豆腐と油揚げの味噌汁
麦茶
昨日、美味しそうな卵が特売になっていたので買ってきた。冷蔵庫にはまだ10個以上ストックがあるし、
「じゃあ早速朝御飯に食べようかしらね」
と、「明日の朝御飯は卵かけ御飯にする?」と提案したら、息子がたいそうな大喜びっぷり。味噌汁も多めに作っておいたので、朝食は卵かけ御飯&味噌汁ということに。昨夜お刺身をたんまり食べたので干物を焼くという気分にも今ひとつなれず、野菜のストックもなく、ごくごく簡単な「ごはんセット」の朝御飯になった。
うっかり「おたまはん」(=卵かけ御飯用のだし醤油)を切らしていたので、今日はたまり醤油を使って。次回は卵かけ御飯に似合う「かき醤油」なるものを試してみようかなと思っているのだけれど、我が家にはそもそも調味料がありすぎるのでこれ以上増やしてどうする、という思いも少々。数日前に「いちじく酢」とか届いたばっかり(一緒にりんご酢も買っちゃったりして……)だしねぇ。
今日は野菜が届く日。
今週の「ベジタS」の内容は
人参3本 ・ ごぼう4本 ・ 備中蓮根2節 ・ 白菜1/2玉 ・ 春菊1把 ・ 舞茸1パック ・ りんご(ふじ)2個
というものだった。
呆れるほど巨大な白菜が届いて、冷蔵庫の野菜庫にはとうてい入らず、そして今日はやたらと寒い。昼前から降り出した雨は、夕方からは雪になるという予報が出ている。
「鍋するなら今日だよねぇ……んで、白菜の鍋だったらやっぱい豚味噌鍋だよねぇ……」
でもしゃぶしゃぶ用の豚肉の買い置きなんてないし、でもこの天気のなか買い物行きたくないのよねぇ……と、少し悩んで、「だんなに駅ビルの肉屋に寄ってきてもらおう♪」という結論を勝手に導き出してみた。
(白菜・長ねぎ・豚肉・うどん)
ビール(サッポロ 黒ラベル)
ビール(サッポロ ショコラブリュワリー)
電車降りて濡れずに行ける駅ビルで買ってきてくれれば良いよと言ったのに、だんなはわざわざ「あそこの肉屋の豚バラ薄切りの方が美味しいから」とわざわざ別のスーパーに寄って豚肉(と、あと冷凍うどんも)を買ってきてくれた。帰ってきただんなには、雪が積もっていた。おお、とうとう雪降ってきたのかー、と外を見たら、見事な"ベタ雪"がモツモツと降ってきている。息子はそりゃもう大喜びだ。
巨大な白菜は、8割方刻み、長ねぎと共に20分ほど煮込んでおいてみた。買ってきてもらったしゃぶしゃぶ用のバラ肉とロース肉を入れつつ、まぁとにかく今日もよく食べた。白菜、入れちゃったら1/2株全部食べられてしまったかも。
「寒い日に家で鍋!あったかい部屋でビール!サイコー!」
「いいよねぇ、これだよねぇ」
と、調子に乗って「これも飲んじゃえ!」と開けてみたのが「ショコラブリュワリー」。サッポロビールがロイズと一緒に作ったチョコレート味のビールだそうで、サイトの説明文には
ともに北海道を発祥の地とする「サッポロビール」と「ロイズコンフェクト」のおいしさが出逢い、夢のコラボレーションが実現しました。 チョコレート麦芽を一部使用し、カカオを加えた、芳しい香りとほろ苦い味わいが特徴です。 あなたのくつろぎの時間や、大切な人との甘いひとときにぴったりの、"大人な"チョコレートのお酒です。
とのこと。
スタイリッシュな缶だねぇと開けてみれば、見事なチョコレート色のビール。先に飲んだだんなが
「うわぁ!すっごいチョコレート!」
と驚いていて、そっかー、と私もグラスを口に近づけたら、ものすごいチョコレート香が漂っていてびっくりした。匂いはまんま、チョコレート。飲んでみても……なんというか、ビター味のチョコレートの、ドリンク、みたいな。アルコール度数はビールと同程度だから「お酒」という感じはあまりなくて(「ビールは水です!」が座右の銘です)、甘さはさほどないものの食後酒として飲んだ方がお似合いかなという印象。
「御飯ものには……似合いそうにないよね」
「魚介って感じでもないね」
「普通にチョコレート囓りながら、って感じがいいかも。フルーツとか……食後酒だよね」
などと話しながら、ごくごく。うん、面白いなー。
カップスープ(くりかぼちゃ)
カフェオレ
先日、最初っから「フレンチトースト食べたいなー」という目的でバゲットを購入してみた。数日放置して乾いてきた今日、おもむろに卵液を準備。
溶き卵に牛乳加えて、砂糖もちらっと加えて、これでもかとそれを染みこませたバゲットをこんがりと焼いた。バターひとかけ乗せて、はちみつかけてかぶりつく。
今朝起きてみると、昨夜降り始めた雪がごく僅か積もっていた。アスファルトの上はただ濡れているだけという感じだけれど、土の上、屋根の上、車の上にはうっすらと数センチばかりの雪。日中は気温が上がるそうだけれど朝のうちはまだまだ寒く、だから買い置きのカップスープも出すことにした。
「息子はコーンでしょ?だんなは?」
俺はきのこのポタージュかな、んじゃ私はかぼちゃにしてみようかな、と、何種類か買い置いてあったスープから皆別々の種類で好きなものを。あの顆粒のインスタントスープ、ポタージュ類はやけに甘さが強く感じられて、でもその甘さが好きだったりする。初めて買ってみたけど、かぼちゃのポタージュも美味しいねぇ。
