チコリコーヒーのアイスカフェオレ
ベニエミックスを使うと異様に簡単にできるベニエ、でもこのベニエミックスは残念ながら日本で販売されていないので、アメリカに行く人に「お願い買ってきてー」とお願いしてみたり、あとは賞味期限をとうの昔に過ぎたのを気にせずに、数年前にごっそり大量に買ってきたのを使ってみたりしている。この怪しく美味しい白い粉がなくなっちゃったら、しょうがないからドライイーストとか使ってちゃんと作ってみようかなとも少しばかり思ってはいるけれど、でもまだ当分の間はこのベニエミックスを使い続けることができそうだ。
粉に水(か牛乳)混ぜて、それを小麦粉ふった台の上に出してコテコテ薄く広げ、適当に四角く切って中温に熱した油で揚げるだけのベニエ。でも生地を薄くしすぎると煎餅状になるし、厚くしすぎると火が通らないし、油の温度が高すぎても低すぎてもいけないので、ほんの少しのコツが要る。生地を入れると20秒くらいで下面が綺麗なきつね色になって、そして中央がンプーッと膨れてくる感じの厚さと温度が良いらしい……と、何度か作っているうちにコツを掴んだ。揚げたては表面サクカリ、中はモチモチ、この上なく香ばしくてあったかくて幸せな美味しさだ。生地はあんまり甘さはないので、上から粉砂糖をどさどさと下品なほどにかけて食べる。
お供に、同じくニューオーリンズ名物のチコリコーヒー(チコリの根っこ入りのほろ苦いコーヒー)をアイスにして、カフェオレに。普段はカフェオレを飲まないだんなもチコリコーヒーだけはカフェオレで、
「……ハーフ&ハーフでいいよね?」
「いいよー」
「あいよー」
と、だばだばだーと牛乳たっぷり入れて飲むのだった。苦くて渋い味が強めのコーヒーはカフェオレにするのがとてもとても良く似合う。
大小適当なサイズで1ダースくらいできたドーナツは、3個残して私とだんなと息子の胃袋に綺麗に消えた。残った3個は息子のおやつ。
アイスティー
俄然やる気が出てきて、とりあえず今日の夕飯用には魚屋さんで美味しそうなカツオを買ってみた。大きめの2サクがパックになって480円。
野菜買って魚買って肉買って明日の朝用のパンも買って、大荷物になりながら昼御飯用にサンドイッチを買ってきた。「アンデルセン」の「緑黄色サンド」という名の愉快なサンドは、野菜がたっぷりのミックスサンド。にんじんサラダのサンドイッチと卵サラダと生野菜が挟まったもの、そしてハムと野菜が挾まったもの。色鮮やかな朱色のにんじんサラダのサンドイッチが見た目以上に美味しくてちょっと幸せ。
カツオのたたき
タラモサラダ
悪魔の塩昆布・悪魔のちりめん山椒
わかめの味噌汁
羽釜御飯
ホッピー・にごり酒(桃川のにごり原酒)
生ライチ
カツオのたたきには、なんといってもオニオンスライスを添えるのがお気に入り。適当にスプラウトやアルファルファを混ぜるのも好きで、今日は貝割れ大根を買ってきた。玉ねぎと貝割れを合わせて皿にこんもり盛りつけて、冷やしておいたカツオを切って盛りつけ、手製のタレを用意する。酒と味醂を同量ずつ器に入れて沸騰させて煮切り、同じく同量の醤油を加え、あとはかぼす酢とかすだち酢などを好みな酸味になるまで加えてできあがり。
あとは私の好物の茗荷も刻んで別皿に添え(←だんなと息子は茗荷が嫌い)、にんにくはおろしにんにくを小皿に。あとはたっぷりの刻み万能葱を……と思っていたのだけれど、ここで突然成虫"G"と遭遇してしまい、予定になかったバトルが勃発してしまったので夕食の支度が中断してしまったのだった。
「聞いてない、こんなイベントが発生するなんて聞いてない……」
と、冷や汗垂らしながら包丁を○○ジェットアースに持ち替えて格闘すること数分、とりあえず私は勝利したけど、でも万能葱の存在は頭からすっぽ抜けてしまった。おのれG。
半端に残っていたタラコは茹でじゃがいもと合わせてマヨネーズと生クリーム少量、レモン汁少量で和えてタラモサラダに。
「これは悪魔の塩昆布です。でもって悪魔のちりめん山椒です」
といただいた「神宗」の御飯の友兼酒の友もテーブルに出し、1瓶のホッピーをだんなと半分こして飲んだ後、冷蔵庫に入りっぱなしだった青森のにごり酒をちびちびいただいた。
久しぶりの枝豆に、久しぶりのカツオ。デザートに、今くらいのシーズンしか口にできない生のライチ。いよいよ「茹でただけ」とか「冷やしただけ」という野菜が美味しい季節になってきたなぁと思いながら、小山のように作ってしまったオニオンスライスをせっせと食べた。あー、おいしー。
アイスカフェオレ
「……明日の朝って、何か喰いもん、ある?」
「あるよ、あるある、パン買ってきた。ベーコンとチーズ乗ってるやつ」
「いいねぇ」
「ちなみにクリームパンは息子のだからね。食べたらきっとすごく怒るからね、ていうか泣くからね。"あ〜!ぼくの、ぼくのクリームパンがない〜……"」
「……そりゃ男泣きに泣くだろうなぁ……うん、クリームパンは食べないってことで」
昨夜遅くだんなとごにょごにょとそんな話をして、そして私が起きた時にはとうにだんなの姿は消え、ベーコンチーズパン1個の姿も消えていた。
ちゃんとチーズが溶けるくらいまでオーブンで焼いて食べたら、チーズがぴよぴよして美味しかったです。
チーズいろいろ
食パン
アイスティー
そんな事やっていてあっという間に昼になり、今日はやたらと蒸し暑いのでさっぱりと昼御飯を冷たいもので済ませることにした。
昨日買ってきた食パンと、冷蔵庫にまだまだ残っているチーズを卓上で適当にナイフでこそぎつつ、昨夜のサラダも食卓に。パンにはバターをつけなかったし、オニオンサラダも油をベタベタかけたくなかったので塩とレモン汁だけ添えてみたりして、かなりさっぱりめの昼御飯。代わりに白カビチーズやスモークチーズを何切れか口にした。
まだ少し残っている青カビチーズ、これに合わせたらきっとすごく旨かろうと先日カルフールで味見して"はちみつワイン"なるものを買ってきたのだけれど、昼御飯食べながら無性にそれが飲みたくなってしまった。昼から飲んだらダメよダメダメと、自制自制。ふわっと甘くて蜂蜜の味がして、すごく美味しかったのだ、このワイン(←多分、"ワイン"じゃなくて、葡萄は使われていない"はちみつ酒"なんだと思うけど)。
