果物いろいろ
牛乳
「ぼく、これ食べたい。昨日、おやつに食べれなかったし」
と息子が透明な袋に入った焼き菓子を持ってきた。おお、これはTさんの焼き菓子。
「……んー、そうだね、"パンがなければケーキを食べればいいじゃない"っつー格言もあるしね」
と、責任をマリーアントワネットにおしつけて、何種類もあるケーキを薄くスライスしてそれをつまんだ。せめて果物でビタミンを摂っていってくださいなと、フルーツも山盛り。
「じゃあ、ほねも作らなきゃ。牛乳をのもう!」
「そうだね、牛乳飲んでおこう」
と、牛乳もしっかりいただいた。
最近の息子は「栄養」がブームのようで、加工食品のパッケージを見ては
「カルシウムって、なに?」
「エネルギーって、なに?」
「ビタミン……Cって、何?」
と、色々聞いてくる。
牛乳はカルシウムが多いんだよ、骨が強くなって頑丈になるよ、と教えたら、「牛乳=骨」がインプットされてしまったらしく、おやつに風呂上がりに
「ほねを作るぞー!」
とか言いながら牛乳を飲むようになった。今まで1日1パックあればなんとか足りていたものがだんだん足らなくなってきていて、お母さんとしては嬉しいやら困るやら。ああ、アメリカみたいに牛乳のガロン(約4リットル、巨大なプラスチックボトル入り)売りしてくれるといいのに(でも冷蔵庫に入らないね……)。
茹でほうれん草(昨日の残り)
もやしと鶏ささみの和え物(昨日の残り)
わかめのスープ(昨日の残り)
麦茶
「あいやー、全部残ってるよ……」
と、私の昼御飯にしてしまうことにした。茹でたほうれん草を添えた八角風味の牛肉の旨煮をかけた御飯、鶏ささみを混ぜた酢醤油味のもやしの和えもの。スープもあっためて、ほんの3分くらいで食事の支度ができてしまった。
「……まぁ、今日も仕事けっこうあるし、ちょうど良かったんだけど……」
自分一人の食事の支度が簡単に済むに越したことはないので、まんま昨日の夕飯と同じ献立だったけれどありがたーくいただいた。肉はもうちょっとホロホロに仕上がる予定だったのだけれど、中華鍋でガーッと手早く煮込んでしまったのでちょっと歯応えのある仕上がりに。今度はダッチオーブンとか使ってじっくりことこと時間をかけて作ろうかなと。
3種ラム食べ放題 2×\2400
3種ラム食べ放題(小) \1200
にんにく揚げ \350
コーンバター \350
ハーフ&ハーフ(ジョッキ) 2×\940
エビスビール(ジョッキ) \920
エーデルピルス \610
烏龍茶 \390
ジャスミン茶 \390
……食べました……
「あとね、あとね、カメラに入れる、フィルムが欲しいの」
先日、これも自分のお小遣いで買っていた『科学のタマゴ』の付録のピンホールカメラ用のフィルムも欲しいのだとか。そういえば我が家はもうデジタルカメラ一辺倒で、フィルムのカメラなんか全然使っていなかったのだった。買い置きのフィルムがあるとしても、もう使えるかどうかわからないので新しいのを買うことに。
「私はねぇ……本屋と100円ショップ覗きたいんだよ、あとちょっとデパートも見たいし」
息子と私の買い物を全部済ますには2時間くらいはかかりそうで、だから
「もし今日帰りが遅くないなら、どっかで待ち合わせて夕飯食べませんか?肉とか」
とだんなに連絡をしてみたのだった。結果、「ジンギスカン食べ放題だ!」ということに。
めでたくお買い物もあれこれ済み、7時過ぎにだんなと津田沼駅に待ち合わせ。そこから無料送迎バスで千葉ビール園に向かった。サッポロビールのビール園で、一年中ジンギスカンが食べられる。
3種ラムの食べ放題ってのが気になっていたのよねぇと、これを親子3人で。手揉みラム、塩味、味噌味のラム3種類、野菜と御飯が食べ放題だ。最初にドーンと肉と野菜の大皿がやってきて、巨大なビール(ジョッキで900円するだけあって、けっこうでかい……)をぐっぴぐっぴと胃袋に流し込みながらおおいに焼いておおいに食べた。
ジンギスカンとは言うものの、このお店のは中央が盛り上がったいわゆる「ジンギスカン鍋」じゃなく、平たい焼き網だ。だからジンギスカンというより「ラム焼肉」といった感じになっちゃうのだけれど、
「ま、それでも旨いしねぇ」
と言いつつ、あれ焼いたりこれ焼いたり。別注文で揚げにんにくとコーンバター(どちらもアルミの皿に乗せられてきて、網の上で焼いて食べる)も頼み、じくじく火を通しながらひたすら食べた。