仕事して、レシピまとめて、手持ちの雑誌をスキャンしてデジタル化(置く場所もないし、本のまま長いこと持っていられないからね)したりして、今日は何だか一日中パソコンと向かい合っていた日。
「RF1」の30品目サラダ
ひよこ豆入りのミネストローネ
ステーキ丼
ビール(モルツ)
週末に、「3枚999円」なるオージービーフの赤身のステーキ肉を買ってきた。だんなは「お弁当にしてくれれば良いよ」と言っていたけれど、1枚お弁当にしても残り2枚の処遇に困るし、私もそのステーキ肉をステーキとして食べたいし、「家族皆で、夕飯にステーキ丼にして食べましょう」という無難な解決策に。
……で、大きめのオーバル皿でワンプレートディッシュにして、添え物は「春菊のサラダ」(野崎洋光さんレシピ)と、「リンゴのゴルゴンゾーラチーズドレッシング和え」(雑誌に載ってた)でいこうかと。ひよこ豆を入れた、具沢山のミネストローネも用意したし、あとは御飯炊いてサラダの準備して最後に肉焼けばOK〜♪と、昨日届いた春菊の葉をちぎって、味見にと一口食べて、
「ダメじゃん、この春菊じゃとても生のままサラダになんかできないじゃん」
と思い至った。
毎週「三越くらしの御用達便」で届く野菜は「大地を守る会」のもので、基本的には無農薬。根菜類も葉ものも、全体的にすごく濃厚な味がする。言い換えれば、「あくが強い」。春菊も、そう茎は太くなくて一見柔らかそうに見えたのだけれど、香りは強いわ歯ごたえもしっかりしたものだわで、とうてい生食はできないものなのだった。……しまったなー。
他に葉野菜もないし、でもサラダを添えたい気分だし、と、帰宅途中のだんなに急ぎメールして駅ビルでサラダを買ってきてもらった。葉野菜っぽいのが良いですとリクエストしたら、選んでくれたのはそうそうこれこれという感じの「30品目サラダ」。期間限定なのだという千鳥酢のドレッシングもさっぱりして良い感じだった。RF1、安くはないけれど家庭で30品目サラダを用意するのはまず不可能だし、ちゃんと美味しいし、ありがたい。
牛肉はレアめな感じに炙って、バター醤油を絡めて、仕上げに刻み葱乗せて、フライドガーリックをひとふり。もうちょっと火を通した方が良かったかなー……という焼き加減になってしまったものの、赤い肉汁が染み出てくることもなく、なかなか良い感じに焼けた、と思いたい。
さて、今日の写真は、「超!美味しく変換 〜料理の写真を美味しそうに自動補正するよ」のサイトに補正してもらったもの。
右の写真はトリミング&サイズ変更して白枠をつけただけの、「撮ったまま」に比較的近いデータ。
これを転送して変換してもらったのが日記上部に掲載した写真。
明るくなってコントラストが強めになって、で、ちょっと赤みが増している感じ。確かに、元データよりは断然「美味しそう」。ファイルを転送するだけですぐに加工してくれるのだから、これはなかなかすごいかも。
で、参考までに、左の写真が私が加工したデータ。
いつもその工程が入るわけではないけれど、大概「画像全体を明るくする」「コントラストを若干強めにする」「青みを押さえて赤みを足す」「主要なところにシャープネスかけて、それ以外にはぼかしをかける」という感じで加工している。毎日そんなに時間をかけてもいられないので、加工にかける時間は1枚2〜3分というところ。
比較すると、変換してもらった方がどぎつい印象ではあるけれど、第一印象としては「美味しそう」に見えてしまう気もして、「すごいなぁ」とも思ったり、「手作業で加工している努力が報われない気分……」と若干悔しくもあったり。
ヨーグルト
麦茶
月曜夜の豚味噌鍋の残りスープで味噌うどん。
「鍋の翌朝に味噌おじやか味噌うどん」がお決まりだったのに、「翌朝にまた同じ味噌味はねぇ……さすがにちょっと重いのよねぇ……」と思うようになってしまったのは、年だから食べられなくなってきたということか、年の割に夕飯を食べすぎているということか(たぶん後者)。
今回は、鍋に入れなかった豚肉の残りも冷蔵庫にあるしと、しゃぶしゃぶ用の肉を1包みあけて、追加肉入り豪華味噌うどん。白菜もスープにまだけっこう残っていたので、全体的に具沢山なうどんになった。朝食ということで2玉を3人で分ける。
豚味噌鍋には七味唐辛子をかけて食べるのが美味しいのだけれど、うどんには黒胡椒もよく似合うと思う。今日は七味唐辛子と黒胡椒を両方かけつつ、刻み葱もどっさりと。
キーマカリー
ナン&サフランライス
ひよこ豆入りのミネストローネ
ビール(Corona)
今日は節分。
ここ数年、恵方巻き恵方巻きと騒がれるようになってきた節分、今年はとりわけ大騒ぎな感じ。……来年はもっと大騒ぎになるのかな。
節分の今日当日、お昼過ぎに大型スーパーに行っちゃったのもいかんかったのだけど、魚コーナー、総菜コーナーはおろか、なぜか肉コーナー、パンコーナーに至るまで特設ワゴンがそこそこに置かれて、山盛り積まれている大量の恵方巻き。店内に流れまくる「えっほえっほ♪恵方巻き♪」の歌。うへぁ……と眺めながら、今日の目的の香菜とかししとうなどをもくもくと籠に入れて売り場を歩いている、その特設各ワゴンから恵方巻きが次々お客さんの籠に移動していくのだった。
