガシと食べたい気分です」
「ふんふん」
「でー、和食とかよりは洋食が食べたい」
「じゃあ、わらじのような巨大メンチカツを喰いに行く?」
「行く〜♪」
というわけで、「洋食スイス」なるところへ連れていってもらった。目立たないビルの地階にある、こぢんまりとした古めかしい洋食屋さんだ。ランチセットを求めて、少々の行列もできちゃうくらいの人気の店だった。
「チキンカツとか、カツカレーもあるけど、初めて行く人はメンチカツ食べなきゃいけないんだ」
と、だんなは言う。た、食べなきゃいけないすか。じゃあ、私メンチカツね。
「Mサイズと、Lサイズがあります」
「わらじサイズは、どっち?」
「……M」
「じゃあ、Lは?」
「そりゃ、もう、すっごいサイズ。Mも皿からはみ出そうだけど、Lは完全にはみ出ている感じ」
「じゃ、じゃあ……とりあえずM……」
「うむ」
というわけで、「一体どんなものが出てくるんだ」と戦々恐々としながら680円のメンチカツセットを待つ。だんなは780円のチキンカツ。
果たして、やってきたのは「なんだこりゃあ!」と思ってしまうほどの巨大なメンチカツだった。それほど大きくない皿ではあるけど、円形の皿に刻みキャベツが盛られ、パセリが飾られ、それを覆うようにどかーんと巨大なメンチカツ(しかもけっこう分厚い)が鎮座ましましている。……こりゃ、確かに"わらじ"だわ。
テーブルの上のソースをだばだばだ〜とかけて食べる。玉ねぎたっぷりのメンチカツは、切ると肉汁がじゅわわわわ〜っと溢れてきてすごく良い感じだ。こんがり揚がったカツは、どこか懐かしい味がした。でも、何もこんなに巨大にしなくても、と思う。ざくっと細切りにして、それを更に3等分くらいにしないと口の中に収まらないのだ。さくさく切ってさくさく食べる。
だんなのチキンカツもまた、やっぱり巨大なのだった。鶏もも肉2枚つなげたんじゃないかというような大きさがある。それにもやっぱりソースをだばだばだ〜とかけて、食べる。
だんなの職場近辺、色々面白い店が多いらしい。
いつも店のおばちゃんが喧嘩腰で厨房と話をしている定食屋、とか、
食券を買ってから席につくまでに料理が既にテーブルに出てきてしまう定食屋、とか、
大盛りも特盛りも値段が変わらないカレー屋、とか、
これまた「いつか連れていってあげるね♪」と言われているのであった。喧嘩腰のおばちゃんを見に待ち合わせするの?いや、いいけどね。行くけどね。
葱味噌牛タン
ねぎタン塩
ガーリックハラミ
中落ちカルビ たれ
ピートロ塩だれ
柚子胡椒ギアラ
ピートロソーセージ
塩だれカルビ
サンチュ
にんにくホイル焼き
御飯小
石焼きそばめし
胡麻ねぎラーメン
バニラアイス
フローズンヨーグルト
牛角アイス
グラスビール×2
中ジョッキ
ゆずサワー
赤いオレンジジュース
カルピスウォーター
……を家族3人で。
2〜3日前から「焼き肉、焼き肉、焼き肉食べたい」とだんなが呟いている。
「じゃあ、週末行く?金曜日早く帰れるようなら行くつもりでいるけど」
と言ったところ、本当はすごく忙しいはずなのに、今日とっとと帰ってきた。午後8時半、いざいざ近所の焼き肉屋さん、チェーン店の「牛角」へ。そこそこ安くそこそこ美味しくそこそこお洒落。以前『Hanako』に「焼き肉界のスターバックス」なんて煽り文句がつけられていたけど、確かにそんな感じだ。手頃なので、ついつい足が向いてしまうのだった。たまに1皿無料券とか送られてくるし。
「昼にいっぱい食べたから、あまりお腹空いてないかもー」
と言いつつ、食べる食べる食べる。そして飲む。
怒濤の勢いでタン2皿を平らげ、カルビ喰うわハラミ喰うわ豚も外さないわウィンナーまで取るわ、余すところなく今日も食べまくってしまった。新しく登場したメニューに、柚子胡椒ものがある。肉にこってり柚子胡椒がまぶされて出てくるそれは、焼くとピリピリとした辛さと爽やかさがあって、なかなかいける。辛いけど、ものすごくビールが進む。
柔らかい練り味噌と葱を焼いた肉に絡める「葱味噌」ものも、ほの甘くて旨かった。おろしにんにくがこれでもかとまぶされたガーリックハラミも、一気に無くなった。
つい数ヶ月前までは、息子はそれほど焼き肉は食べられなかった。豆腐のサラダをつまんだりビビンバを食べたりするだけだったのに、最近、タンやカルビに興味津々だ。
「おにくー、これは、ぼくの、おにくー」