野菜2皿、肉は塩3皿、味噌2皿、手揉み3皿。キャベツだもやしだと野菜も山盛り焼いて合間に食べながら、私もだんなも息子もよく食べた。何より息子が
「お肉ー、お肉、まだやけませんか?」
と言いつつ、キャベツを自分で焼いてみたり、肉3種類しっかり味見しながら食べてみたり。ラムは大人でも苦手な人は苦手なのに(やっぱり匂いの強い肉だし……)、「おいしいよー」と言って食べる息子はたくましいなと思う。
で、午後10時。すっかり酔っぱらってすっかり満腹になって、へろんへろんになって帰宅。
「も、ダメ……」
「も、寝る……」
と、親子3人日記も書かずにダウンした。明日は土曜日、幸せだねぇ。
ミックスフライ定食 \1000
「まぁ、見られれば良いけどねー……」
「でもまぁ、それが第一目的じゃないしねー」
と、目指すのはデイリーポータルZのブースだったりした。
このデイリーポータルZ、我が夫とY先輩がやたらとお気に入りで「このネタが」「あのネタが」と以前から盛り上がっていたので私も見るようになってしまったのだけれど、脱力を誘うネタが日々面白い。私は(夫も)イラストレーターべつやくれいさんがお気に入り。絵本の『しろねこくん』が実にステキで、だんなは
「もし来てたらー……サイン、してもらえるかな?」
とうきうきと『しろねこくん』とサインペンを鞄に詰めていたりするのだった。
だんなが用意の良いことに招待券を事前申し込みで入手していてくれたので、専用列に並ばせてもらえてめでたく開場直後に入場。こういったイベントは20〜30代くらいがターゲットかと思われたのに、案外と白髪交じりのご夫婦みたいなお客さんも多くて、で、老若男女問わず眞鍋かをりさんのトークショー整理券に殺到している。こりゃトークショーはダメだー、と、予定どおりデイリーポータルZのブースをぷらぷらしてきた。
だんなはめでたく、べつやくれいさんにサインをしてもらい(猫のイラストも描いてくれたよ、かわいー……)、オリジナルTシャツ買って、「Tシャツを買った人だけができるガチャガチャ」でZくん人形とべつやくれいさん直筆「うみうし」キーホルダー(なぜうみうし……)をゲット。招待客用にもらえたドリンクチケットでソフトドリンクいただいて一休みし、ついでに「7年以上会員の人にプレゼント」券ももらっていたので出口のところで「長年の御愛顧ありがとうございます」プレゼント(扇子とミニ植物栽培キット)ももらって会場を後にした。
今は、接続プロバイダーは別のところを利用しているし、ブログを開設しているのも全然違うところなのだけれど、でも私もだんなもパソコン通信時代からの@nifty(旧nifty-serve)の会員だ。まだインターネットのイの字もみんな知らないような時代で、「通販もできるんだよ。画像を見るのは……ちょっとつらいんだけどね、時間かかるし」なんて言ってる頃で、興味のある掲示板(フォーラム)でのやりとりを楽しんでいた。だんなと私が最初に「はじめまして」と接したのは、まさにそのnifty-serveの「パティオ」と呼ばれるプライベート掲示板だったりしたのだけれど、それはまた別のお話。
そんなこんなで色々楽しませてもらって、そういえば朝御飯も食べてこなかった私たち。昨日のジンギスカンが重すぎて、朝起きても全然食欲がわかなくて、もういいやとりあえず家を出て動いていれば空腹になるだろうと飲まず食わずで動き回っていたのだった。で、さすがに空腹になって、お昼に入ったのは国際フォーラム内にある「レバンテ」というお店。
かつて、有楽町の駅前の雑多なところにあったレバンテ、日本のビアレストランの先駆けとなったそれはそれは古めかしいお店で、大倉財閥を成した大倉喜八郎が創業したというビアホールだ。料理の価格は安くはないけれど、でもいーい感じのお店だった。何年も前の有楽町時代、当時仕事の得意先だったこともあって、何度か食事したことがある。休日の昼にここで飲む生ビールが実に美味しかったなぁ。
有楽町再開発のために移転したレバンテは、国際フォーラムの中ですっかり垢抜けた風になっていた。でもランチメニューは変わらず、スープとパン(か御飯)、ドリンクバーつきで1000円のセットがカツにステーキにハヤシライスにビーフカレーにといろいろある。
「ぼく、ぼくはカニコロッケがいいなぁ!クリーム、はいってるかな?」
