大根の味噌汁
御飯
麦茶
昨夜の刺身の残りがある。それを食べよう、と、味噌汁と御飯も出した。「朝メシは御飯が嬉しいなぁ」というだんなは、なんだかとても嬉しそうだった。そういえば、御飯の朝食はやたらと久しぶりだ。
夕べの残りものではあったけど、お魚とか味噌汁とかがある朝御飯は良い感じ。これで温泉玉子なんかがあったら、いっそう素晴らしいことだ。
実はここ数日、家にいる時はず〜〜〜〜っと端末に向かって、ちまちまちまちまとした作業を行っていた。
これまで3つの会社のサーバーに分散して置いていた合計30M弱のホームページファイルを1つのサーバーに一本化するという作業だ。
ホームページ開設当初は「まっさかこんなファイル100個も越えないだろう」と思って適当につけたファイル名はとっくに100を過ぎて、その名前はぐちゃぐちゃになり、画像フォルダもなし崩し的に年に1つずつ増加していくという有様。何だか自分家のタンスがぐっちゃぐちゃみたいな気分で、ず〜〜〜〜っと気分が悪かった。で、画像とhtmlファイルとの整合性を確認しつつ、300以上の画像ファイルの名前を1つずつ手作業で変えたりだとか、リンクの確認をしたりとか、地道すぎる作業が続いていた。
で、やっとこの度「外堀埋め」が完了し、ついに取ってしまいました「seria-yuki.com」。これで、そう簡単にサイト閉鎖はできなくなったぞ、と自分の逃げ道をふさぐ形になってしまった。後悔はしないぞ、しないとも。
そういうわけで、今日の夕方までずーっと作業し続けだった。cgiの引越が泣けるほど大変で、ファイルの片づけが全て済んだのは午後5時過ぎ。昼飯も大急ぎでカップラーメンをかっこむだけになった。
もう1ヶ月ほど前に、「だんなが食べるかな?」と買ってきた「新京本店 まるごと粒にんにくラーメン」。真空パックの粒にんにくが3かけついてくる。輪切りの唐辛子がざくざく入るスープはやたらと辛く、スープは今ひとつコクがない。これがウリの「粒にんにく」は、何だか酸味があって今ひとつ美味しさがなかったし。
「あー、くそっ、このファイル名さえこんなにぐちゃぐちゃじゃなかったらっ……(そしたら美味しいカレーでも食べに行くのにっ)」
と悪態つきながら作業。とりあえず綺麗になったのでシアワセです。
(必死で確認しましたが、どっかにデッドリンクなとこがあったらどうかどうか教えてくだされ……)
牛肉と舞茸の中華炒め
白菜と干し海老の中華スープ
羽釜御飯
梅酒、麦茶
娘が何をやってるかも知らない母は、
「まったくもー、あんたはいっつもパソコンの前ばっかりで」
と言う。いや、だって、独自ドメイン取ってね……と言っても伝わりゃしないのだ。
今日は中華な夕御飯。薄切り牛肉と舞茸と赤ピーマンをオイスターソースベースでザザッと炒める。干し海老がざくざく入る、紹興酒の香りのスープ。御飯。それだけじゃ食卓が物足りなかったのでタコチップとタコソースを出し、冷えたビールが冷蔵庫になかったので、代わりに梅酒。何だか一気に食卓のバランスは崩れた。タコチップに梅酒という組み合わせがそもそも相当異様だ。
舞茸は和のだし汁に一番似合う気がするけど、クリームベースのパスタにしても、オイスターソースで炒めても、どうやっても美味しい。あの独特な芳香が、私としては松茸よりも心地よかったりして。冬の鍋物にも、もう最高。舞茸の吸い物は、母の郷里の秋田ではごくごく当たり前にしょっちゅう出てくるので、それで好きになったのかもしれない。
コーンロール
クリームパン
ミルクティー
昨夜遅く帰ってきただんな。今朝はまだまだ眠かったらしく、鳴った目覚まし時計を寸殺して(いや、壊しちゃいないけど)また眠りについてしまった。私もずるずるとそのまま二度寝。1時間ほどしてぱたぱたとだんなが出かけていった後、息子を起こして時間がないのでヨーグルトだけ食べさせて保育園に連れていった。
だんなは仕事、母は休み、私も休み。私は本当は仕事の日だけど、教授が「蕎麦とゴルフの会」なる面妖な会にお出かけなのだった。
保育園からの帰り際、近所のパン屋で数個のパンを買ってきた。母の好きそうなブルーベリーパンに、私の好みのコーンマヨネーズパンとクリームパン。「ティ・オレ」なるミルクティー用の紅茶の葉を鍋に入れ、濃いめ濃いめのミルクティーをいれた。
「ん、ミルクティー美味しいわねぇ」
「おかわりあるよ」
と妙に静かな朝御飯。
エッグカレー
母に
「こないだ言ってた、近所のカレー屋さんってとこに行かない?」
と誘われた。「高円寺ナイルカレー」のことだ。お昼は一緒にカレー屋にお出かけ。
