ベーコン入りオムレツ
コーンクリームのカップスープ
麦茶
基本的に、私は「朝はパン」派であり、だんなは「朝は御飯」派なのである。
例えば、インドカレーの店に入ったとき、あるいは居酒どに入ったとき。「これが食べたい」という順番が往々にして奇妙に重なるのがだんなと私の嗜好である。ある時、6種類のカレーを好きな順に並べたら全てが一致して気色悪くなったことすらあった。
だが、朝御飯は。
私は厳然としてパンが好きだ。
そしてだんなは強行に御飯好きを主張するのであった。
以上、長い前振りがあったが、要するに、今朝は御飯とパンが両方揃っているのである。いや、昨日も一昨日も揃ってはいたんだけど。
昨日の味噌汁の残りは1人分で、パンももうすぐ食べきれる量。そういう状態になると、私はいそいそとパン食の準備をし、だんなは横で御飯を盛ったり味噌汁をよそったりするのが常なのであった。
おかずは一緒に、ベーコン入りのオムレツ。薄切りベーコンじゃなくて、塊のを厚めに四角く切ったのが入っているのがちょっとシアワセ。
そして、今日から息子の水疱瘡看護も終わり、息子は保育園へ、私は会社へ久々の出勤。
気分は、「ゴールデンウィーク後3日余分に休んで海外に行ってきました、直後の出社」にも似て、要するにちょっ気まずいのであった。仕事の仕方も忘れちゃったし(おいおい)。
唐揚弁当520円
昼御飯。弁当持参でないので、昼食を求めてふらふらと外に出る。一応目当ては「築地銀だこ」の天むすセット。
で、ビルを出るところで同僚のSちゃんと出会った。
「あ、あ、あ、御飯買いに行くんですかー?私も私も行くところですー。」
と言われ、ついついおしゃべりしながら彼女おすすめの弁当屋に向かう。
彼女は
「あそこにー、中華料理のお弁当屋さんがあるんですよぅ。結構美味しくてー。」
とすたすたと歩いていく。私も良く歩く道だ。
「ああ、、こっちの方向なら、私は良くお肉屋さんのお弁当、てなところで買ってるよー。」
と答えると、
「ええー、そんなお店あるんですか、今度教えてくださいー。」
と彼女。
そして、店に到着。目の前にあるのは、私も良く利用する"お肉屋さんのお弁当"「かすみ亭」だった。
なるほど、「かすみ亭」は彼女の中では「中華料理の弁当屋さん」なのであった。私の中では「お肉屋さんのお弁当屋」であったから、私と彼女が同じ店のことを言っているとは、よもや思っていなかったのである。
ま、確かに「ホイコーロー弁当」とか「チンジャオロース弁当」とかあるし。そっかー中華料理の弁当屋かぁ。
……って、Sちゃん、君の手に乗っているその「チキンライス弁当」は果たして中華料理なのか。私の手にある「唐揚弁当」はともかくとして。
ともあれ、唐揚弁当。
大きな唐揚がごろごろと4個入り。下味がしっかりついてて如何にも御飯のおかず風。中濃ソースつき。
唐揚の下には刻みキャベツ、しょうゆ漬け卵と、真っ赤なナポリタンと、柴漬けつき。御飯の真ん中には梅干し1つ。
御飯
麦茶
昼間、だんなからのメールに「体調悪い」の文字を見つけ、あったかい鍋料理でもしようと思い、そそくさと帰宅。
だんなも定時でいそいそと帰宅。
白菜をじゃかじゃか茹でて、豚肉の薄切り肉ごとくるくると巻いてロール状に。
だし取って、醤油と味醂と酒と砂糖で調味して、ロール白菜をぐつぐつ煮る。あったかいまま食べたいし、と土鍋に入れて食卓へ出す。ちょっと時間が無くて副菜などが全然作れなかったけど、たっぷり用意した針生姜を乗せつつ食べたら身体はほこほことあったまった。
で、食べ終わってだんなの熱を測ったら37.7度。
あーりゃりゃー。(息子の水疱瘡が終わったと思ったらこれかい)
チャイ
朝6時半起床。だんなは風邪が悪化してお休みする模様である。
「豚にんにくおじや、作ろうか?」
「……いらない……」
「ヨーグルト、は?」
「……うーん、それもいらない……」
……具合悪そう。
てなわけで、息子と2人で朝御飯。
トーストを焼いている間に、ミルクたっぷりスパイスちょい入れのチャイを作成。
アッサム紅茶を出しているところで、だんなも「飲みたい」と宣言したので、ミルクパンになみなみと大量のミルクティを作成してみた。
チャイはやっぱり甘い方がいい。カロリーを考えて、パルスイートスリムをだばだば入れる。
本当は上白糖の方が美味しいし、パルスイートは大腸ガン促進物質らしいという話もある。
でも私は目の前の体重増加の方がイヤなのじゃ。苦しい選択なのじゃ。