「うん、そりゃクリームコロッケでしょうよ。私はミックスフライにしようかな」
「俺はハヤシライス……いや、ここは豚バラの生姜焼きだな」
と、それぞれメニューを眺めて1品ずつおかずを選び、古き良き洋食屋さんの味といった感じの料理をいただいた。
私の皿には、海老フライ1本、ヒレカツ1切れ、帆立のフライが2個。大きなレモンとたっぷりのタルタルソースが添えられて、フレンチドレッシングを和えた刻みキャベツのサラダと、ほんのりカレーの味がするようなもやしの和え物、櫛切りトマトが添えられる。コンソメスープには大根や人参の根菜入り。だんなの生姜焼きはトマト味(でもちゃんと生姜味)の洋風生姜焼きで、これが不思議に美味しい。息子のカニクリームコロッケも実に手が込んでいるような味で、相変わらずの美味しさに満足してお店を出た。ドリンクバーは、店内のカウンターにアイスとホットの紅茶とコーヒー、あとはアップルジュースとオレンジジュースが用意されていて、良くあるソーダ類だらけのものじゃないのもちょっとステキ。
食後はせっかく銀座方面に出てきたのだからと、銀座を散策しまくる。「わしたショップ」でミニマンゴー(5個980円)を見つけて買い、難あり品マンゴー1個300円を2個買い、更に各デパートのデパ地下でマンゴプリンを探し歩き、なんだかマンゴプリンまみれになって帰宅した。
茹でとうもろこし
レタスのサラダ
コーンスープ
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
「夕飯、どーすべー……」
「カレー喰いたいな、俺」
「……帰って、作るぅ〜?」
「いや、どっか喰いに行くでもいいけど」
「……いや、自分で作った方が旨いっしょ。作ろう、うん」
なんて会話を電車の中で繰り広げ、久しぶりに豚バラカレーを作るかねと豚バラブロック買ってきた。一口大に切り、塩胡椒とカレー粉をよーく揉みこんでからダッチオーブンでじくじく焼いていく。刻んだ玉ねぎとにんじんも加え、溶けた豚の脂を絡めるように炒めると、実に実に美味しいカレーになる。
肉と野菜がいい感じに炒められたら水を加えて沸騰させ、アクを取ったらダッチオーブンの蓋をびっちり閉めて弱火にして1〜2時間放置。適当に煮えたところで追加玉ねぎ(最初に入れたのはほとんど溶けて消えちゃうから)を加え、じゃがいもも加え、15分くらい経ったらルーを溶かす。ビーフカレーなどには仕上げにバターをひとかけら落とすと風味が良くなるけれど、豚バラカレーにそんなことやったらくどくてしょうがなくなるので、バターはもちろん入れない。合間に、買ってきたばかりのとうもろこしを茹で、レタスのサラダも作っておいた。夕方ぷらりとスポーツジムに出かけて行っただんなが、冷やしていただくコーンスープを買ってきてくれたので、これやらそれやらで適当に夕御飯。
久しぶりのポークカレーは実に美味しうございました。鶏も牛も羊も最高だけど、やっぱりカレーは豚が好きかなぁ……。
小倉あんぱん
チーズクリームあんぱん
牛乳
ミニマンゴー
「私、粒あんのね、粒あん。……あ、小倉あんぱんってやつだ」
「俺は桜だなー」
「ぼくね、この、"バナナクリーム"っていうのがいい!」
それぞれ思いの丈を棚に並ぶあんぱんにぶつけて、好みのものを選んだ。2個は必要よねともう1種類選んだのだけれど、それは全員が「チーズクリームあんぱん」。チーズクリームあんぱんが大人気の、土曜夕方の木村屋売店なのだった。
あんぱんにはやっぱり牛乳なのよねー……と、牛乳飲みながらあんぱんをはぐはぐと。私とだんなの味覚の嗜好はだいぶ同じなのだけれど、桜あんぱんについては見解を異にしている私たち。
「……桜あんぱんって、しょっぱいじゃん。あの塩辛い桜がねぇ、苦手なんだなぁ……」
「いや、そのしょっからさが良いんじゃん。あんこに合うじゃん」
「理屈はわかるんだけどー……」
「木村屋の、この桜あんぱんが宮内庁御用達なんだってよ?」
「いやぁ、御用達でもねぇ……」
スイカに塩をかけるのもいまいち好きでない私は、そのへんはどうにも相容れないのだった。パン生地もほのかに甘いコロリと丸いあんぱんは、粒あんのもチーズクリームのも美味しかった。
デザートに、昨日沖縄アンテナショップで買ってきたミニマンゴーを。
「ミニマンゴーが美味しくてー」