11時半開店のこの店、11時40分に行くと、既に1人、おっちゃんがカウンターに座っていた。私と母もカウンターにつくと、それからちらちらと1人客、2人客、と店は埋まっていく。相変わらず静かに人気がある店だ。古いレコードのジャケットが飾られる店内にはジャズが流れ、床もテーブルも椅子も、全部木製で木目があたたかい感じ。素焼きのそろいの和食器もステキだ。
母はオムライス、私はエッグカレー。オムライスは、ライスを"えびめし"か"チキンライス"かを選択でき、かけるソースもケチャップかカレーかを選択できる。やはり基本は「チキンライスにカレーがけ」だろうか。「えびめしにカレーがけ」も相当旨い。
同じくこの地域にあるカレー屋さん、「Shiba」のカレーは母には不評だった。これでもかとスパイスが入り、酸味すらあるサラサラのカレーはエスニック料理などが苦手な母には全く口に合わなかったらしい。「高円寺ナイルカレー」のものは、
「あ、あら、こんなに黒いのに辛くないのね」
「美味しいわ、ちょっと、そっち、頂戴」
と人の皿にまでスプーンを伸ばしてきた。
相変わらず、黒い黒いカレーなのである。スパイスっぽい味はほとんどなく、後味にじんわりと辛さが広がる甘いカレーは、元はといえばここの店主の叔父さんが高円寺で開いていた店の味なのだという。叔父さんが引退するにあたり、「この味を無くしてしまうのはもったいない」と教えをうけて、そして開いたのが稲毛にある「高円寺ナイルカレー」なのだった。そう思って食べると、確かに中央線的な味がする。
("中央線的"な意味を知りたい人は『中央線なヒト』なぞを読むと、よっくわかるかもしれませんです。ニヤニヤしながら読んでしまいましたことです。いいなぁ、中央線。住みたいなぁ……←阿佐ヶ谷あたりがベスト)
牛肉と舞茸の中華炒め(昨夜の残り)
水菜とじゃこのサラダ
夏野菜のサラダ
白菜の中華スープ(昨夜の残り)
羽釜御飯
ビール
枇杷
昨夜の残りのおかずやスープがたっぷりある。
昼にカレーを喰ったあとに千葉三越方面へでかけていった母は、山盛りのサラダを買ってきた。
ちゃちゃちゃと簡単に数品用意して、至極らくちんな夕御飯。
最近は穴子がシーズンのようで、さばいた生のやつがよく売られている。それはやや良い値段だが、かば焼きにしてざく切りされた穴子は妙に安い。「中国産」とか書いてある。安いので、ついつい買ってきてみてしまった。茶碗蒸しにたっぷり混ぜて作るというのも美味しそうだったけど、それより簡単に柳川風に煮てしまうことに。
小さめのフライパンにささがきゴボウを並べ、穴子を散らし、醤油と味醂で味をつけただし汁をひたひたに注ぐ。しばらく火を通して水分を飛ばしてから卵でとじてできあがり。御飯にやたらと合うおかずになった。
そして、水菜をちりめんじゃこと一緒にサラダにすることに。大きなボウルに醤油と胡麻油と酢を大さじ1くらいずつ放り込んでざっとかき混ぜ、炒り胡麻と一緒にちりめんじゃこを放り込み、更に水菜のざく切りも放り込み、あとは軽く混ぜるだけ。生の水菜はシャキシャキとして歯ごたえは良いし香りも良いし、いくらでも食べられそうだ。
肉あり魚あり野菜あり、とけっこう豪華な食卓になった。
デザートは、旬到来の枇杷。
「俺、好きな果物のベストスリーに入ってるかも」
という枇杷愛好者のだんなのために、最近せっせと買ってきている。
ハズレの枇杷はしぶくて食べられたもんじゃないけど、桃ともプラムとも違う独特の果肉の味とか歯ごたえとか、やっぱり美味しいと思う。1人2個。
コーンパン
チョコクロワッサン
カフェオレ
今日は、お仕事。
「御飯が、いいなぁ〜」
というだんなの進言は丁重に無視して(いや、無視じゃないのよ、ホントよ、だんな……)、パン買ってきた。出勤の日の朝に御飯というのは、茶碗洗ったり味噌汁椀洗ったり小皿洗ったりとすっっごく大変なのだ。パンだと皿1枚で済むのだ。すまん、だんな。
数年前からパン界の流行アイテムである「コーンパン」は、近くのパン屋「サンジェルマン」でも最近になって定番商品となったらしい。1個80円。行列ができた挙げ句に即座に売り切れる「Johan」のものと比べるとさすがに風味とか歯触りとかが落ちるけど、並ばずに手軽にそのへんで買ってこられるのが嬉しい。
鰹のたたき定食 900円也
何だか魚っぽいものが食べたかった昼御飯。
「近くにまぐろ丼屋が2軒あったよなー」
とチェーン店のそこを目指たところ、最初に着いた1軒から「さかなさかなさかなぁ〜♪」のあの悪魔の歌が流れてきた。
だーっ!どーして世の中、どいつもこいつも「おさかな天国」ですかっ!?
ずっとずっと思っていた、だんなには訴えていたが、ここでは訴えていなかった、だが、今、今、ここで言わせてもらう!!!
私はあの歌がだいっっきらいなの〜っ!