えびせんべい・塩昆布・ちりめん山椒
ミックスリーフのサラダ
水菜のナムル
紅焼鶏翅
羽釜御飯
発泡酒(サントリーマグナムドライ)
「ティエラデザート」のマンゴープリン
同じような鶏手羽の中華風煮込みには最初に手羽を素揚げするものもあるみたいだけれど、これは焼き付けて煮るだけ。中華鍋で醤油揉み込んだ手羽先をこんがり焼き色がつくように炒め、そこに長ねぎをざくざく刻んだのと生姜を薄切りにしたのも加え炒めたら、オイスターソースを大さじ1くらい。焦げないように手早く和えたら、スープを300ccと醤油大さじ1、紹興酒大さじ1、砂糖小さじ1、粗挽き黒胡椒を好みなだけたっぷり加えて、ざっと混ぜたら弱火でことこと煮込んでいく。
参考にしたレシピには「弱火で5分煮て、汁気が少なくなったら片栗粉でとじよ」とあったのだけれど、5分経っても汁気があまり減ってなかったのでだらだらと15分くらい加熱。テラッとした色に煮詰まったところで最後に煮汁にとろみをつけた。そんなに調味料の分量は多くなかったけれど、いかにも美味しそうな色になって、実際美味しくできた。これ、八角入れたり五香粉ふったりしたらもっとそれっぽい味になったんじゃないかい?と思いつつ、手拭きタオルを傍らにこってり味の手羽の骨をしゃぶりつくした夕御飯。ごちそうさまでしたー。
……さて、ブログ界で流行っている「Musical Baton」が私のところにも来ましたよ。
私の日記はブログじゃない(広義ではブログだけど)からトラックバックとか関係ないものねーとのんきに構えていたところ、お友だち(……と言ってしまうには恐縮だ……超プロの料理人さんです)の板前さんからバトンを渡されてしまった。板前さんからとなると謹んでお受けせねばということで……
Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
MP3プレーヤー持ってません。基本的にパソコンで音楽は聴きません。でも私のパソコンに1.34GBも入ってるよなんだこれ。
Song playing right now (今聞いている曲)
今じゃないけど、数時間前に最後に聴いたのは
「ブラームス 2つのラプソディ作品79 第1曲・第2曲」(ピアノ:グレン・グールド)
今おさらいしている曲なので。ブラームスは素晴らしい。美しい。いつもブラームスすまん、と思いつつ練習しています。
The last CD I bought (最後に買った CD)
「ピアノ弾きたい熱」が高まった時に4枚衝動買いしてきたのが多分最後。
・「ブラームス:4つのバラード/2つのラプソディ/間奏曲集 グレン・グールド」(SONY CLASSICAL)
・「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」「悲愴」「熱情」他 ホロヴィッツ」(SONY CLASSICAL)
・「ラフマニノフ:前奏曲全集 アレクシス・ワイセンベルク」(RCA RED SEAL BEST100)
・「ドビュッシー:版画・映像・喜びの島、他 ミシェル・ベロフ」(DENON CREST1000)
奏者は知ってる人もいるし知らない人もいるし、銀座のYAMAHAで「私が弾きたい曲が入っているアルバムで、手頃な価格のもの」という無節操な理由から選抜して買ってきたのでした。
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
- 怪獣のバラード
- 合唱曲(ここでメロディー聞けます)。切なくて良い曲。子供の頃の思い出の曲。
- 2 Unlimited 「Twilight Zone」
- ジュリアナ東京と言えばこれでした……青春の曲。通ってましたから……一時期……。
- オペラ座の怪人 「Overture」
- 最初にシャンデリアがぐわーっと上がっていく時に流れる曲。いつ聴いても鳥肌が立ちます。歌も良いけど私はパイプオルガン様の音が聞こえるこちらが好き。
- ガーシュウィン 「ラプソディ・イン・ブルー」
- 「いつかピアノパートをすらすら弾けるようになりたい」と思い続けて早や10年。楽譜はボロボロになってきたけど私の腕はさっぱりです。
- TOF 「Funk It Up」
- 去年ボディパンプをはじめて、最初に接した曲の1つ。上腕三頭筋を鍛える時に流れた軽妙な曲で、これに合わせてぶんぶんバーベル上げ下ろしするのが楽しくて楽しくて。アルバム欲しくて必死に探してたのに見つからなくて大変でした。この曲のおかげでボディパンプが好きになったよ、というくらいの曲。
Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
5人もいない……。数少ないお友だち、みーんなバトン渡され終わってマスヨ。
だんなとKさんに押しつけてみよう。
お忙しいの承知の上で、ウヨウヨさんの音楽嗜好も気になっている私……。
ヨーグルト
アイスカフェオレ
「……と思うわけですが、トーストしないで、チョコ塗って食べる?」
だんなに聞いたら、
「いや、トーストしてから塗るでしょう」
と力強いお返事をいただいた。なので、トーストしてからチョコをこてこて。息子もそれでいいかなー?と聞いたらば、息子は
「んとね、ぼくはね、トーストしてバターだけでいい。チョコいらない」
だそうで。
なんだよなんだよ息子一人だけ大人っぽい事しちゃってさー……とか言いながら、私とだんなはチョコスプレッドを存分にこてこて塗ったパンを食べてしまった。食後にはちみつかけたヨーグルト。
麦茶
「いなり寿司かなー炊き込みご飯とか、サンドイッチとか……」
あれこれお店を覗いたけれど、猛烈にトンカツが食べたかった。ミックスフライ弁当じゃなく、がっつりとロースカツ弁当。さもなきゃカツ丼。揚げた肉、揚げた豚肉なのよねそれが食べたいのよねと売り場をうろうろうろうろして、結局ロースカツ弁当を買ってきてしまった。ああ、昼からこんな重いものを、私ってば。