更に駅前にも、大手居酒屋チェーンの法被を着たおねぇちゃんたちが恵方巻きを売りまくっていたりして、バレンタインデーよりもむしろ賑やかに思えるくらい。売る勢いはクリスマスケーキ並じゃないかと感じるほどだ。こんなに騒いでいると、「あら、じゃあうちでも食べなきゃ」という思いも沸いてくるのかもしれないけれど、私は天の邪鬼なので「こんなに騒いでるなら、もう要らないわ〜」と、全く関係ないあれこれを買って家に帰ってきた。
そういうわけで、今日の夕飯はキーマカレー。
「合い挽き肉があるな」→「ドライカレーとかいいな」→「いや、ナンとか食べたい」→「じゃあキーマカレーだ」
と、そういう流れで、香菜のサラダも添えることにして、昨夜のミネストローネも似合わなくもないだろうと一緒に出すことにした。
もう10年も前の本『新宿中村屋 シェフが教える カリー・スパイス料理』はなかなか素敵なカレー本で、コリアンダーだのクミンだのを容赦なく使う本格カレーなのにどこかちょっと日本人の口にも合うようになっている。仕上げに醤油がひと垂らし入ったり。今日のキーマカレーも、この中村屋の本を参考にした。
キーマカレーは、合いびき肉400gに対してコリアンダーパウダー大さじ3にクミンパウダー大さじ2、他にもターメリック、チリパウダー、ガラムマサラ、クミンシードなども入って、それはともかくバターの量が100g。
「10gじゃないよね……100gだよね?」
とわざわざ本を見直したのだけれど、やっぱり使うバターは100g。息子も食べるしとチリパウダーと唐辛子の量だけ控えめにして、あとはレシピのとおりにしてみた。ただ、「玉ねぎを飴色になるまで30〜40分炒めましょう」のところは、市販の飴色玉ねぎを使うことで割愛。
最後の方にししとうも入れて、醤油もちらっと加えて、「食べるのは30分味を馴染ませてから」とのことで、夕方早めに作っておいた。今日は地味に忙しかったので、ナンはレンジでチンすればすぐ食べられる市販のものを使うことにして、サフランライスも「混ぜて炊くだけ」のインスタント。色々手抜きだ。でもキーマカレーが食べたかったので、キーマカレーは気合い入れた。
「バター100g」は間違いではなかったようで、できあがったキーマカレーは「そうそうこんな感じのコクだよね」と頷けるもの。市販の炒め玉ねぎを入れたおかげか、スパイシーな中に自然な甘さを感じる美味しいキーマカレーができた。お店で食べるインドカレーは(殊にバターマサラとかは)、多分おっそろしくカロリーが高いのだろうなと思う。
香菜のサラダは、正式名称「爆弾サラダ」。『人気店の初公開レシピ ワインのおつまみ』という本に載っていた、銀座の「マルディグラ」というお店のレシピだ。お店でも人気メニューの一つなのだとか。
この、「別冊家庭画報」のレシピシリーズは昔から大好きなのだけれど、分厚いだけあってお値段も良いものばかり。そういえば最近買ってないなとネットで検索して、この本が図書館にあったので予約してみたのだった。
中身を見たら、一度行ってみたいと思い続けていた「マルディグラ」のレシピは大量に載っているし、全体的にどれもこれも美味しそうだし、簡単に作れそうなものも多いし、「ワインのおつまみ」と言いつつ普通にビールにも日本酒にもいけそう……というか、普通におかずにできそうなものがたくさん。これは自分で買っても良い本だったかも、と思いつつ、気になるレシピはあとあと作れるように控えておいた。
その中で、一番「うわ、美味しそう!」と思ったのが、「爆弾サラダ」。パクチー好き、シャンツァイ好きにはたまらない、香菜を2束使うサラダらしい。材料を見ていて、「なんだこれ?」と思った調味料が1つ、「いちじく酢」。「りんご酢」みたいなものかしらと思いつつ、聞いたことないなぁデパ地下で買えるのかなぁと調べたら、"富士酢"で有名な飯尾醸造の「無花果酢」と、バルサミコ酢的な「ヴィンコット・イチジク」などがみつかった。
前者は"伝説的シェフ、ロブション氏の舌も満足!"などと紹介されているし、料理の写真はねっとりとしたドレッシングが絡んでいるようにも見えなかったから、おそらくこの前者がこのレシピでの「いちじく酢」なのかしらと判断して、1本試しに小さな瓶を買ってみることに。先週末にそれが届いたところだった。
葉を摘んだ香菜に青唐辛子を刻んだの(今回はししとうで代用……)とエシャロットを刻んだの(今回は半端に余っていた長ねぎで代用……)とフライドガーリックを合わせて、ドレッシングは香菜1束に対してオリーブ油が大さじ1、いちじく酢とナムプラーが各小さじ1という感じ。「葉を摘んだ香菜は冷水に30分放っておきましょう」とあって、そんなに長く水に漬ける必要があるかなと思ったのだけれど、良い感じにシャッキリと、青臭さも少しマイルドな感じになって、とても食べやすくなっていた。