かくしてマグロ丼屋は「すまんけど、その歌なくなるまで店に入るのは辞めとくわ」と遠ざける結果となった。もう1軒に行こうかとも思ったけど、そこでもその悪魔ソングが流れていた日には、私は日本中のマグロ丼屋を恨みかねない。それはあまりにマグロ丼屋に対して何だか申しわけない気分がして、そのままぽてぽてと裏通りに入っていった。ちと気になっていたとんかつ屋の店頭に「今日の定食:かつおの叩き・串カツつき」というのがあって、「これだ!」と、とんかつ屋でかつおの叩きを食べることに。
900円もするわりに、"叩き"は全然"叩き"じゃなくて単なる刺身で、しかも量は少なめ。串カツはロース肉と大きな輪切りの玉ねぎの中央にミンチを詰めたものが刺さっていて、なかなか食べ応えがあり、しかもけっこう旨かった。とんかつ定食を食べる分には悪くない店かと思ったが、900円定食はちょっと物足りず。
……もー、あの歌さえなければなー、マグロ丼食べていたのに。げんなり。
イタリア野菜のグリーンサラダ 生ハム乗せ
鶏の塩焼き
ビール、梅酒
スイカ
夕方、息子を保育園に迎えに行き園児の遊ぶ園庭をきょろきょろと見渡すと、向こうから「おかぁ〜さぁ〜ん!」という甲高い声と共に爆走三輪車が目の前に押し寄せてくる。大体そうやって出迎えてくれるのが我が息子なのだった。うんうん今日も三輪車で遊んでいるのね。でも園庭を爆走するのはどうかと思うよ。
かの悪魔ソングの流れるコーナーは遠ざけるように移動しつつ、サティの中でお買物。今日はだんなは飲み会だしと、母の好みそうなものをあれこれ買って帰宅した。カマンベールチーズに、イタリア野菜の葉ものセット、生ハムのパックに、息子のリクエストにより小玉すいか。
スイカの旬というものは、てっきり真夏だと思っていたのである。んが、千葉産などの小玉スイカの旬は、今まさに5月、なのであるらしい。「すいかっすいかっ、すいかたべるのよー」という息子の声にしたがい、1個600円の小玉すいかを買ってきた。
塩胡椒をたっぷりめにして皮目をこんがりと焼いた鶏肉。生ハムを敷いた皿の上にスライス玉ねぎとルッコラ、諸々の葉野菜を混ぜたサラダを盛りつけ、トマトをざくざくと飾ったもの。チーズなども切って、酒を飲みつつたっぷりの野菜で済ませた夕御飯。たまにはこんなのも、良い感じ。
そして、そして、食後にわっと割ったスイカは黄色かった。
「え?黄色?黄色なの?」
「わー、きいろだー、きいろのすいかだー」
「え、なんで、なんで?」
よくよく見ると、すいかに貼られたシールには「黄こだま」とあった。あちゃー、確かに黄色だ。黄色のすいかだ。でも、なんとなく「小玉に黄色はない」という変な先入観があって、全然調べないで買ってきてしまったのだ。なんかこう、砂糖を入れたつもりで飲んだコーヒーがしょっぱかった、みたいな感じ。今シーズン初のスイカなのに、赤い色素がないスイカは、ちょっと悲しかった。味は、それはちゃんとスイカで美味しかったんだけど。
アイスカフェオレ
昨夜焼鳥屋で友人と一杯やってきたらしいだんなは、昨日は風呂も入らずに寝てしまい、今朝は寝坊。私も寝坊。
だんなが最初に起き、シャワーを浴びて出てきたところで私が起きた。あまり時間もないので、当初ピザトースト用にと買ってきたパンを、ただただバタートーストにして食べることに。
「なんかねー、頭が重い?って感じ?」
とだんなが首をコキコキしていたので
「なに?頭が太ったの?」
と言ったらヤクザキックを繰り出された。ならば、と
「わかった!顔が太ったんだ!」
と言ったら、今度はスリーパーホールドを決められた。
え?なに?二日酔い?……なんだー。そうならそうと言ってくれれば。
麦茶
先日我が家に届いた、だんなが通販した「キムチでやせる」という店の焼きそば。1回我が家で食した後、キムチが大好きだというお義父さんにとだんなが実家にお裾分けしにいき、残りは2玉となっている。
「食べちゃうもんねー、残ってるのが悪いんだもんねー」
と一人キムチを山盛りに焼きそばを作ることにした。今日は頭から煙が出そうな仕事をずっとやっていて、しっかり美味しいものを食べたい気分だったのだ。
だが、なんか最近だんな、通販ばっかしてるなぁ(しかもそれ、食べ物ばっかなんだなぁ)。ストレスが溜まるとお買物欲が刺激される人であるらしい。しかも食物のお買物欲に流れるらしい。私も実はそうだったりするから、お互いストレスが溜まると家には美味しいものが溢れていく。それはそれで建設的な事だとは思う。思うけど、最近冷蔵庫がぎっちぎちになってきた気配が。
で、焼きそば。
太い麺は、まず茹でる。茹でるとえらく膨らみ、色も茶色くツヤツヤとしたものになる。茹でている間に、別コンロにフライパンを置き、豚バラ肉とキャベツをせっせと炒め、そこに茹でたての麺を投入。添付の甘辛いタレを回しかけ、最後にキムチをわっしと入れてザザザッと炒め合わせればできあがり。調理法を見ると、別にキムチを混ぜなくても、別にして食べたり最後にトッピングしたりしても良いらしかったが、キムチキムチした焼きそばが食べたかったので盛大に混ぜちゃう。こってり甘くじわっと辛いタレの味に、キムチのほのかに酸味ただよう突き抜ける辛さが混ざって、けっこう奥深い味。一気に鼻の頭に汗が吹き出てきて、それがまた静かな快感だったり。