帰宅して、千切りキャベツと卵焼きとごぼうのサラダの添えられたロースカツ弁当を堪能した。添付のこってり味のソースをカツとキャベツにどばどばかけつつ、それなりに衣がサクサクで厚切りジューシーな豚肉で欲望を満たしまくった。美味しい、美味しいよトンカツサイコー。
なんでこんなに無性にトンカツばかりが恋しくなったのかなぁ……と不思議に思っていたのだけれど、後で知ったところによるとだんなの昼御飯もカツ丼だったのだとか。……また変な電波の交流があったのかしら。
茹でアスパラのチーズかけ
水菜のナムル
豚ニラ炒め
塩昆布・ちりめん山椒
かきたま汁
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
なんとだんなは今週3日続けて夕飯前に帰ってきてくれた。ここ何ヶ月もずっとずっと「平日は週に2度夕飯前に帰ってくれば良いほう」という状態だったので、とても新鮮。豚ニラ炒めの他、アスパラガスを茹でてオリーブ油と塩と胡椒かけてチーズ(コンテ)を皮むき器で薄くスライスしたのをひらひら散らしたものを用意した。
豚ニラ炒めは、ケンタロウさんのレシピ本に載っていたもの。中華鍋に胡麻油を熱し、刻んだ生姜とにんにくを炒める。豚バラ肉をフチがチリチリするまで炒めたら、ニラを加えて酒をふり、オイスターソース少々と塩胡椒で味を調えてできあがり。本当は豆板醤を適宜加えるのだけれど、辛くしたら息子が食べてくれないだろうということで、にんにくを炒めるときに赤唐辛子を1本加えて一緒に炒め、途中で取り出した。味つけの基本はオイスターソースだけなのだけれど、これが実に良い味で美味しい炒め物に。だんなにたいそう誉められた。……これ、同じ作り方でレバー使っても美味しくできそう。
この炒め物は息子の心も鷲掴みにしたみたいで、
「お肉、お肉たべる」
「もっと食べていい?」
「あとね、あと、このスープにごはん入れて食べたら、おいしいと思うよー?」
なんて言いながら、炒め物をもりもり、御飯とスープももりもり。スープは2杯飲んで御飯は3膳食べた。おやつも食べたし、給食はごはんをお代わりしてきたらしい。……そんなにも……。
最近じっくり見ていなかった息子の給食の献立表、相変わらずイカしている。今日は
6/22(水) 鮭のちゃんちゃん焼き・切り干し大根煮・ごはん・おひたし・冷凍みかん
というなかなか渋めの内容だったけれど、昨日は
6/21(火) メンチカツサンド(テーブルロール)・野菜スープ・かみかみ昆布・キウイフルーツ
昨日は、お休みが3人いてメンチカツが3個余ったからメンチカツお代わりして食べたのだそうだ。
更に、
6/06(月) ひめ鯵の一夜干し・里芋のそぼろ煮・五目御飯・美生柑
こういったちょっと渋めのものを挟みながらも、
6/08(水) ポトフ・茹で野菜とコーンの和え物・シュガートースト・ヨーグルト
6/09(木) スタミナ焼き肉丼(麦御飯)・うすくず汁・たくあん・スイカ
6/16(木) お好み焼き・イカ入り焼きそば・わかめスープ・パイナップル
6/23(木) 海の幸スパゲティ・ミルクパン・小鯵のイタリアンソース・フルーツヨーグルト
などなどなど、「うわっ、今日は屋台飯?」「今度はイタリアン?」と面白いメニューがてんこ盛りだ。中でも息子が楽しみにしているのは
6/30(木) 炒飯・焼売・ナムル・パイナップル
の月末献立なのだそうだ。……中華定食かぁ……。
ちなみに給食始まって約2ヶ月が経過したけれど、まだ一度も何かを残したことはないそうだ。
給食のバリエーションに負けてたまるかと、じゃあタコス作っちゃろうか、石焼きビビンバはさすがに真似できまい、沖縄そばも多分出ないだろう……と、ちょっとばかり学校の給食に対抗心メラメラ。給食が美味しくて楽しいのは、本当に何よりだけどね。
牛乳 with ミルメーク(ココア)
「おゆきさんにお弁当を作って欲しいなぁ」
とだんなに懇願されてしまった。おお、そういえば、先週体調を崩してからすっかりそんなことを忘れていたよ。嘆願されたのは夜で、弁当用の食材というのを特に準備していなかったのだけれど、なんとかなるかなと早起きしてお弁当作ってみた。パパッとコールスロー作ったりにんじんのグラッセ作ったりしてお弁当箱に詰め詰め。
だんなの職場近辺はオフィス街だし美味しそうでかつ安いお店がこれでもかとあるだろうにと思うのだけれど、「あー、今日は何喰おうかなぁ」と思うのがけっこうめんどくさいものなのだそうだ。しかも季節は梅雨で、雨降りのなか外出するのもちょっとうんざり、ということらしい。
「お弁当の中身は、なるべく食べる本人に見せないようにする」
の鉄則(お弁当の蓋あけて「やったぁ今日は○○だ!」の喜びが、事前にわかると半減してしまうという理由から)の元、急いでお弁当作って急いで片づけ、朝御飯にフレンチトーストを準備した。
卵を2個溶いて、牛乳加えて砂糖をちょいと足して混ぜ合わせ、そこに厚切りにした食パンを浸していく。フレンチトーストはフランスパンでというのがお決まりではあって、確かに美味しくできると思うのだけれど、食パンで作ったときのあのホニャッとした頼りない食感も私は大好き。中までアツアツになるように弱火でじっくり焼いて、粉砂糖やはちみつを添えていただいた。
お供にミルメーク〜。私はココア、だんなはコーヒー、息子はイチゴ。それぞれ別のフレーバーの顆粒をグラスに入れて牛乳混ぜて、綺麗なパステルカラーになった甘い牛乳を傍らにほのかに甘いフレンチトースト。なんというかホニャホニャした幸せな甘さの朝御飯だった。
……さて、先日Musical Batonを押しつけてしまったウヨウヨさんから、「今度はせりあさんにー」とBook Batonというものをいただいてしまいましたよ。色々流行っているんですねーということで、いつもは更新しない朝に更新作業をしてみている私。
持っている本の冊数:
800冊くらい??