と炭火の上のタンを「俺のもの宣言」し、熱いカルビにも食らいついていた。いっちょまえにレモンを絞れと要求してくる。でもまだ、1人前も食べられない。
これが……そのうち1kgとか食べるようになっちゃうんだろうなぁ。行く末が怖い。
アイスウーロン茶
昨夜、どーも喉が痛いぞと思っていた。風呂を沸かすのがめんどくさくてシャワーを浴びるだけだった。
今朝起きてみると、喉はバリバリに腫れているし、洪水のように鼻水は出ているし、数日前に完治したはずの風邪がぶりかえしてしまっていた。あーあ、もう、我ながら何やってんだか。せっかくの休日に嘆かわしい限りだ。
頭がぼわぼわして、自分で自分の身体を触っても表皮に薄綿がまとわりついているような嫌〜な感触。やる気は出ないし、気力は減退する一方だし、息苦しいので寝ていることもできないのに起きていることもままならず、かなり最悪だ。
でも、食欲は、ある。
「だんな〜だんな〜、ごめんね〜。……ぶたにんにくおじやが、たべたいな〜」
とリクエストして、おじやを煮てもらった。
「……ぬぅ、私のスペシャリテを注文するとは、やりますね、おゆきさん」
と苦笑しながら作ってもらった豚にんにくおじや。一人用の小さな土鍋に、たっぷりのおじやがやってきた。
作り方は、簡単なのである。
- にんにくをたっぷり(御飯1膳に2〜3かけくらい)薄切りにし、薄切り豚肉、御飯、水と共に火にかける。
- ことこと煮込む。
- 塩と醤油で調味。
- 胡麻油をちょこっと垂らす。卵も落としたりすると、これまた美味しい。
こたつに収まっていた私の目の前に、土鍋がごとんとやってきた。目の前でだんなが蓋を開けると、そこには半熟の卵が白く光っている。ちょっと塩味が程良い旨味で、厚めのにんにくは栗のような食感。豚肉もこれでもかとざくざく入っていた。もうもう、喉は痛いけど涙ちょちょぎれるほど美味しいのである。茶碗に3杯分ほどもあるそれを、一人で一気食い。
「だんな、だんな、美味しいよ美味しいよ」
「そうか、それは良かった」
「あのね、今まで作ってくれた料理の中で、一番美味しいかもしんないよ」
「……」
手間かけて作ってくれたグラタンとか、ミートソースとか、天ぷらとかカニクリームコロッケとか、そういうものを差し置いて「これが一番」と言った私を前に、だんなはちょっと複雑な顔をしていた。
いやでも、毎日これ食べてもいいなと思うほど美味しかったのだ。本当に。
栗入りプリン
大学3年生、現在就職活動中の義妹が、「相談があるのー」と称して遊びにやってきた。
どういう会社に行くべきか、どういう業種が合っているのか、悩んで助言を求めに来たらしい。心配するあまりにお義父さんやお義母さんも色々言ってくるらしく、ストレスたまりまくってるらしかった。まぁ、外野は色々言うものだ。公務員が一番とか、大企業に入るのが何よりだとか、その業種は良くないだとか。
私も、なんとなくそのつもりになって大企業に就職したものの、歯車として動くのはつくづく性に合わないと思い知らされて、5年で辞めた。そういうとこで上手くやって着々と自分の居場所を作っていく人もいるし、イヤだイヤだと思いつつ定年まで勤める人もいる。そういうのって、自分でもやってみなきゃ分からないことでもあるし、「こうするのが良いよ」なんて、簡単には言えないものなのだった。
で、結局ろくな助言ができなかった。「やっぱりね、自分の意志が一番大切なんだから、ね」と、自分はみのもんたか、みたいな。
義妹をまじえて、みんなでおやつ。
昨日、マンゴプリン探索ついでにマンゴプリンと共に買ってきた「ケーニヒスクローネ」のプリンを皆で食す。小さく切った栗がざくざく入ったカスタードプリンは、ホイルで出来た薄っぺらい容器に収まっている。とろんふわんとした食感で、バニラビーンズたっぷり。鼻は効かないけど、舌にはしっかり美味しかった。
悩みも何もかも、甘いもの食べるとふっとんじゃうのよねぇ。もぐもぐ。
長ねぎの味噌汁
ほうじ茶
「親子丼とか、食べられる?」
「うん、食べる〜」
「でなきゃ……ひつまぶしとか」
「ひつまぶしも、喰える〜」
要は、何でも食べられる私なのだった。喰えなくなったら終わりである。
で、「とりあえずマーケット見てくるよ〜」とだんなは夕方買い出しに行ってくれたのだった。
戻ってきたときには、「マグロが、とにかく安かったんだよ」とマグロのサクを持っていた。2切れ入って350円くらいだったらしい。