キムチ焼きそば、残り1玉。このままじゃ、きっと私が食べてしまう。
お買物魔になっているだんな、今度は「クック&ダイン」で「三次郎丸の釜揚げシラス」を買っていた。それが届いたのが昨日の夜。焼き鳥喰って釜飯喰って酔っぱらって帰ってきただんなと2人(いや、息子も食べたがったから3人)、夜10時を過ぎておもむろに白い飯にシラス山盛り、なんてものを食べてしまっていたのだった。
350gが2パック入っていて、2800円。通常のシラスの何倍もの値段だけど、その味は100倍くらい違うかなぁというくらい、美味しい。
「シラスをただ、御飯に山盛りにして食べる」
なんてものが感動するほど美味しいなんて、これを食べるまでは経験したことがなかった。1尾1尾がぶりぶりとでっかいし、真っ白な体についている小さな目はどれも銀色にキラキラしちゃってるし、「1匹ずつ生きていたのね、何十匹も一気食いして、すまん」と何だか謝りたくなってしまうほど、生々しいシラスなんである。
シラスの揚がる漁港には「生のシラス」も喰えて、それがもう涙ちょちょぎれるほど美味しいという話も聞いたことがある。食べてみたいが、我が家の立地では「釜揚げシラス」が精々だ。
とにかくシラス山盛り飯を喰う!ということで、おかずはちゃっちゃと、簡単に。油揚げ入りの味噌汁には食べる間際に刻んだ水菜をたっぷり入れて御飯の友に。あとは塊の豚バラ肉を茹でてスライスしたやつをおろし醤油でちゃっちゃと食べる。とにかくメインは、シラス。シラスのために今晩の食事はあるのだ。
「今夜はシラスだから」
という理由で、だんなも早めの帰還。
たっぷりの茹で豚をビールでわしわしと食べたあとは、味噌汁椀を横にしてひたすら「シラス丼」を心ゆくまで食べた。300gほどのシラスがなくなる勢いだ。息子も「シラス丼」というよりは「御飯添えシラス」くらいの分量差でシラスばっか喰っている。「さかなさかなさかな〜♪」とか歌いながら。
「その歌やめよーよ……息子……」
「……あたまあたまあたまぁ〜あたまぁ〜が、なくぅ〜なるぅ〜♪」
「……は?なくなるの?頭が?」
「そう、なくなるの」
……頭なくなっちゃっうんだったら魚は喰わない方が良いのでは?息子……。
ハニーオールドファッション
ツナデニッシュもどき
カフェオレ
近所のミスタードーナツがリニューアルオープンして2週間ほど経っただろうか。
なんか、覗くたびに見慣れないドーナツ(というか、もはや菓子パンというか)が増えていっているような気がする。
昨日も息子に
「どーなつ、どーなつたべるのよー」
と誘われて、ついつい買ってきてしまった。セルフサービスで取るようになっている棚にはツナデニッシュのようなものとかウィンナー入りクロワッサンとか、各種マフィンとか、ドーナツ以外のものが続々と並ぶようになった。ミスター飲
茶もある我が家近くのこの店舗、ドーナツ専門店からどんどん乖離していっているような。
オールドファッションもまた、これまでは「チョコファッション」しかシリーズものはなかったはずなのに、全面チョココーティングの「ベリーチョコファッション」とか、ハチミツがけとかストロベリーシロップがけとか、なんだかすごいことになっている。シロップが上からたっぷりかかって横の部分は滴の形に凝固しているのなんて、見るからに甘そうだ。で、買っちゃう。
今朝は初めてのハチミツがけオールドファッションと、ツナデニッシュもどき(正式名称どっちも失念)。さくさくのデニッシュ生地は温めて食べたらなかなかいけたし、ハチミツがけは予想通り頭が痛くなるほど甘い。
朝からジャンクなもの食べちゃったわ〜と思いつつ、今日は出勤日。
麦茶
出勤途中、「麦茶でも買っていこう」とコンビニに入り、パンコーナーで「給食あげパン」なる魅惑的なネーミングのパンと目が合ってしまった。
「給食かー、あげパンかー、そりゃもう、しょうがないよなぁ」
と、「さとう」と「きなこ」の2種類あったそのパンの「きなこ」をわっしと掴み、買ってしまった。ああ、今日はカレーとか日本蕎麦とか食べたいなと思っていたのに、朝に続いて昼もジャンク。とほー。
給食のあげパンといったら、持つだけで中から油がじゅわ〜っと染み出てくるほど油ギトギトで、砂糖は塊の部分なんかもあったりするジャリジャリしたやつで(またその塊のところが妙に嬉しかったりなんかして)、きなこも「ちゃんと砂糖と混ざってんのかコラ」というくらい味が微妙にまばらだったりする、そんな感じのものだった。「給食」なんて文字を掲げるあげパンだから、そこそこそんな感じかなぁと期待していた。いたのに。
それ、ただの「コッペパンきなこまぶし」という感じだった。本当に揚げてるの?というような、パサパサした味気ないパンに、甘みのやたらと少ないきなこが「フライにするときは最初に小麦粉を食材にはたきましょう」といった程度の分量でパホパホとまとわりついている。全体的に涙が出るほど味気ない。
「嘘だ〜、こんなの"給食"じゃない〜」
とノスタルジーに浸りながら、もそもそとそれを食べた。
なんか非常に欲求不満。「給食当番」にでも行っちゃおうかしら、今度。(おぉ、稲荷町と原宿にしかないと思っていたこの店、お台場にもあるらしい〜←今週末に台場に行く予定アリの私、喜び舞い踊ってみる)