割とそれなりに明確に「これはだんなの本」「これは私の本」と別れているのですが、"私の本"はおそらく800冊くらいある……はず。
漫画が65%、料理本が20%、怪談妖怪本が10%、その他が10%……というところでしょうか。怪談本大好き。毎年夏には怪談本が本棚から溢れます。
今読みかけの本or読もうと思っている本:
明日発売の『幽』が実に実に楽しみです。万全の態勢でスタンバイしてます。
特別な思い入れのある本、心に残っている本(5冊まで):
1) 『魍魎の匣』 京極夏彦
『姑獲鳥の夏』以来の京極夏彦氏のファンだけれど、2作目のこれが一番大好き。グロテスクでいびつで、でもどこか美しい話です。ほう。
2) 『文藝百物語』 東雅夫/編
怪談本数ある中で、この本は特にお気に入り。井上雅彦・加門七海・菊地秀行・篠田節子・霧島ケイ・竹内義和・田中文雄・森真沙子の面々が根津の古旅館で一夜を語り明かした、その記録。何がすごいって、百物語後の菊地秀行氏の行動がすごいです。作家の「業(ごう)」ここにありという感じです。
3) 『音の晩餐』 林望
林望氏のエッセイも大好きなものの一つ。中でも好きなのは、氏のレシピ満載の、美味しい話尽くしのこの本です。「マヒマヒとは、なあにシイラのことですよ」なんて注釈つきの「マヒマヒノソテー、ワインソース」や「とり皮の煮こごり」、そして「ケチャップは、今少し甘味が欲しいという向きに、せいぜい最大大匙1杯まで入れてもよいが、これ以上入れることは、悪魔の誘いといわねばならぬ」と記された「ミートソース」の作り方。美しい言葉で美味しいものを語ることはなんと気持ちが良いのだろうと学んだ一冊。
4) 『花のような女(ヒト)』 大田垣晴子
画文家、大田垣晴子さんの本のうちのお気に入りの一冊。マーカーで塗った風の花の素朴な色合いの花のイラストがいちいち素敵です。内容も「そーなのよーそーなのよー」という感じで。大田垣晴子責任編集雑誌『O』も楽しい本です。毎号の発売が楽しみ。
5) dancyu12月号別冊 『スーパーレシピ 家庭料理の本』
1996年12月発売のdancyuのムック本です。「もうすぐ結婚だ結婚だ」という時期に、多分初めて買った料理本だったように思います。これがすごくてすごくて。「道場六三郎の肉じゃが」「ホテルオークラのかきフライ」「陳健一の麻婆豆腐」「小林カツ代のコロッケ」「日良実の魚介ラグーのスパゲティ」などなどなど。野菜の切り方、ブイヨンやだしのとりかた、和洋中韓国料理やイタリアンまで、すごく充実した内容でした。この1冊で新婚当初の食卓がどれだけ助かったか!難しいレシピもあったけれど、「ちゃんとやればちゃんと美味しい」とこの本に教えてもらいました。もうボロボロだけれど、これは捨てられません。
次点) 『ぐりとぐら』 中川李枝子/大村百合子
5冊挙げ終わったところで、だんなに「"ぐりとぐら"が無かったのが意外〜」と言われてしまいました。確かにそうだわ。抜けてました〜……というわけで、「次点」。
このシリーズはどれも可愛らしいけれど、なんといっても巨大な卵でカステラを作るこの話は最高です。とにかく美味しそうで、食べてみたくて作ってみたくて身もだえしたなぁ。最高の絵本です。
次にまわす人5人まで:
そのへんに置いておきます
野菜小皿(パプリカたっぷりコールスロー・にんじんのグラッセ・かぼちゃのグリル)
アイスティー
昨日買ってきたのは、薄いけれど2枚の和牛のステーキ肉。2枚500円という価格は充分安かったけれど、更に「3割引」のシールがついていて、ますますお安くなっていた。今日の夜は息子と2人の夕御飯が確定していたので息子と2人でステーキ丼にでもするか……と思って買ってきたものだったのだけれど、今日の夕飯は「マッケンチーズにするか!」「うん!するー!」という話になってしまっている。それじゃあと、昼御飯に私とだんなでステーキ丼。
薄いステーキ肉だったので、スキレットで両面を軽めに焼いてウェルダンになってしまわないように(だんなのはお弁当なのでしっかりウェルダンに)。焼き上がったところで醤油とバターを落とす。肉にバター醤油のソースを絡めつつ、御飯にもソースを染みこませて肉を並べ、付け合わせは野菜もの3種類。ステーキと一緒に焼いておいたかぼちゃと、小鍋で作ったにんじんのグラッセ、キャベツとピーマン、赤パプリカのコールスローを用意した。
だんなのお弁当を作るときはたいてい私の分も一緒に作ってしまうのだけれど、さすがにステーキ丼は作りたてのが食べたいしねと昼を待って肉を焼いた。肉の上には白髪葱をたっぷり積んで一緒に食べる。昼にステーキ丼なんてなんだかゴージャスだわぁと思いながら、バター醤油と牛の肉汁がたっぷり染みた御飯を存分に堪能した。
……でも、息子は今頃「海の幸スパゲティ・ミルクパン・小鯵のイタリアンソース・フルーツヨーグルト」なんて幸せな昼御飯を食べているだろうし、まぁ、いいか。