いちじく酢もすごく良い香りで、少量使っただけなのに、確かにいちじくの風味が感じられる。全体的にシャキシャキして、多めに散らしたフライドガーリックがカリカリして、すごく期待しながら作ったのにその期待を上回る美味しさだった。私ほどには香菜が好きでないだんなも「これならいくらでも食べられる」などと言っていたし、香菜を愛してやまない私は「これ!このサラダなら私毎日食べるわ!1束食べるわ!」と世界の中心で叫びたくなるほど。
温めたナンにキーマカレーこてこてつけて食べつつ、最後はサフランライスに残ったキーマカレーかけて、そこに香菜サラダまで混ぜて食べたら、これがまた反則じゃないかってくらいに美味しかった。
香菜好きの友人が遊びに来る機会があったら是非作っておもてなししたいけど、案外いないのよね、「香菜大好き!」という人……。
いちごのねじりパン
リンゴクリームパン
チョリソー乗せ焼きカレーパン
コーンオニオン
カフェオレ
パン屋さんで美味しいパンを買いましょう、と、昨日スーパーで買い物を終えた後で「サンジェルマン」に寄ってきた。
また新商品が色々出ているな、バレンタイン絡みでチョコものも多いなー……と眺め歩き、いかにも息子の好きそうな「いちごのねじりパン」をトレイに乗せ、でもこれ、けっこう巨大だから2人で半分こして食べる方が良いかもよ?と思い至る。だったらあれこれ1つずつ買って、適当に大皿に盛りつけて好き勝手な感じに分けっこして食べればいいか、と、甘い系2つ、しょっぱい系2つを買ってきてみた。
しょっぱい系は温めて、甘い系はそのままで、全部のパンを4等分。
息子は目論見通りいちごパンにかぶりついていて、私とだんなは
「これチョリソー乗ってる焼きカレーパンだけど……あんまし辛くないね。……いや、後味はちょっと辛い、かな」
「……いや、このくらいなら辛くないっしょ」
などと話しつつアツアツのしょっぱい系からもぐもぐ。
「ふわふわ」とか「ふかふか」とか、そんな名前がついていた四角くて白くてふわふわしたパン(表面にはご丁寧に粉糖も散らされてた)は、りんごを甘く煮たものとクリームが入っていて、これがなかなか良い感じ。何度か買ったことがあるコーンと玉ねぎをトッピングしたパンも、思い切った量の炒め玉ねぎが乗っていてこれまた良い感じ。
冷や奴
筑前煮
舞茸と春菊の味噌汁
羽釜御飯
ビール(モルツ)
今週はごぼうと人参と蓮根が届いたよー……なんて月曜に話していたら、
「じゃあ筑前煮だ」
と、だんな。そっか、筑前煮にはそれが全部入るねぇと感心して、今日は筑前煮にすることにした。
ごぼうに人参、蓮根、筍、里芋、椎茸……と、なんというか、地味めな野菜がたんまり入る筑前煮。個々の野菜はそれほどに「もう大好きでたまらん!」というほどのものではないから、今ひとつパッとしない印象があるのだけれど、食べてみると「おお……美味しいな……」と、じわっと感動するものがある、筑前煮。
レシピをちゃん見ながら作ってみると、これが案外繊細でめんどくさくて、里芋は皮剥いて刻んで7割方火を通すように下煮しておき、ごぼうは乱切りにして水にさらしてからさっと下煮、人参も同様に下煮、こんにゃくも下茹で。蓮根は皮剥いて酢水にさらしてから丸のまま下煮してから刻み、干し椎茸は戻して刻んで戻し汁は煮汁の一部に。茹で筍はさっと水で洗ってから刻んで、あとはきぬさやを茹でておく。1つ1つやっていたら台所がボウルだらけになった。ちゃんと作ろうとするとお煮しめ並にめんどくさいなこれは……と思いながら、ここまで来たら最後までちゃんとやろうと、だしを丁寧にひく。
だし汁に酒と味醂と砂糖と薄口醤油を入れ、濃口醤油は半量だけ先に入れる。最初に鶏肉を入れて、あくをひきつつ表面の色が変わるくらい煮たら里芋ときぬさや以外の材料を入れて煮込み、煮汁が半量ほどになったところで里芋と残りの醤油を投入。煮汁がすっかりなくなるくらいまで、最後は鍋をふりながら煮絡めて、きぬさやちらしてできあがり。
今回、「大地〜」から届いたのを使った野菜がほとんどだったからか、予想以上に美味しく幸せな味の筑前煮ができた。良い感じに御飯のおかず。
でも、おかずが筑前煮だけだと、ビールのアテには物足りないかなと、半端に残っていたバゲットを薄切りにしてチーズトーストにし、昨夜の残りのキーマカレーをディップ代わりに添えることに。味噌汁の残りの豆腐も冷や奴にして、なんとなく品数を揃えてみた。
味噌汁は、ケンタロウさんレシピで舞茸と春菊、豆腐が入る、ちょっと面白いもの。舞茸は馴染み深い食材だけれど、母の住む秋田では吸物や鍋にこそ入れても「味噌汁の具」という選択肢はなくて、春菊も我が家では味噌汁に入れたことのない具材。そんな匂いの強い組み合わせ同士で……?と思いつつ、材料が揃ってるしと試しに作ってみたら、これが案外美味しかった。具沢山でがっつり「食べる味噌汁」的にした方が、半端に春菊がヒラヒラするよりもわかりやすい味になりそう。
目玉焼き
ひよこ豆入りのミネストローネ
カフェオレ
今日は昼過ぎからお出かけ。昼抜きで、夜も抜きになるだろう、おやつにがっつりデザートブッフェ。