先付 ピーマンの煮浸し
吸物 しんじょ椀 じゅんさい
お造り 鯛 あいなめ
鉢物 京加茂茄子揚げ出し
焼物 すずきバター焼 ししとう
煮物 白ずいき 逢麩 鯛の子 隠元
蒸し物 鰆けんちん蒸し 山葵あん
食事 麦とろ 香の物
水菓子 さくらんぼう びわ
ビール、赤ワイン、コーヒー、カクテル(グラスホッパー)
今日は、
「本もめでたくできたし、良かったね良かったね」
のお疲れ会に、出版社の方々から招待していただいて、ゴチ飯。和食らしい。高級らしい。緊張。
「では、6時に小川町の交差点で」
と約束し、4時過ぎに仕事場を抜けた私は時間もあるしと久しぶりに神保町をぷらぷらしてから行くことに。
地下鉄に乗るときまではただの曇り空だったのに、神保町についてみるとこれ以上ない土砂降りになっていた。本屋巡りがしたいのに、傘はなく、あったとしても全然役に立ちそうにない景気のいい降りっぷりで、いかにもな夕立。地下鉄出口で待っているのももどかしく、数軒の本屋の軒下に逃げるようにしながら「三省堂」へ走っていった。大型書店に入ってしまえば、どうせ1時間は外に出てこられないし、と服を乾かしついでに色々物色してまわってきた。ずっと探していた本も別の店で発見し、時間どおりに小川町にてくてく歩いて到着。そのままI氏と合流し、「あれー?店、どこだー?」「どこでしょうねぇ」と2人して迷いながら、先に2人の方が着いていたお店に少々遅れて到着した。
ビルの9階という場所なのに、エレベーターを降りると石庭っぽいしつらえが奥にしてあり、着物の仲居さんが数人並んで「いらっしゃいまし」と頭を下げる。座敷で個室で、「あらまぁ、大変」なところだった。和食はひっさしぶりなので(大好きだけど、割高感があるし子連れじゃ申し訳ないし、で色々機会がないのね)緊張しつつも4人であれこれ話しながら懐石料理を楽しんだ。
さっぱりした味のものが多い料理の数々は、でもスズキの焼き物にレモンのタレが添えられていたり、蒸し物は鰆に豆腐を崩して野菜と合わせたものが詰まっていたり、ちょっと面白いものが多かった。
「あ〜、"和食のマナー"とかいう本、ちゃんと読んでおけばよかったー」
と思いつつ(フォークとナイフは緊張しないけど、箸はどうにも緊張するったら……)、遠慮せずに大口あけてばくばくと食べる。最後の「食事」には、土鍋で炊いた麦飯にとろろが添えられて出てきて、それがまた妙に嬉しかった。
食事は2時間程度で終わったものの、それからそこでそのままお茶飲み〜の、コーヒー飲み〜の、最後にはカクテルまで飲み〜の、で結局4時間。「グラスホッパー(=バッタ)」という名のカクテルは、白みがかった緑色のカクテルで、ミントと生クリームが入っている、チョコミントな味のものだった。ちびちび舐めながら、聞いたあれこれの話は面白かった。
編集者と作家の駆け引きのテクニックとか。
「"これが期日ですから"で、あとは何にも催促しない、というやり方とか、電話は手紙は効かないけど泣き顔見せると弱い人もいたりしまして」
「ほー、ほー」
「私がやったんじゃないですが、一番凄い話だと(ごにょごにょごにょ)」
「ヒ〜、そ、それは、ちょっと……泣きそうです……それはイヤだ……」
などと、それはもう「ちょっとそういうネタ集めて本にしたら私買いますよ」的なものも聞けて、私にとっては大変お買い得な会合だった。夜の12時が「昼の12時という感覚になっちゃいます」という出版業界は、羨望の対象ではあるけど、色々と大変そうだ。
でも、今日一番怖かった話は
「あのねあのねせりあさん。せりあさんだけじゃないけど……校正してたらミスがけっこうありましたよ、けっこう、いっぱい」
という一言だった。
(あああああ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。編集の方のおかげで本の中でのミスはまずないそうですが)
麦茶
たらふく食べた。しかも飲んだ。でも、午後11時頃に帰宅する頃には、酒飲んだ後の通例として「ああ、フィニッシュラーメンもしくは蕎麦もしくはお茶漬け」みたいな気分に。コンビニでよろよろと高カロリーカップラーメンとかミルクリッチなアイスクリームとかを買ってしまいたくなる衝動をぐっとこらえて帰宅して、日本蕎麦茹でて食べることにした。いや、だんなが茹でてくれた。
「今日は楽しかった?」
「楽しかったよ〜」
と床にへたりこんでいる間に食器出してネギ刻んで、いつのまにかざるそばがテーブルに並べられていた。
「ほらほら、麦茶も」
と麦茶までテーブルに。家族がいて何が嬉しいって、病気のときとか酔ってるときとかやる気のないときなどに「ほらほら、御飯だよ」と餌付けしてくれる人がいるってことだ。深夜の蕎麦は、どこか背徳的な味がして美味しかった。
そういえば、食べるのと話すのに夢中で、全然夕飯の写真も撮れてなかったよ、と今更ながらにデジカメ構えて撮っちゃったりして。そういうわけで、今日の画像は絢爛懐石じゃなくて、蕎麦。あああ……(私のバカ……)。
南瓜の花のフリット
2年熟成のパルマ産生ハムのシーザースサラダ風
チーズを包んだラビオリ トマトソース
豚足とフォアグラのカツレツ仕立て 香菜とサルサ添え