サイダー
「マッケンチーズがいいなぁ!」
「いいよー」
ということで、当初の予定のステーキ丼改めマッケンチーズの夕御飯。サラダとスープでも用意するかと思っていたところ、
「ねぇね、マッケンチーズを、おなかいっぱい食べてもいーい?」
というリクエストが追加された。
「……どういうこと?いーっぱい、食べたいの?」
「うん、あのね、サラダいらないの。スープも、今日はいらないの。マッケンチーズをおなかいーーーーっぱいーーーー」
「ああ……わかったわかった」
そういうのもまぁたまにはいいかなと、夕飯にはとにかくマッケンチーズを山ほど用意することにした。サイダーみたいなの飲みたいよねぇということで、買い置きの三ツ矢サイダーを出して。
今日のマッケンチーズは、生クリーム100ccほどを沸騰させて軽く煮詰めたところに、チェダーチーズとクリームチーズを混ぜて溶かして作ってみた。いつもよりちょっとクリーミーで、チェダーの分量少なめのまろやかなマッケンチーズ。太いマカロニをこれでもかと茹でて和えた。
「どうよ?たっぷりだよ?」
「うっわーーーーーー」
ハンバーグ作るよりもカレー作るよりも他のどんな料理を作るよりも喜んじゃう息子にほんの少し複雑な心境を抱きつつ(だって簡単なんだよ、マッケンチーズ……)、でもお腹一杯のマッケンチーズはそれはそれは美味しかったらしい。私も美味しくいただいた。
ヨーグルト with コムハニー
アイスティー
……で、作ってみたのが「オニオンチーズパン」。パン焼き機には「ミックスコール」という、「途中で具を混ぜるならここで入れてねー」という電子音が鳴るのだけれど、そのタイミングで炒めたみじん切り玉ねぎと、ざくざく切ったチーズ(スモークチーズ)、そして風味づけの粗挽き黒胡椒をばさばさっと投入する。玉ねぎから水分が出るので、生地はこころもち水が少なめにしておくのが良いらしい。
こういう混ぜものパンは朝焼き上がるようにタイマーセットすることはできないので、昨日の夕方のうちに焼き上げておいたのだった。パンが焼き上がる頃合いには、いつもの香りじゃない、ピザでも焼いているような刺激的な香ばしい匂いが立ち上ってきて、いかにも美味しそう。朝ジムに向かうだんなに
「オニオンチーズパン作ったから食べてってねー」
と声をかけておいた。私も息子と一緒にオニオンチーズパン。
「……これ?このパン、ねぎの味がする……」
甘く炒めた玉ねぎが美味しくないということはない……と思うのだけれど、息子にはちょっと不評だった。黒胡椒がピリッと香るのがまた息子には気に入らないポイントらしい。玉ねぎとチーズと黒胡椒の味がそれぞれしっかり主張しているこのパン、けっこう美味しくできたと思うのだけれど、やっぱりちょびっと大人っぽかったかな。
昨日のだんなの飲み会は、アメリカ留学時代の恩師に会ってくる会だったそうで、
「お土産に先生から蜂蜜もらったよー」
と昨夜遅くお土産つきで帰ってきただんな。
先生は大学で教鞭を執る傍ら、何故か養蜂家でもある。何度も瓶詰めの蜂蜜をいただいていたけれど、今回は「巣ごとの蜂蜜」、コムハニー。小さな6角形が連なる小部屋にみっちりと蜜が入った魅惑的なもので、その巣ごとバリバリ食べることができる。栄養あるらしいよー……と言いながら、ヨーグルトに巣ごとの蜂蜜をトッピングしながらいただいた。ちょっと固い部分もあるので、そのへんは適当に口から出してしまいつつ、巣をばくばく。……なんだかクマにでもなった気分。
タンドリーチキン&メキシカンピラフ \924
生ビール(グラス) \315
区役所行かなきゃいけないのよねーでも暑いのよねー……ジムも行きたいのよねーでもまだなんか地味に喉が痛いのよねー……とぐだぐだ考えつつ、結局外出もジムも昼御飯もスルー。仕事も少なからずあったので、おとなしくずっと家で作業していた。
夕方息子の音楽教室に一緒に行き、夕食の食材をあれこれお買い物。海老をナンプラーで炒めてホッピー傍らにつつこうかな、んで、さっぱりとした茹で野菜のサラダでも作って、あとは冷やっ汁と御飯とか、冷たいお茶漬けとか、蕎麦茹でるのもいいかもーと、だんなが帰ってくるのを前提に野菜や海老を買ってきた。今週は割と仕事が軽いと言っていたから今日も帰ってくるだろう、帰ってこられないならもう連絡あっても良い頃だろうし、と。
帰宅して、夕食の算段整えて「あとはだんなからの帰りコールを待つだけー」とお仕事始めたところ、7時を過ぎても7時半を過ぎても連絡がない。待ちきれなくて「今日は遅いの?」とメールを出したら「激ジョブで帰宅は日付が変わるころになりそう」……とお返事が。もうすぐ8時になろうという頃だった。
うがー!だったらさっさとその旨連絡してよ!こっちは「まだかなー」って待ってるんだから!