でも、朝くらいは食べておかないと、電車の中で空腹で気持ち悪くなってしまいそうだわと、鍋に少し残っていたスープ温めて、コーンパン温めて、ついでに目玉焼きも1人1個。3個いっぺんに焼いたら、白身と黄身の配置が悪くて、私の分の白身がたいそう寂しい具合になった。
「息子の皿から白身少しもらいなさいよ」
「いや、いいの、どうせほら、午後に大変なもの食べる予定だからさ」
などと話しつつ、私は黄身分多めな目玉焼きを。フルール・ド・セルふって、黒胡椒ガリゴリ挽いて、半割にしたコーンパンの間に挟んで食べる。
デザートブッフェ \3000
今日は友人にあれこれ渡してあれこれ貰うというミッションがあって、「ではついでに美味しいものでも御一緒に」ということに。以前から案内を見て気になっていた、恵比寿のウェスティンホテル東京のデザートブッフェに行かない?と、お誘いした。
なにしろ、週末は開催しておらず、平日の昼間、しかも3時から5時という非常に半端な時間に開催されるこのブッフェ。家族で行くというわけにもいかなくて、でも1人で行く勇気とそこまでの情熱もなくて、うずうずしているところだった。
「そんなに量は食べられないかもだけど……がんばります!」と力強い言葉を友人からもらい、「そうね、がんばりましょう!」と、初手から体育会的なノリになった今日のデザートブッフェ。相当期待もしていたけれど、内容もその期待に応える素晴らしいものだった。
折しも今は「イタリアフェア」開催中だそうで、冷蔵ケースのケーキ類にはイタリアの国旗つきの札がつけられている。
お馴染みのティラミスにはじまり、パンナコッタやクレームブリュレ、ババにボネ(チョコレートプリン)、プロフィットロールと、それらしいものがあれこれ並んでいた。
3000円というお値段もなかなかのものではあるけれど、ドリンクも無料(で、3000円にサービス料も税金も含まれる)なのがありがたい。ジュースは選択できないものの、アイスも含めてコーヒー紅茶、ハーブティー、カフェラテ、カフェモカ、煎茶などなど甘いもの、ミルク入りのもの15種類ほどはあったろうか。
結局、「ここで甘いのは飲めないよね」「てか、牛乳入りも止めた方が良いよね」と、私が飲んだのはストレートのアイスティー、ホットのアールグレイティー、もう1杯ストレートアイスティー。アールグレイティーがテーブルにある間に、スコーンとクロテッドクリームを持ってきた。
ともあれ、まずお腹が空いたしねと、「しょっぱいもの系」からあれこれと。
嬉しいことに、フライドポテト、スパイシーなフライドチキン、"本日のピラフ"(今日は叉焼入りの炒飯的なもの)、"本日のパスタ"(最初はムール貝、あさり入りのトマトソースのコンキリエ、続いてオリーブたっぷりのトマトソースのペンネに入れ替わっていた)、きゅうりとツナのフィンガーサンド、ベーグルサンド、キッシュなどの軽食メニューも用意されている。チョコレートファウンテンの隣にはひっそりと「オーガニックポテトチップス」なるものも置かれていて、このあたりの塩気のあるものが後々非常に良い口直しに。
口直しといえば、ポテトチップよりもひっそりと、カウンターの端っこに「漬物」が3種類置かれていたのもたいそう面白かった。ええ、この漬物にもすっかりお世話になりました……。
朝食、夕食時に使うブッフェ台を全て使っているわけではなくて、ローストビーフコーナーの左側から奥にかけて料理とお菓子が並ぶ感じ。
ブッフェカウンターの2/3ほどが使われているような感じで、空いたカウンターの内側では着々とディナーに向けての準備が行われている様子。
それでも並ぶお菓子の種類はかなりのもので、
「これ、全部半分こして食べませんか?」
「そっか、半分こだったら、けっこう食べられるかも。……このチョコケーキとか、けっこうボリュームあるもんね」
と話がまとまり、私、この棚の右からいくわね、あなた左からね、と、1つずつ皿に盛りつけて、テーブルに戻ってからおおむね全てを半分こすることにした。
さすがにマカロンや一口サイズのフィナンシェは分ける必要もないかなと、そのあたりは1人1個。そのほかは、ほとんど全部半分こにした。
ナイフで切れるケーキは半分に切ってお互いの皿に移したり、グラスデザートは半分食べて交換したり。
半分こにしたおかげで、冷蔵ケース内のケーキは全種類食べることができた。……最後はちょっと苦行かなというほど、甘いものがお腹一杯になってしまったけれど、でも、それでも焼き菓子はとうてい全部は食べられなかったという。デニッシュも1個も食べられなかった。なのにフライドチキンとピラフはけっこう食べた。
これで全種類ではないけれど(まだ5品ほどはあった)、冷蔵のケーキコーナーを撮影した写真から読めたケーキの名前はこんな感じ↓
・シトラスフルーツのゼリー
・洋梨とマロンのムース
・ティラミス
・アマレット風味のクレームブリュレ
・ズッパ フランボアーズ
・プロフィットロール
・マスカルポーネと赤いベリーのムース
・ジャンドゥージャと無花果のケーキ
・パンナコッタ