たこむすセット4個入り
銀だこマリネ
玄米茶
昨日買おうと思いつつも別の弁当に走ってしまった為、今日は昨日の思いへの義理を重んじ、築地銀だこへ向かう。
外は、雨だ。気温も低く、なんちゅーか「冬」であった。
「あったかいたこ焼か、冷たいおむすびか」
と頭の中で唱えつつ、店の湯気が見えたところで
「あったかいたこ焼か、冷たいおむすびか、あったかいたこ焼きたこ焼たこ焼」
と完全に一方の情勢が有利になった。がんばれおむすび。
しかし……店頭は当然というかやはりというか、しかるべきというか、行列だったのである。
ま、寒いし。私と同じ事を考えるのは10人単位でいた、という話である。
行列に並ぶか並ぶまいか、
「あったかいたこ焼行列5分、冷たいおむすび行列1分、おむすびおむすびおむすび」
とたき焼き不利に一変、そのまま体勢は覆ることなく、私はおむすびの袋を持って店を出たのであった。
「美味しく召し上がれますように」
の店員さんの言葉は今日も健在だ。
おむすびは、鮭まぶし、焼き、たこむす、天むすの4種類。
いつもどの順序で食べようか、密かに私は考えを巡らせるのであった。
私の思考から行って、「好きなものは最後に」というものがある。通常、苦手なものから好きなものに向けて食事を進めるのが常である。
そうすると、順序は鮭まぶし、焼き、天むす、たこむす、の順になる。何も考えないと、大抵この順番で食べることになる。
しかし。しかし、天むすとたこむすの味の系統は似ているのであった。それはそれでシアワセなんだけど、天むすからたこむすに移行する際に「たこむす食ってますっ!」という充実感が天むすの余韻で薄れちゃうのである。それはいかん。いただけない。
会社の席でおにぎり4個を前に苦悩する。
今日の私は冒険をした。なんと最初に天むすに手を伸ばしたのである。今日は
「好きな天むすとたこむすは極力離して食べる」
というのがテーマになったようだった。しかし、好物のナンバー2を最初に持ってくるとは、なんて勇気ある行為なんだ、自分。
天むすは相変わらずしっとりした海老と衣が御飯とからんで、しかも甘辛いたれも良い感じで美味だったのであった。鮭まぶしも焼きもいつも通り美味だ。
結局どの順序で食べても美味しいものは美味しいのであった。
しかし。
ならば「たこむす5個セット」とか、「天むすたこむす4個セット」とかあれば問題ないような気もするんだな。出るといいのに。
R1/Fの
タラモサラダ クィーンアリス風
七面鳥のクリスマスサラダ
ジャーマンポテト
赤ワイン、アイスコーヒー
月が変わって12月。月が変わるとサラダも変わる。
今日はデパートに寄って、恒例のR/1Fの月替わりサラダを購入。今月のシェフは、"あの"料理の鉄人、石鍋裕。
今月のサラダも、これまでのと同じく4種類。
リーフレットには、
石鍋裕シェフのサラダdeプチガトー'99と、ある。売場にはタラモサラダと七面鳥サラダしか置いておらず、とりあえずそれを買って帰宅。
小さなお菓子のような変わりサラダ。
マッシュポテトをベースに、色とりどりのトッピングをゼリー寄せに仕立てました。
12月のパーティメニューにと、石鍋シェフのアイディアです。
タラモサラダ クィーンアリス風
おなじみのタラモサラダですが、もともとはギリシャ料理の前菜メニュー。
薄切りトーストに塗ってカナッペ風のアレンジすれば、パーティーの一品に。
マイルドな味が石鍋流。
七面鳥のクリスマスサラダ
七面鳥、りんご、ビーツ、くるみ、と季節の素材が勢揃い。
赤と白のコントラストも可愛らしく、クリスマス気分を盛り上げてくれます。
サッパリとしたおいしさに、ワインもすすみそう。
プロヴァンス風野菜のサラダ
揚げた野菜の旨味と甘味、そしてハーブの香りが口いっぱいに広がります。
地中海沿岸の地方では、たいへんポピュラーな揚げ野菜のサラダ。
ズッキーニ、アーティチョーク、ドライトマトなどの鮮やかな彩りも、食欲を誘います。
……と思ったら、
「ジャーマンポテト、できたてでぇーす」
などと威勢の良い声と共に新しいサラダがカウンターに並んだ。茶色に色づいたじゃがいもが美味しそう。思わずこれも購入。
向かいのチーズ売場で2個2000円コーナーに並んでいたブリーチーズ(白かびチーズ)とコンテチーズ(ハードチーズ)を買い、風邪ひきのだんなの待つ家に帰宅。
サラダ3種に、本日はジェノベーゼのスパゲッティ。ソースは手製だ。