息子も私もあんまりお腹空いちゃって、「お父さん帰ってくるまでお腹ぺこぺこになっちゃうね」と夕方ケーキ食べて(息子はショートケーキ、私はマンゴプリン)、待ってたのにー。毎日、帰ってくるときは「今から帰るよ。何か買うものとかは?」と電話してくれるのは嬉しいけど(これは連絡してくれないと帰宅時間に合わせて料理を仕上げられないというのもあるし)、でもそれ以前に「今日は夕飯要るのか要らないのか」くらいは自主的に連絡して……欲しいなぁ。しくしくしく。
海老は、息子と2人で食べるにはちと多すぎるし、余らせてもすごく半端な分量だ。茹で野菜のサラダを作るにしても、だったらもうちょっと息子好みな味のにしてやりたいし(当初の予定は刻み葱をサラダ油に浸したものと醤油を茹で野菜に添えつつ食べようかと思っていた)、どうしようどうしようと考えて、
「もーいーや、どっか食べに行こう、うん」
とすぐに息子と家を出た。で、駅前のジョナサンでやけ食い。ビール頼んで、「海老のナムプラー炒め」が非常に心残りだったのでなんとなくエスニックなものをとタンドリーチキンとメキシカンピラフ(という名のカレーピラフ)のワンプレートディッシュ。息子はドリアのついたお子さまランチとスープ。
ビールだけが先に来ちゃって、「おつまみがなーい」と思いながらくいくい飲み干し、やけに辛いメキシカンピラフの添えられたカレー味の鶏肉をもしゃもしゃと食べた。息子は大好物のコーンスープと、お子さまランチはドリアにフライドポテト、鶏の唐揚げ、コーンの乗ったハンバーグにフルーツを乗せたヨーグルトという内容で御満悦。
「おかあさん、おいしかったねー」
「ん、おいしかったね」
「おなかぽんぽんになっちゃったねー」
「そだねー」
「また行こうね?ね?すごくね、おいしかったんだよー」
一体何がそれほどまでに美味しかったのか、息子は御機嫌で私と手をつないでぴょんぴょん跳ねていた。だんなったらんもーんもーとちょっとばかり心穏やかじゃなかった私も、息子の笑顔に癒された。息子は何やら、
「おかーさんが、いちばん好きなソフトドリンクは〜♪ジンジャー♪エール〜♪」
なんて歌まで作っていた。そうよ、私、ジンジャーエールが大好物なのよ。
クリームパン
エッグカレーパン
グレープフルーツジュース・牛乳
「え?え?え?なんじゃこりゃ?」
と思いつつ昨日はそのまま寝たのだけれど、今朝8時半に目覚めたらその腫れが一層酷く、固くなってきていた。熱も持ち始めているようで、こりゃなんだかヤバイ!とお医者に向かうことに。だんなはまだぐーぐー寝ていたので、一人ひっそりと準備して自転車のカギ持って出発した。
私はお医者が大嫌い。やたらと待たされるし、あの、様々な病気の人がウヨウヨしている待合室などは「健康な人以外は行っちゃいけません」という感じだ。ここ何年も医者にはかかっていなかったのだけれど、今回のコレはさすがに市販薬飲んでも治らないんじゃないかと意を決して行ってみた。かかりつけのお医者は、だんなが子供の頃からかかっているという、親子3代に渡って診てもらっているところだったりする。我が家からはちょっと遠いのでなおのこと「健康な人以外は〜」といった感があるのだけれど(だんなの実家からはそこそこ近い)、根性入れて自転車乗ってキコキコといざ病院へ。
「あら?あなた、○○さん家のお嫁さん?」
突然受付でそう言われ、
「……ああ、大きいお兄ちゃんの、お嫁さんね?息子さんもお元気?」
と続けられてしまった。ここの先生とお義父さんはゴルフ仲間でもあるそうで、もう何もかも筒抜けのこの病院。あー、はい、お嫁さんです。はい。
「こりゃ……おたふくかなぁ。今ね、ちょうどおたふくすごく流行ってるからね。……やった?」
「ええ、小学生の時に。……でも、中学の頃に、ウィルス性とかいうおたふくにもかかりました。……腫れやすい体質とかなんでしょうか」
「うーん、こりゃどうも、おたふくって感じにも見えるから、血液検査してちょっと確認してみましょう。3日後にもう一度来てね。でも、今回お出しする薬は"おたふく風邪はやった"という前提で出しておくから、それ飲んで様子みてください」
先週、喉がめちゃめちゃ痛くなったんですが関係ありますかね?いや、それは多分あんまり関係ないと思うけど、どれ……ああ、あんまり良くない扁桃腺だねぇ。……いいとか悪いとか、あるんですか扁桃腺。ええ、あるんですよぉ。
などという話をして、そして突然血液検査。まさか耳の下腫れただけで注射されるとは思っていなかったから心臓がバクバク言ってしまった。私、注射も大嫌い……。
かくして、左腕にガーゼ貼られてテーピングされた格好でヨタヨタと帰宅。酸っぱいものいっぱい飲むなり食べるなりしてツバを出すようにしてくださいね、患部はなるべく冷やしてねと言われたので、帰り際のコンビニでグレープフルーツジュース買ってみた。帰ると、息子は家の前に出る移動八百屋でなぜか八百屋さんになっていて(「いらっしゃいいらっしゃーい」と値札持って歩いてるし……)、だんなはまだ寝ているし。
朝御飯は、昨日千葉三越をふらふらしていて「あ、クリームパンが食べたい」と呟いて息子が立ち止まったパン屋さん「Johan」で買ってきたクリームパンと、薄切りゆで卵がトッピングされたエッグカレーパン。お供にグレープフルーツジュース。ホニャホニャした食感のクリームパンはちょっと頼りない質感で(私はどっしりした重めな感じのカスタードクリームが好き……)甘さ控えめ。クリームパンの味にグレープフルーツジュースは劇的に似合わなくて、