マンゴーとプリンのドルチェ
お米のプリンとカラメルジェラート、オレンジのソース
エスプレッソ
スプマンテのブラッドオレンジ割り、白ワイン、赤ワイン
来週の土曜日は、だんなの高校時代からの親友、Tさんの結婚式だ。何度か我が家に遊びに来てくれたりしてくれていることもあって、私と息子も披露宴に行く予定。だんなは披露宴のスピーチと二次会の幹事と二次会の司会という、「なんでこんなにかけ持ちしてるんだ」というくらい役割を抱えていた。今日は、二次会で使う景品などの数々を買い求めに行くらしい。
「台場と……錦糸町、かな」
「私もいくいくー」
「ぼくもいくー」
と、一緒にひっついて行くことにした。とすると、
「どうせだったらお昼どこかで食べよう」
という展開になるのは当然なのである。
で、今をときめく「Cucina Tokionese Cozima」に行くことにした。ここ数ヶ月、色々な雑誌に載りまくっている。『Hanako』に載った所為もあってか、店内は若い女性が一層増えたような感じだ。一過性で終わらないと……良いんだけどなぁ。
数週間前に来た前回、ランチに「次のメニューに載せようと思って」と出してもらった豚足のコロッケがえらく美味しく、しかもそれはきっとだんなの好物で、
「豚足のコロッケ喰わせてください!」
と出発前に予約して、朝飯もとらないでいそいそと出かけていった。「マンゴーとプリン」なるドルチェも数日前からメニューに載っていたので、それも併せて「食べさせてぇ〜」と予約。
午後1時頃に到着するときには
「人生の4番目くらいの空腹状態」
な私の胃袋だった。「4番目くらいよ、4番目。もうふらふらふら〜」と、前菜と共に出てきたパンをむさぼるように食べるはしたない私たち。
そういう次第で、昼だというのに(そして今日の主目的はお買物であるはずなのに)時間をかけてゆっくりと盛大にランチを楽しんでしまった。
根本の部分に苦みがあり、あとは爽やかな香りと味が漂ってくる「南瓜の花のフリット」が突き出し代わりに出てきて、ブラッドオレンジで割ったスプマンテをちびちび舐めながら囓りつく。息子は素のブラッドオレンジジュース。「最年少の常連さん」(←我が子ながら生意気な、と思う)も、空腹らしく、しばし無言でパンを食べまくり、やってきた「自家製チャーシューときのこのスパゲッティ」を1人分の半量くらいを一気食いし、「あとはね、あいすくりーむ、たべるの」と自ら献立まで組み立てている。
前菜は、ある業者から2本だけ分けてもらい、これが最後の1本だという「2年熟成のパルマ産の生ハム」を豪勢に乗せたサラダ。普通のパルマハムは1年くらいが熟成期間らしい。シェフが目の前で巨大なハムからハムを薄く切ってラディッシュやルッコラ、小さな大根などの生野菜の上にこんもりと盛りつけていってくれ、最後にこれでもかとパルミジャーノチーズをふりかけて、オリーブそのものの匂いがする上質のオリーブ油をだばだばだ〜とかけてテーブルへ。
「今はまだお昼で、冷蔵庫から出してあまり間がないのが少々不本意ではありますが」(←昼にアラカルトメニューをガツンと喰う人はほとんどいないわけで)とは言われたが、ハムは口に入れた途端に脂の部分がやわやわやわやわと溶けていく。上質のチーズと、トロリとしていくハムと、土の匂いのする強い味の野菜。ハムで野菜をくるりと巻いて、こってりとチーズと油をなすりつけて食べると、頭から1週間分の疲れが頭から湯気になって飛んでいっちゃいそうな気分になった。これだけバケツ一杯食べ続けたくなってくる。
大きな皿にヒラヒラと大ぶりのラビオリが盛られてやってきた2皿目。ラビオリの中身は、ハーブの香りがふわっと漂う溶けたチーズが入っていて、上からはシンプルなトマトのソース。散らされているのは出たばかりの新芽を摘んだようなバジルの小さな小さな葉。そしてまたチーズをがりがりふりかけ、それがすぐさま溶けていくところをアツアツのうちに食べていく。トマトをこれでもかと食べると、「いよいよ夏だなぁ」という気分が盛り上がってくる。確か中国料理においてはトマトは身体を冷やす「寒性」と呼ばれる食材だったと思う。確かに、そんな感覚がするから不思議だ。
そしてメインディッシュは、私もだんなも「豚足のコロッケ」。肉と一緒に豚足(と言っても骨付きのものがごろっと入っているわけでなく、粗めのミンチ状にしたもの)がごろりと大きなコロッケになり、その中央には一口大のフォアグラが詰まっている。上には"タコス"にかけるスパイシーなサルサっぽいトマトのソースと、そして私の大好物の香菜が山盛りに。匂いとクセのある豚足と、辛みのあるトマトソースと香菜のむわっとする匂いが、微妙にイタリアンなようでイタリアンじゃないようで、懐かしいような味もする不思議な料理。
案の定、だんなは大好物だったようで、前菜もパスタもパンもたっぷり食べた後だというのに私よりも数分早く皿を空にしていた。
そして、ドルチェは「マンゴーと、プリン」。
私がマンゴプリンのホームページを作っているのはシェフもスタッフもご存じなので、
「マンゴーとプリン、なんですが……」
「お待たせしました、マンゴーとプリン、です」
と何度も苦笑しながら言われてしまった。いや、別に、マンゴプリンじゃなくても怒りませんから、とこちらも苦笑。