という話を去年か一昨年あたりに教えてもらって、それから買う機会を狙っていた。先日ここのサイトでめでたく通販申し込みができたのだけれど、届くのはまだちょっと先らしい。楽しみだなぁ……と思っていたら、昨日わしたショップでさりげなーく売られていたので買ってきてみたのだった。5個入って980円。
国内で栽培されているアップルマンゴー(赤い皮のマンゴー)は、通常大ぶりのリンゴくらいの大きさ。ミニマンゴーは、枇杷くらいのサイズしかない。品種が違うとかいうことじゃなくて、たまたま(?)小さく育ってしまったものなのであるらしい。見た目があまり綺麗じゃないものが多く、本来マンゴーは大きいものだしということからか、マンゴーを栽培している地域以外にはこれまであまり出回らなかったものであるらしい。
今回買えた品も、やっぱりちょっと黒ずみがあったりしたのだけれど、でも漂ってくる匂いは完璧な完熟マンゴーの香り。冷蔵庫に入れて冷えたところを剥いて食べてみた。
……うまー……。
甘くて甘くて、風味が良くて、国産マンゴーはたいてい美味しいものだけれど、これはまた幸せに美味しかった。トロピカルフルーツ特有のねっとりとした香りと味で、果汁もたっぷり。枇杷を食べるように果実にむしゃぶりつき、薄く平たい皮だけ残して綺麗に食べた。こんなに美味しいマンゴーだと、もうマンゴープリンに加工しようとかマンゴーパフェにしようとかいう気力がなくなってくる。果実だけでどんなに手のこんだマンゴーデザートの味を超えてしまっているような味だった。
1個1000円2000円しちゃうような国産完熟アップルマンゴーもそりゃもう美味しいものだけれど、980円でこの分量でこの味だったらもう十二分に満足。一緒に買ってきた見切り品1個300円(!)のマンゴーもあるのだけれど、これを食べるのもとっても楽しみだ。……私はいつからこんなにマンゴー好きになっちゃったんだろう。成人する頃まで、トロピカルフルーツは全部が苦手だったのにねぇ。
コーンスープ
麦茶
カレーにはゆで卵を乗せるべきか、あるいは炒めた茄子とオムレツでも添えてみるべきかと色々話し合いがなされたのだけれど、結局スタンダードな「ゆで卵トッピング」に決定した。卵を3個茹でて、1人1個スライスしてトッピング。昨日はまだ少しだけ尖った辛さがあったカレーはすっかりまろやかな味になっちゃって、ドカドカ入った豚バラ肉も消えてしまいそうに煮崩れていた。じゃがいももにんじんも角が取れちゃって見た目もいかにも「2日目のカレー」になったそれを、ついつい大盛で。
我が家のカレーは息子が物心ついた頃から容赦なく「中辛」で、息子もそれがあたりまえだと長らく食べていてくれたのだけれど、学校給食が始まってしまって「学校のカレーは辛くない」という事を覚えてしまった。更に「CoCo壱番屋」などに行くようになって、ますます「お子さまカレーはからくない」という事実に気がついてしまった。以来、
「おうちのカレーって、ちょっとからいよね……」
と、家カレーをするときはちょっとだけ悲しそうな顔になってしまっている。
対策として、各御家庭はいろいろと、「ルーを入れる直前に2つに分けて大人用と子供用の鍋を作る」とか「ここは子供に合わせて大人も一緒に"カレーの王子様"」といった手段が講じられているようなのだけれど、我が家は「でもカレーって、こういうものだから」と中辛一直線なのだった。せめて辛口じゃないだけマシということで……ごめんよ息子。
空心菜の炒め物
羽釜御飯
発泡酒(サントリー マグナムドライ)
これを食べなきゃ、とにかく食べなきゃということで、夕飯は各種餃子を一堂に。安売りしていた空心菜の炒めも作って、塩にんにく味の青菜をもりもりつつきながら、餃子をおおいにつついた。浮き粉の皮の海老蒸し餃子に、豚肉入りの茹で餃子、そして今回は福岡のお店の一口サイズの焼き餃子。冷凍庫にやっと少し余裕ができた。
中国野菜は美味しいものが多いけれど、空心菜は大好きな野菜のひとつ。私は青梗菜よりも空心菜が好きで、並んで冬のターツァイも大好物。空心菜はその名のとおり茎の中央が空洞になった野菜で、葉は笹の葉の形に似た細長いヒヨンとしたもの。炒めるとシャキシャキと心地よい歯触りで、にんにくとも相性ばっちり。ちょっとだけアクを感じる青梗菜より野性味のある味がとても好みなのだった。案外簡単に育てられるそうで、そのうちベランダのプランターで栽培してみようかなと狙っている今日このごろ。