「あ、ダメだ……クリームパンにグレープフルーツジュースはダメだ……」
と言いながら慌てて牛乳も飲んだりしていた。
困ったなぁ、めちゃめちゃだるいよ。
麦茶
「うーん、今日の夕飯は角煮かなー角煮と冷や奴かなー。角煮喰いたくない?あ、雲白肉もいいなー、雲白肉と冷や奴……」
じゃあ買い物行って来ようかね、息子もなんか本、買いたかったんだよね?じゃあ一緒に行こうぜぇ……と、一気に家事スイッチと料理人スイッチとお買い物人スイッチが入っちゃったらしいだんな。昼御飯は冷やし中華みたいなのがいいよねーそれも見てくるよー……と、息子と2人、お買い物に行ってくれた。
数十分後、あちこちの用事を片づけてだんなと息子が帰ってきた。最近やけにお安くなっているキャベツを買い、茄子やキュウリや、あとお肉いろいろ。帰るなり「これ、50円だったんだよ、見切り品で、たったの50円!」だったのだという冷やし中華を準備してくれた。具はハムとキュウリと錦糸卵の胡麻だれ冷やし中華。そうそうこういう酸味のあるものがね、嬉しいのよねー……なんて言いながら、ちゅるちゅるといただいた。
オムレツは上手に作れるだんな、でも錦糸卵は大変な苦手分野だ。だから錦糸卵はたいてい私が作っていたのだけれど、今日はだんなががんばって作ってくれたらしい。ちょっとばかり不格好でちょっとばかり厚ぼったい錦糸卵だったけれど、でも私が作るオムレツよりはるかに綺麗な錦糸卵だった。
胡麻胡麻した淡い酸味の冷やし中華を平らげて薬を飲んだ後は、ベッドに転がって心地よい風を感じながら漫画を読み読み。そのうち眠くなってストーンと寝てしまった。
茄子と玉ねぎの甜麪醤ソース炒め
冷や奴
羽釜御飯
ホッピー・麦茶
生ライチ・アメリカンチェリー
「おはよー」
と呟いたものの、また寝てしまって、ちゃんと目を覚ましたのは7時近くになってから。
「……改めて、おはよー……」
「おかあさん、おはよー」
「よく寝てたねぇ、やっぱり具合悪いんだねぇ」
目を覚ますと隣の部屋に家族が揃って声をかけてくれるというのは幸せなもので、そのままぽやーっとしているうちにだんなが夕御飯の支度を整えてくれた。今日は、豚冷しゃぶと茄子と玉ねぎの炒め物、そして冷や奴。
豚バラ肉の薄切りをサッと茹でて、刻みにんにくや生姜、葱を加えた醤油や胡麻油がベースのピリ辛ダレを添えたもの。息子にはそのタレは辛かろうと「ごましゃぶ」を添えてやり、茄子と玉ねぎは豚薄切り肉をちょっと加えて甜麪醤炒めに。刻み葱とおかかを添えた冷や奴。この体調不良にアルコールはいかんだろうなーと思いつつ、今日のあまりの暑さに焼酎若干少なめのホッピーを1杯飲んだ。
冷しゃぶは実に美味しくて、私もぱくぱく、だんなもぱくぱく、息子は輪をかけてぱくぱく。皿にこんもり盛られていた豚肉はけっこうな分量があったはずなのに、
「たべるー、お肉、もっとたべてもいーい?」
と息子がえらい勢いで豚しゃぶを食べていく。肉の下に敷いたスライスしたキュウリだったてたくさんあったはずなのにそれもすぐになくなってしまい、慌てて追加肉を茹で、追加キュウリをスライスする。甘じょっぱい味つけの茄子炒めをホッピーと御飯の供にしながら、それもパクパク。だんなの作ってくれた夕御飯は大変な売れ行きで、何も残さずに消え去った。
食後に生ライチ(だんなの好物)とアメリカンチェリー(息子の好物)を出してとっても幸せ。でも耳の下の腫れもまた絶好調。おたふく風邪疑いがある以上、外出したらまずいわよねぇ……。
チョコブレッド
自家製オニオンチーズパン
グレープフルーツジュース
「じゃあ曾孫も連れてきて〜」
という話になったらしい。
実のところ、おばあちゃん本人よりもその娘にあたるE子おば(だんなのお母さんの妹さん)が息子に執心で暇さえあれば会いたい会いたいと言っているのであるらしくて、
「……というわけですので、行ってくる?お母さんとお父さんはおうちで待ってるからさ、おじちゃんの車に乗せてもらって、行ってくる?」
「うん!行ってくる〜」
などという息子とのやりとりの後、実にあっさりと息子はお出かけすることになった。私はというと昨日お医者でもらってきた抗生物質があまり効かなかったのか、右耳下の腫れはおさまらず、まだおたふく風邪疑惑は薄らがない。この年でおたふくやるなんてヤダよー、これからもっと腫れてくるのかしらと戦々恐々だ。
週末にしてはちょっと早めの朝御飯は、金曜に買ってきたJohanのチョコブレッド(大好物)と、先日私が焼いたオニオンチーズパンをそれぞれ適当にスライスして。オニオンチーズパンは、私としてはなかなか美味しくできたと思うのだけれど、なにしろ息子の評価がめちゃめちゃ悪かったから「そうか、失敗作か」と思っていたシロモノ。でも、今日一緒にテーブルを囲んだだんなからは
「このパン、美味しいよねぇ、すっごく美味しい」
というお言葉をいただいて、ちょっと嬉しかった。なんだ、けっこう美味しかったんじゃん、じゃあまたこういう類のパンを焼いてみましょうかねー……とちょっとわくわくの私。今度はパン焼き機まかせじゃなくて、ちゃんと自分で生地をこねて作ってみようかなぁ……まだちょっとそれは難しいかしら。
フレッシュバーガー
モスチキン
オニポテセット(オニオンリング&フライドポテト マンゴーラッシー(M))