・シトラスフルーツと木の実のクリーム
・チーズケーキバー
・ボネ
・イチゴのコンポートとドームチョコレート
更に、
・スコーン2種(プレーンとココア?) ジャム3種とクロテッドクリーム
・パンプディング
・ワッフル
・チョコレートファウンテン(フルーツやマシュマロ、焼き菓子など)
・さつまいもの冷たいお汁粉
・フルーツポンチ2種
・ソフトクリーム、アイスクリーム、シャーベット類
・チョコと木苺のマカロン
・ミニフィナンシェ
・ナッツのタルト
・チョコレートケーキとホイップクリーム
・オレンジケーキ
なども別コーナーに。
そして、入店して1時間ほど。
最初の30分ほどは全体的に「狂乱」という感じで、「きゃー!あれ食べるのよこれ食べるのよ、んですぐにあっちも取りに行くのよ!」とフロア全体が盛り上がっていて、それがちょっと落ち着いて「のんびりしようか」の頃合いに、各テーブルに1人1個の焼きたてスフレが配られた。
今日のスフレは「ピスタチオのスフレ」。うっすらと緑がかった生地に、てっぺんにも刻んだピスタチオがパラパラと。ピスタチオは嫌いではないけれどとりたてて大好きということもなく、「ふーん、今日はピスタチオだったかー」とスプーンを刺したのだけれど、これが幸せにふあふあで甘くて柔らかくて香ばしくて、でも過剰に舌にこびりつく甘さでもなくて、良い感じのもの。手元にあったのはアイスティーだったから、熱い舌を冷ましながらハフハフ言いつつ食べた。
スフレが出てからは、あとはもう「自分との戦い」という感じで(だったら食べるの止めればいいのにねぇ……止めないから……)、
「わ、私ちょっとしょっぱいのもらってくるね」
「うん、私もここでピラフとかもらってきたい感じ……」
と友人と席を立ってブッフェ台に赴き、お互いに漬物てんこ盛りにした小皿を持ってきて苦笑いしたりしながら、それでも最後まであれこれつまんでいた。オレンジとグレープフルーツの"果肉入りのジュース"という風なシトラスポンチがあったのが、これまた良い口直しになってくれて、アイスクリーム類を食べるのは諦めて最後にこのオレンジとグレープフルーツでシメ。
「私、どんなにたらふく食べても"デザートは別腹!"と信じて疑ってなかったけどさぁ、いや、実際それは間違ってはないんだけれども」
「むしろ、甘いもの食べてもうダメって時に、フライドチキンとピラフはいくらでも入るよね」
「そうそう、むしろ"しょっぱいもの別腹!"だよね」
「別腹度が全然違うよね」
もう乳製品要りません、お砂糖も要りません、卵とか小麦粉も要りません、という感じなのに、なんで香ばしいフライドチキンはいくらでもいけちゃうのかしらねー、なんて、結局最後の方までしょっぱい系も卓上に置いていた私たち。だめだわ、私、全然「甘党」じゃないわ……。
ともあれ、相変わらずどの品も手抜きのない、盛りつけなども素晴らしく綺麗なこのお店のブッフェは、デザートタイムでも同様に美しく楽しくて美味しかった。
舞茸と春菊の味噌汁
麦茶
ホテルを後にして、ワインショップ「PARTY」をちょっと覗いてお買い物して(トリュフソルトなるものを衝動買い……)、恵比寿三越の地下もぷらっと歩いたりして、ようよう帰宅。ホテルを出た時点で5時をまわっていたから、帰宅はもう7時を過ぎた頃だった。遅くまで留守番させてごめんよ息子。
「……でね、お母さんはそういう次第で大変に腹一杯なものですから、昨日予告したとおりお寿司を買ってきました」
昨夜のうちに「お母さんはケーキバイキングに行くから、夕飯はきっと食べられません。君の夕飯、何か買って帰ってくるよ」と話して「お寿司!」ということになったので、息子にはいくらたっぷりのミニサイズのちらし寿司と、玉子の握りも別に少し。
サーモンも食べるかしらとサーモン握りも一緒に買ったのだけれど、「それは要らない」だそうで、昨夜の残りの味噌汁と一緒に、サーモン握りを2個つまんで私の夕飯は終わりにした。
ああ、酢飯美味しいよ。魚美味しいよ。味噌汁も美味しい。
けっこう、いりこだしのうどんとかだったら美味しく1玉いけちゃいそうだけどな……と、「しょっぱいもの別腹」が見事に発動中であるのを自覚しつつ、今日はもう食べないぞとこれで夕御飯おしまい。
ああ、なんというか、「お祭り」という感じのデザートブッフェでした。
たいそう楽しかったけど疲れたわ(←胃袋が)。
炒めソーセージ・スクランブルエッグ
カフェオレ
今日は私が一番の「遅起き」さん。
昨日の夕御飯はかつてなく軽いものだったのに、今朝になってもそれほどに「腹へったー!」という感じではなく、デザートブッフェのおそろしさ(=摂取カロリーの高さ)に思いを馳せる。それでも、今朝になっても胃が重いということもなくて、普通に「パン焼くか!食べるか!」という気分で朝食の準備。
昨日恵比寿三越のJohnaで買ってきた、ひまわりのような形の大きなテーブルパンをトーストして、各々ちぎって自分の皿に。先日購入した「ハイ食材室」の福袋に入っていた冷凍のソーセージを温めて、マイユの粒マスタード添えて、あとは牛乳多めにしてゆるく作ったスクランブルエッグ。ソーセージと卵は大皿に盛って、取り分けて食べるようにした。ソーセージが4種1本ずつ入ったセットだったので、「適当に切って適当に分けましょ」ということで。