「ねぎとろ丼に、するからね」
と両手に包丁を持って、とてとてと叩きにしている。今日の夕飯は、ねぎとろ丼。
炊きたて御飯にどかっとマグロを乗せ、葱を散らして海苔ふりかける。わさびと一緒に醤油をだばだ〜とかけたら、即座に食べる。さっぱりと冷たいマグロは、ぼわぼわと腫れている喉にも心地よかった。風邪ひきの時には、タレが染みたような御飯が特に美味しく感じられる。
「甘草湯」飲んだり「小青竜湯」飲んでみたり、香港で昔買った風邪薬飲んでみたり、ルル飲んでみたり。「漢方だったら風邪薬と併用しても、大丈夫〜」なんて適当な事を言いながら重ね飲みしちゃう。
テレビでは、いつも見ているテレビ東京の「アド街ック天国」。今日はなんと高松特集で、うどん屋があれこれと登場した。先週の予告で知った我が家ではビデオまでセットして、まるで自分たちの故郷が出ているかのようにわくわくしながら番組鑑賞。
「ああっ"あたりや"だ〜」
「"谷川米穀店"だ!」
「あああああっ、"池上"だぁ〜」
と、もうもう大騒ぎ。結果、十数店登場したうどん屋で、行ったことないのは1軒だけだった。画面にそのうどんの映像が出るだけで、その味が口の中にもわわわわん、と蘇ってくる。そうそう、あのだしがね、あの天ぷらがね、あうあう……。
冷茶
昨日から風邪ぶりかえし中の私。寝室にティッシュ持ち込み、ゴミ箱もセットし、1箱分以上のティッシュが塵と消えていっている。鼻水がとまりません。ぐずぐずぐずぐず。
しかも、だんなまでも同じ症状になってきた。
「私はね、今、69ダメ〜くらいです」
「僕は65ダメ〜くらいです」
「そりゃヤバイですね」
「ヤバイ……ですか?」
「ヤバイです」
元気なのは息子だけ。これが一番困ってしまう。大人が一人元気だったらどうにでもなるけど、子供一人が元気というのは……お互いに不幸だ。
私が「美味しい美味しい超美味しい」と騒いだものだから、朝御飯は昨日に引き続き「豚にんにくおじや」。美味しすぎるから、病気の時以外は食べないようにしなければ、というくらい美味しい。風邪ひきの特権という感じの「豚にんにくおじや」だ。
今日は大きな土鍋にたっぷりと豚にんにくおじや。どばどばと大量のにんにくが投入され、豚肉もたっぷり。塩と醤油の旨味が染み込んだ御飯からは全面的ににんにくの香りが漂ってきて、今日もこれまた良い感じだった。はふはふ言いながらこたつで食べる。さすがに桜が咲き始めた今、こたつはマズイんじゃないかと思いながら。(そろそろ片づけよう……)
アイスカフェオレ
朝飯→寝る→昼飯→寝る→夕飯→寝る、と「食べる」と「寝る」以外は「ちょっと本を読む」「ちょっとパソコンに触る」という一日。薬の所為か、寝ても寝ても寝足りない。
数日前から「たらこスパ、たらこスパ」と騒いでいたら、だんなが昨日、たらこを買ってきてくれた。寝まくっているというのにきっちり食べられる自分が頼もしいやら、情けないやら、でも、しっかり食べる。
たらこの薄皮を剥がしてほぐし、酒と昆布茶をまぶして潰さないようにかき混ぜる。盛りつけ皿に1人分のバター(20gくらい?)をどどどーんと乗せ、ほぐしたたらこを適当に取り分ける。パスタが茹で上がるまで、バターをペースト状に練りあわせてたらこペーストと混ぜておく。茹で上がったパスタをどりゃーっと乗せ、まんべんなく絡ませたらできあがり。鍋はパスタを茹でるためのものしか使わない、簡単極まりないパスタだ。上からたっぷり海苔を散らして、いただきます。
鼻が効かなくても、バターの甘味とかたらこの磯臭さはしみじみと美味しく思える。シンプルな味なのに、いっくらでも食べられそうな(で、実際食べられちゃう)危険なパスタだ。
(豚バラ肉・白菜・長ねぎ・うどん)
冷茶
「なんか寒気がしてきたよ」
と、危険なことを言い出した我が夫。
「じゃあ、そろそろ季節も終わりだけど鍋かなー、豚味噌鍋」
と、今季最後になるかもしれない豚味噌鍋。
いつもより心もち少なめの豚バラ肉に白菜、長ねぎをざくざくと切って準備。酒は飲まずに冷茶を片手に、うどんを最初から放り込みつつ肉や白菜をがふがふと囓っていく。酒粕が入る鍋料理はこういう時にありがたい。そのうち身体がぽかぽかしてきて、風邪も治りそうな気分になってくる。
「肉ならいくらでも食べられる」
「うどんならいくらでも食べられる」
と、病人らしからぬ事をほざきつつ、しっかり食べた鍋料理。
今のとこ、63ダメーくらいかしら。