昼御飯は、だんなに買ってきてもらったモスバーガー。大好物のフレッシュバーガー(って、モスバーガーのバーガー類はたいていどの種類も大好物なんだけど……)にモスチキン、新発売のマンゴーラッシー。
思ったよりも軽い味のラッシーをいただきながら、バーガーとチキンをバリバリと。だんなが食べている海鮮ライスバーガーがやけに美味しそうで、2口くらいいただいてしまった。……それにしても、今日も暑いね。息子はおばあちゃん家で今頃何を食べているんだろう。
シュリンプカクテル
スモークサーモンのサラダ
チキンソーセージガンボ
羽釜御飯
ビール(Corona)・梅酒サワー
「ガンボ」とは、アフリカの言葉で「オクラ」の事。転じて、ニューオーリンズの名物料理として、"オクラを使ったトマトベースのスパイシーなスープ"の名前になっている。「ガンボスープ」じゃなくて、「ガンボ」がそのまんまスープの名前。郷土料理みたいなものだけれど、でもこれは広く一般に広まっているようで、ごく普通のステーキチェーンなどでも
「本日のスープはね、ソーセージガンボよー」
なんて出てきたりした。
渡米1週間目くらいに入ったステーキ屋さんでそう言われてしまって、
「えーと……ガンボって、……ナニ?」
と尋ねてしまって、ウェイトレスさんを困惑の渦に巻き込んでしまった記憶がある(つまり日本食屋に入って、「けんちん汁って、ナニ?」と聞いたみたいな感じ?)。確かそのときは
「えっとー、ガンボだからね、ガンボが入ってるのよ。あと野菜と、お肉と、トマトと……」
なんて説明してもらったのだけれど、その「ガンボ」というものが不明だから何がなにやら。帰って調べて、やっと「ガンボ=オクラ」という事が納得できたのだった。アメリカのスーパーで普通にオクラが売られているのはちょっとびっくりな光景だった。
私は別にオクラが好物というわけではないのだけれど(嫌いじゃないけれど前向きに食べたいものでもない……)、スープとしてのガンボは別。あれは大変に美味しい。不思議なことに、そのスープには御飯を入れて食べるのだ。スパイスは効いているけれどどこか懐かしいような味もして、どこで食べても美味しかったなぁという思い出になっている。
で、ちゃんと、ガンボが名物の「GUMBO SHOP」のレシピで作ってみた。本式のレシピはオクラを1ポンド用意しろとか肉を2kg用意しろとかいうとんでもないことになっているので、それを1/3くらいの分量で少なめに。
まず、ケイジャン料理の基本の「ブラウンルー」作りから。鍋に小麦粉50ccとサラダ油50ccを入れて熱し、一気に焦げてしまわないようにかき混ぜながら褐色になるまで火を通していく。このブラウンルーの色でできあがりのスープの色が左右されるから、しっかり綺麗な焦げ茶色に。そこに刻んだ玉ねぎ、ピーマンを加え、更に別鍋で炒めておいたオクラ、トマトのホール缶、刻んだソーセージを投入。ここで少し煮込んでから鶏肉を茹でたスープを4カップほど加え、そこにドライバジル、ドライタイム、ドライセージ、黒胡椒、白胡椒、カイエンヌペッパーを次々投入。胡椒類のピリッとした辛さが肝なので多めに入れたいところだけれど、あまり辛いと息子が嫌がるので心持ち今回は軽めに。あとは蓋をして1時間くらい煮込んでいく。最後に茹でておいた鶏肉を裂きながら加え混ぜて味を馴染ませ、塩で味を調えればできあがり。
できあがりは今日の写真のような具合で、そう美味しそうな外見じゃないのだけれど、お店で食べてもこんな感じとかこんな感じだったりするので、多分いいのだ、こんな感じで。ちなみにリンクした2つ目の写真のガンボは、既に御飯が混ぜ込まれていてさながら「おじや」みたいな状態になっていて、それもまた何だかすごかった。
トマトスープの味なのだけれど、ブラウンルーの渋いような甘いような味も加わっていて、そこに諸々の野菜や魚介あるいは肉の味が溶け合って、そこからぷわんとバジルやセージやタイムが香るちょっと不思議な味。小麦粉のルーを使っているからそのとろみもついているけれど、オクラを入れたことによる独特のトロ〜ンテレ〜ンとしたツルツルとしたとろみがついている。
このスープと御飯がひとつのスープ皿に一緒に盛りつけられてきたり、別添で小さな御飯がついてきたりと色々あったのだけれど、どのスープにも共通して胡椒のピリ辛さが漂っていて、それがジメジメとして蒸し暑い南部の空気に似合っていた。だから日本の夏にもきっとガンボは良く似合う。
「……あはは、"あんまりあってもしょうがないしー、ちょびっとだけ作ろう"とか思ってて、結局ちょっと多めにできちゃったんだけど……旨いね、超旨いね」
「……俺は最初から、"鍋一杯作ろうよ"って言ってたじゃん……」
「いや、材料だけ見るとね、あんまりこう、そそられるものじゃないからさ……ほら、オクラたくさん入るし」
「でも旨いじゃんガンボ」
「だよねぇ、旨いんだよねぇ……」
たっぷりできちゃったガンボを傍らに、クイーッとコロナビール飲み干して海老つついてスモークサーモンつついてサラダもしっかり食べて、そして御飯を混ぜつつガンボをお代わりしながらいただいた。
定番のチキンとソーセージを使ったガンボが私は好きだけれど、ターキー丸焼きにした時の残りの肉を使って作ったりだとか、海老やザリガニ、貝類を使ったガンボも美味しくて要するに「なんでもあり」という感じ。