ソーセージは良い感じに本格的な味のものばかりで(チョリソーもじわっと辛くて良い感じ)、粒マスタードコテコテ塗りながら食べると朝からちょっと良い気分。
見事な青空で、時々びっくりするような強い風が吹いて、そしておそろしく気温が低くて(と言っても最高気温は6℃はあったらしい)、お掃除日和と言えるのかどうかはちょっとわからないけれど、久しぶりに「お掃除スイッチ」が入ってしまったのでお掃除してみる。お風呂場にカビキラー撒いたり、先日から気になっていた「とろとろ石鹸」作ってみたりとか、色々やりたかったとこなのよね。
もつ鍋風 辛もつカレー
トッピング:なす
数週間前、友人が「とろとろ石鹸で掃除したら換気扇が大変にピカピカに!」と言っていて、その聞き慣れない「とろとろ石鹸」なるものが気になっていた。検索するとすぐにこのサイトがみつかって、それは粉石鹸を水で溶いたものなのだそう。ガスレンジの汚れとか換気扇の汚れとか、そりゃもう見事に落ちるのだそうだ。
ちょうど、他のものを通販で買うついでに、そのショップで扱っていた粉石鹸を買っておいたし、先日100円ショップに行った時に「セスキ炭酸ソーダ」なるものも買ってきてみた。粉石鹸をお湯で溶いてタッパーに入れて、セスキ炭酸ソーダは水に溶いてスプレー容器に入れて、いざお掃除。
最初のうち、いまひとつ「とろとろ」の加減がわからなくて「ガビガビ石鹸」になったり「サラサラ石鹸」になったりしたけれど、それでもこすりまくったりすることなしに、換気扇は見事にピカピカになった。ガスコンロの五徳などは、Brilloの方が気持ちよくピカピカになるのではという印象もあったけれど、ともあれ色々なところがスッキリ綺麗になったのは何より。思いのほか「セスキ炭酸ソーダの水溶液」の使い勝手が良くて、予定外のところまで拭いたりこすったり、家の中を見渡す良いきっかけになった。
……で、12時になろうという段階で、まだまだ台所付近は洗浄。ガスコンロも換気扇も石鹸まみれで、これはとうてい「お昼御飯の調理」はできないねと、CoCo壱番屋の宅配カレーを食べることになった。……どんくさい掃除っぷりで申し訳ない。
私は、期間限定ものの「もつ鍋風 辛もつカレー」という珍妙なもの。揚げ茄子もつけてもらった。それは見事に「もつ鍋風」で、モツの他に豆腐やニラまで入っていて、なのにカレー。
「ああ、もつ鍋だわ……違和感ないわ……」
と、じわっと唐辛子の辛さを感じるピリ辛カレーを堪能した。
ラザニア
きのこのスープ
ビール(エビス ザ・ホップ)
「冷凍庫の中を片づけましょう、ついては、自家製ミートソースを解凍してたべてしまいましょう」
という流れで、今日の夕御飯はラザニア。買い置きのラザニア生地は「茹でずに使えます」なるもので、ミートソース解凍してベシャメルソースは今日作り、重ね重ねてラザニア作り。
器の底にラザニア敷いて、ミートソース乗せて、ベシャメルソース乗せて、チーズ散らして、で、またラザニア乗せて……の繰り返しで、4層くらいはできたと思う。我が家のオーブン対応の耐熱皿は丸いタイプしかなくて、しかくいラザニア生地を敷くのはかなり困難だった。
特にこの「茹でずに使える」タイプは、ソースでちゃんと覆ってやらないと水分が足りなくてしっとり綺麗に焼けなくなってしまうので、丸い型には不向き。年に何度も作る料理ではないけれど、他にあれこれ使えるだろうし耐熱の深さのある角皿は1つ持っていた方が便利かもなぁ……。
ともかくも、今日は丸皿に作るしかなかったラザニアは、やっぱりフチの部分はきちんと水分が染みなくてカリカリバリバリの食感になってしまったところも若干。それでもミートソースはだんなのお手製だし、ベシャメルソースも私が練り上げたものだしで、味の方は文句無しに良いものだった。チーズもたっぷりで、ラザニアの生地の分量はさほどではない(普通のパスタ料理と比べると口にするパスタの量はずっと少ない)けれど、ソースがたっぷりなのでラザニアは食べ応えがある。
息子にも好評だったようで、「この残りの、食べちゃっていい?」などと言いつつ、息子もお代わりしながらたっぷり食べてくれた。
醤油とりんご酢と砂糖を炒めたベーコンに絡めてアツアツのドレッシングにし、ほうれん草と玉ねぎとトマトにかける「ほうれん草のサラダ」も用意して、あとはきのこ山盛りのシンプルなスープを。
抹茶入り玄米茶
昨日も寒かったけれど、今日もまた底冷えのするような寒さ。
昨日、ちょっとした大掃除をした時に窓を開け放してストーブを消して……なんてやっていたので家の壁やら何やらが冷え切ってしまった感じで、さむーいさむーいと言いつつストーブとこたつの設定温度を上げてみる。
今日も私が一番の「遅起き」で、私が「シーツ洗おうかな、あと天気良さそうだから布団も干したい」とバタバタしている間に、「今日はうどんにしますかね?」とだんなが立ち上がってうどんを茹でてくれた。