やってきたのは、確かに「マンゴーとプリン」なのだった。苦めに作ったカラメルがたっぷりかかったしっかしした食感のカスタードプリン。ここ数年流行の"なめらかうんちゃら"とは違う(あれはあれで美味しいと思うけど、でもあれは"プリン"とは違うよなと思っている私)、懐かしい味がするどっしりとしたプリンに、マンゴーをジュースにしたソースと一緒に大降りの果肉がごろごろごろごろと周囲に置かれている。ふわっと漂う別の香りは、後で聞いたところによるとラム酒なのだそうだ。カラメルの深い甘さは、マンゴーといまひとつ似合わないのでは、と皿を見た時には思ったけど、なかなかどうして、良く似合う。こってりと甘いマンゴーと、卵の味がするプリンもまた、良い具合に似合っている。それは確かに「マンゴープリン」じゃなくて「マンゴーとプリン」だったのだけど、「これはこれで……いいなぁ……」と思ってしまった。
そして、今日は何故かドルチェが更に1つ。
「お試しに、どうぞ〜」
と今日のランチのデザートだというお米のプリンを出してもらってしまった。お米やその他小麦などが入った穀物をミルクで煮たような白いプリンの横に苦みの強いカラメルのジェラート。下に敷かれるのはオレンジの風味のソースだ。「食後にはなんとなく牛乳っぽくて冷たくてプルプルしているものが食べたいのよね」と思ってしまう私には、ソースはスタンダードなアングレーズソース(カスタードクリームのゆる〜いようなやつです)が好ましいような気もしたけれど、あえてオレンジのソースにしたのがお店の計算であり、それがまただんなの心にヒットしたらしい。
「すごく、すごく計算されてる味がするぅ!」
とだんなは喜んでいたけど(いや、私もすっごく美味しいと思ったけど)、でもやっぱり私はカスタードっぽい味の方が好きかもしれない。
「別腹」までお腹いっぱいになり、アイスクリームも計画通り食すことのできた息子もえらく御機嫌で、そうして午後3時過ぎに店を後にした。今日のメイン予定は何もクリアしていないまま、日暮れまであと3時間ちょい。今日は長い一日になりそうだった。
オムライス
ハヤシライス
蟹クリームコロッケ
フライドポテト
コカコーラ・瓶ビール(小)
……を家族3人で適当に。
午前11時半、家を出発。
午後1時すぎ 昼食開始
午後3時すぎ 昼食終了
それからの私たちは、なんだか「わくわくお買物ツアー」のごとく、あちらこちらをかけずりまわっていた。
- 午後3時半
- 私は新橋の本屋で待機、だんなは息子と一緒に浜松町にお買い物へ
- 午後4時
- 新橋駅で合流、ゆりかもめでお台場へ
- 午後4時半
- アクアシティ内でお買物、息子は便乗して「プラレール横須賀線」をゲット
- 午後5時
- ホテルメリディアン前の広場で休憩
- 午後5時半
- 徒歩でパレットタウンへ移動、また買い物
- 午後6時半
- ゆりかもめで新橋へ戻り、そこから錦糸町へ移動
- 午後7時半
- 錦糸町のヨドバシカメラでお買物
- 午後8時半
- 錦糸町を出発
台場ってとこは、いかにもな埋め立て地でだだっ広いものだから、動こうと思うとえらく歩かされるところなのである。1つ1つの建物もでっかいし、建物間の距離もけっこうあるし、全ての買い物を終えて錦糸町を出る頃には、皆してヨレヨレになっていた。しかも、だんなの買い物だけでも結構な量があるのに、私は私でコンピューター系の雑誌や書籍の重そうなやつ3冊を衝動買いしているし。
「夕飯……」
「市川に、ヨシカミがあるってよ」
「行ってみるかー」
と、夕飯は市川で途中下車してみることに。
「ヨシカミ」はウィンクしているコックさんのマーク(上の写真で皿の絵柄になっているのがそれ)と「うますぎて申訳けないス!」というキャッチコピーが有名な老舗の洋食屋さんだ。本店は浅草で、唯一の支店が市川にあるらしい。浅草の店には一度だけ行ったけど、広くはない厨房にオヤジさんたちがぎっしり詰まってじゃかじゃかと鍋をふるっており、レトロさ漂う店内とか懐かしい味のするハヤシライスなんかが、妙に心を鷲掴みにする店だった。あんまり安くはない。安くはないけど、美味しいと思う。
「ここらへんにあったと思う……」
と初めて市川という駅で降り、阿佐ヶ谷とか荻窪あたりに似た佇まいの駅前通りをぽてぽてと歩いていく。午後10時半頃までやっているというその店を、無事にビルの2階に見つけることができた。おお、あのマークが輝いている。
客はもうほとんどおらず、奥まった4人席に落ち着いて、
「オムライスとハヤシライスと……あとつまみに蟹クリームコロッケとポテトフライで、あとビール」
と注文。自慢のドミグラスソースは、浅草店ではビーフシチューなどにとっておきたいという理由でハヤシライスはあまり数を出さないようにしているらしい。午後1時頃で売り切れてしまうと聞いた。
市川だったら、夜でもハヤシライスが普通に食べられるようで、それがまた嬉しい。
厨房のそばに置かれているテレビではサッカー中継、ナイター中継を流していて、それを見ながらビールで乾杯。やってきたポテトフライは、値段を見ると800円で「高っ!」と最初は思ったけれど、ごろごろと大ぶりの揚げたてじゃがいもにはバターとチーズが絡まっていて、そのバターの味とビールがエンドレスで止まらなくなっちゃいそうなシロモノだった。う、旨い。喉にビールが染み渡っちゃう。