揚げ玉と刻み万能葱をたっぷり散らした、温かいつゆの温かいうどん。
"釜あげ"ではなく、茹でた後一度水で締めたうどんを湯で温め直してくれたうどんなので、水にさらすところで
「っくしょー!水が冷たいなオイ!」
などとだんなの雄叫びが聞こえてきていた。今の季節、とにかく水が冷たくて、水を使う作業がつらいのよね。
麦茶
今日は夕方、友人が遊びに来る予定。
こういう機会でもないと、と、家中のあちこちをお片づけして、勢いあまって本棚の整理も。増えゆくままに放置して溢れた分は棚板の余白に乱雑に積み上げていた漫画を選別して古本屋行きの箱に詰めまくる。3箱分減らしたのに、でもまだ本棚から溢れていて、今までどんな詰め方をしていたのかと呆れたくなった。
食材もちょっと買ってこなくちゃと近所のスーパーに。
「お昼御飯、夕飯たっぷり作るから軽くでいいかなぁ?なんかカップ麺とか食べたくない?」
と息子に聞けば、
「うん!きつねうどんがいいなぁ!」
と。
つい数時間前にうどんの朝御飯を食べたような気がしないでもなかったのだけれど、確かに、あのインスタントうどんの甘じょっぱい汁の味は懐かしくもあって、インスタントうどんは悪くないねぇと久しぶりにカップ麺の棚の前に立ってみた。
改めて見ると、見たことのない新商品がたくさんあるし、どれも美味しそう。生麺タイプのものではなく、お湯入れて5分待つタイプのいかにもなインスタントインスタントしたものの方が恋しくて、
「やっぱりこれがいいなぁ」
と馴染みの"どん兵衛"を手にとった。息子にはきつねうどん、私の分はかき揚げうどん。
帰宅するも、ちょうど本の片づけが佳境になっていたところだったので、
「お湯沸かして、カップ麺の表示見て、準備できる?」
と頼んで、昼食の支度は息子にお願いすることに。
「内側の線までお湯を入れるのなー?」
などと台所から息子の声が聞こえてきて、ほどなくキッチンタイマーのピピピという音が聞こえてきた。
朝はだんな、昼は息子が用意してくれたご飯で、今日のお母さんはらくちんねと感謝しながらうどんを啜る。
いかにもな甘じょっぱいだしの味、やけにサクサクとした食感で「具はどこだ」って感じの、でも「それがまた良い」という感じの天ぷら。
「……おいしいね」
「ほんっと、美味しいよね。……たまに食べると」
なんて言いながらずるずるずる。
夕方になったらあれこれ料理するからそれも手伝ってね、と言うと、息子はめちゃめちゃ張り切っていた。
薄切り食パンのトースト&リッツ
サーモンのリエット
爆弾サラダ
イタリア風肉団子
スパークリングワイン(green point)
友人H、今日は幕張のイベントで一日お仕事なのだそうで、
「幕張来るの?じゃあうちで夕御飯食べる?」
猫見に来れば?泊まってもいいよ〜?とお誘いして、「じゃあお言葉に甘えて伺います〜!」とお返事いただいた。
友人は数少ない「香菜好き仲間」の一人で、ゆえに用意したメインの料理は香菜山盛りの「爆弾サラダ」。今日こそは、その名に違わぬ爆弾のような山盛りっぷりでお迎えしようと、息子と2人、葉をせっせと摘みながら友人が来るのを待っていた。茎ごとナイフやハサミでジャカジャカ刻んでもあるいは良いのかもしれないけれど、香菜の茎は案外と歯ごたえがあるし、葉のところだけ食べられるならその方がふわふわした食感を楽しめる。昨日買ってきた2束分の香菜をちぎりきらないうちに友人がやってきたので、友人も交えて3人で香菜摘み。
ナムプラーといちじく酢、E.V.オリーブ油を使ったドレッシングで和えて、今日もエシャロットの代わりのサラダ玉ねぎ、唐辛子の代わりのししとうを使った爆弾サラダを山盛りたっぷり用意する。
あとは、爆弾サラダと同じく「マルディグラ」のレシピのイタリア風肉団子。玉ねぎとにんにく入りのシンプルな肉団子を、フェンネルやアニス、オレガノ入りのトマトソースで煮込む(肉団子は焼きつけずに、そのままトマトソースで煮込む)シンプルめな料理。私がソースの準備をしている間に、息子がタネをこねて丸めてくれた。肉団子のお世話を息子が全部やってくれたおかげで、私はその間にもう1品「サーモンのリエット」を手早く準備。
スモークサーモンにクリームチーズとサワークリーム、バターとレモン汁と塩胡椒を加えてミキサーにかけるだけの簡単な品で、試しに作ってみたのだけれどこれがなかなか本格的で良い味に。元々「スパークリングワインと合わせると美味しい」と紹介されていた爆弾サラダがメインだったので、全体的にワインに似合いそうなおかずだらけにしてみたのだった。
チーズを切って"スモッち"もスライスして、リエットやチーズ盛りながら食べられるように一口サイズのトーストやリッツを並べて、「だらだら飲みながらだらだら食べる」感じに。
「香菜サラダ」は友人の口にもかなりツボだったようで、本当に山盛り用意したのに、私と友人の2人で綺麗に平らげた(息子は香菜はあまり好きでないので)。友人はオレンジジュースで割ってミモザにしてちびちび飲んでいたはずなのに、ワインも1本無くなって、すっかり良い気分。