これまたバターの香りがするチキンライスをツヤツヤと光る卵でくるんだオムライスは、ケチャップのかかるごくごくスタンダードなもの。ねっとりと粘度のあるハヤシライスをだんなと交換しながら、遅い夕飯をしっかり食べた。中央には蟹クリームのコロッケを置いて、3個ころりころりと盛られたふわふわとしたコロッケをおかずにつまみつつ、洋風飯をがつがつと食べる。特に本店の浅草店より不味いということもなく、味も居心地も良い店だった。浅草に足を伸ばすより気軽に来られるし空いているし、今度からはこっちに来よう。家から近いし。
ポテトフライが少量残っちゃったので
「包んでくれますか?」
と聞いたら、銀紙に包んで、トレードマークがでかでかとついたビニール袋に入れてくれた。お土産カツサンドなんかも売っているので、テイクアウトもけっこう出来るようになっているらしい。カツサンドも……いいなぁ。
11時間の外出に、「ねむい」とも「つかれた」とも言わずにニコニコと付き合ってくれた息子にも盛大に感謝しつつ、午後10時に帰宅。買い物はひととおり済んだらしいけど来週の結婚式に向けて、やることはまだまだまだまだあるらしいのだった(私はプロフィール紙を留作るお手伝いをするしー)。
麦茶
11時間も外でぷらぷらしていた昨日、私もだんなも疲れていた。息子はもっと疲れていたはず。で、元気に風呂に入って寝た息子は、今朝になって盛大に発熱してしまっていた。どっかで悪い風邪でも貰ってきたのか、昨日から私もだんなも、そして息子も腹下し中。
のんびり起きて、ありもので朝御飯にすることにした。買い置きの胡麻だれつきの冷やし中華麺を茹でる。具は、と探すと今日に限って卵もなくキュウリも、冷やし中華に合う具はほとんどない。カマボコと、燻製の鶏肉が発掘できたので、それを適当に盛りつけただけの、適当冷やし中華だった。
「き、昨日、遊びすぎちゃったかしら……」
「いや、どっかで悪質な風邪でももらったんだろ」
「おなか、いたいよー、いたいのよー」
と、親子3人、ちょっと悲惨な日曜日。
麦茶
来週土曜日の予定は、何だか大変なことになっている。
朝7時から自治会の草むしり、9時から息子の保育園の運動会。午前中で運動会は終わり、午後4時半からは恵比寿にて結婚式披露宴に出席。親子3人ででかけ、私と息子は披露宴で引き上げた後、だんなはその後の二次会の幹事及び司会。何も、年に何回もない草取りと運動会と披露宴が重ならなくても、と思う。かなり大変だ。
本日は、その二次会で配布するプロフィールペーパーをせかせかと作る。多分だんなよりも私の方がそういう作業が好きだし、得意だし、とA3両面分のプロフィールペーパーをパソコン駆使して作ってみた。ああ、学生時代にこの設備があったなら、便箋作りとかノンブル打ちが楽だった……いや、何でもありませぬ。
真剣にパソコンに向かい続けて、気がつくと午後3時。腹が空いた。
朝から息子は食べる気力もないようで、時折グレープフルーツジュースを飲んで、あとは寝続けている。
「おやつだな」
「うむ、おやつだ」
と、だんなと2人台所を漁り、「カップ焼きそばがあるぞー」と、だんなと私の二人、1人1個カップ焼きそばをおやつ代わりに食べることに。
チープでジャンクな味の焼きそばは、それでも食べ始めると止まらなくなっちゃうのである。「部屋中が焼きそば臭くなるのよね〜」と笑いながら、ぞるぞると啜る。私のカップ焼きそばに対する見解は、「まぁ、嫌いじゃないけど」くらいのものだけど、だんなのそれは「もう、かなり好き」というものらしい。我が家に絶え間なくカップ焼きそばが常備されているのはだんなの所業だ。
「もしかしてさ、ペヤングとUFOの味……いや、匂いの違いがわかったりする?」
と聞いてみたところ、ものすごく自信たっぷりに
「わかるさ、全然違うよ!」
と力一杯断言されてしまった。
そ、そうですか……。
豚肉の冷しゃぶ胡麻だれ
シラスとワカメのだし醤油ぶっかけ
シラス丼
"氷結果汁"オレンジ味
高い熱を出してころころと横になっている息子と一緒に私も夕方から昼寝。目が覚めたら7時半で、いっそいで夕飯に準備にかからなきゃいけない時間になっていた。そういえば空腹だし、と1時間かけて準備をする気力も根性もなく、御飯は冷凍御飯で誤魔化して、あとは豚肉茹でるだけ。薄切りキュウリを皿に並べてざっと茹でた豚肉を盛り、豚肉のパックに入っていた小袋入りの胡麻だれをぶっかける。先日届いてまだ1パック分ほどある三次郎丸の釜揚げシラスはワカメと一緒に小鉢に盛ってだし醤油をぶっかける。料理ともいえないような料理だけど、十数分で準備はできた。あとは、喰うべし喰うべし喰うべし。新発売らしいオレンジ味のチューハイなどあけて、くぴくぴ飲みながらさっぱりめのものばかりのなおかずを食べた。
当初は「あまりお腹が空いていないしね」なんて言いながらご飯は食べない予定だったのだ。が、
「あら、豚肉けっこう美味しいわー」
「シラスもやっぱり美味しいわー」
「や、やっぱりご飯を……」
と、しっかりご飯も食べることになってしまった。当然シラスを山盛りで。