2週間ほど前、冷たくなってきた風にベランダの大鉢のバジルがしおしおになってきてしまっていたのだった。葉がしおれ、張りも無くなったバジルに対し、
「見るに堪えないよー。バジルが可哀相」
というだんなの意見に賛成し、全てのバジルを収穫してジェノベーゼペーストにしたのであった。
大きなざるに大盛りに収穫できたバジルと松の実、にんにくをオリーブ油と共にフードプロセッサーにかける。出来上がったペーストはちょっと大きな瓶2〜3個分くらいになり、ちゃんと保存出来るようにと煮沸消毒した瓶にきっちりペーストを詰め、上から油を垂らし入れておいたのだった。
熱い瓶を熱湯から引き上げ、タオルでくるみつつペーストをつめて蓋をする作業は何だか家内制手工業でもしているようで案外楽しく、いつか「漫画はじめて物語」で見た"缶詰の歴史"か何かの1シーンみたいだとちょっと笑ってしまったのだった。本当に保存食を作っている気分だ。実際そうなんだけど。
で、そのジェノベーゼ瓶を1瓶開けて、盛大にジェノベーゼスパゲッティ。
ちゃんとバジルの風味もそのままだったし、松の実もカリカリと入っているし、充分美味しいパスタソースになっていた。
買ってきたサラダで一番美味しかったのは、石鍋某のものではない、R/1Fオリジナルのジャーマンポテト。
タラモサラダはたらこでなく明太子を使ったもので、その明太子の味が好きでない私にはいまいち嬉しいものではなく(確かに滑らかで、舌触りはわるくなかったけど)、七面鳥のサラダはリンゴやクルミの歯ごたえは楽しいけど味全体が何だかまとまりないんじゃないかと思うシロモノだった。ビーツ(←ボルシチの、あの赤い色の元になる野菜)が入る理由も彩りを加える以外に特に見あたらず、何だか一生懸命キレイキレイに、それを目的に作ったようなサラダだった。
"見た目"の美味しさというやつは、本当に美味しいものを作っていれば自ずと内から出るもんじゃないのかなぁ……と、石鍋さんの趣向とはどうにも相容れないらしい、私。
どうやらだんなは本格的に風邪ひきなのである。
昨日も、夕食後早々にもそもそと寝室に移動し、一人むこうでごそごそ動いていた。
9時過ぎて、しばらくたったころ。
「おおおお〜」
「すっげぇぇぇぇぇ」
「あーん、もったいないー」
という奇声が寝室から轟いてきた。
一体何がすごくてもったいないのか。自分の熱が高くてすごくて、食べたもん吐いたかなんかして、それがもったいなかったのか。
そうではなかった。
だんなは後頭部に水枕、額にアイスノンという姿でもって、布団にうずくまりながら「どっちの料理ショー」に釘付けになっていたのである。
今日の対決は「水炊き」vs「うどんすき」。
「おおおお〜」はおそらく水炊きの鶏肉の見事さに対する感嘆であり、
「すっげぇぇぇぇぇ」はおそらく讃岐うどんの素晴らしさに対する賞賛であり、
「あーん、もったいないー」はおそらく水炊きのスープに投入された丸のままの鶏2羽に対する憐憫の情であったろう。
だからさ、君、熱あるんでしょ。喉、痛いんでしょ。……寝てなさいよ。
半ば呆れて隣室を見やるも、そんな妻のココロを知るべくもなく、最後まで隣室からは奇声が飛んできたのであった。
挙げ句、
「うどんが食べたいなぁ。」
「あーん、でも水炊きも食べたいなぁ。」
とくねくねしている。
だからさ、君……寝てなさいよ。
しかして翌日、心優しい妻はだんなの為にうどんを作る。
昨日パスタだったから御飯炊いて無くて、ついでにパンも無くて……の苦肉の策だったなんて、そんなのはまぁ棚に上がってもらう理由である。
湯を沸かして、たっぷり作りおいた豚味噌鍋用の味噌を溶かし、豚肉とねぎをたっぷり入れてうどんを茹でる。やっぱりカトキチの冷凍うどんはサイコーだ。
だんなに1玉分弱、息子にも2すくいほど、取り分けていたら私の分は1/3玉くらいになってしまった。
……ちょっと悲しかった。
フレッシュネスバーガー
オニオンリング
バナナケーキ
ミックスジュース
朝のうどん1/3玉が効いたのか、あるいは午前中冷や汗たらしながらお客さんの難しい質問に答えていたのが効いたのかは知らないが、お腹が減ったのである。
そもそもお客さんビルを出たのが12時過ぎていたし。ふらふら寒風の中、チャリこいで帰り道からちょっと横へそれて「ディア・スープ」なるセルフサービススープ屋さん(←数ヶ月前に新しく出来たらしい。hanakoに載っていたんだな)に行ってみると、既に席は埋まってしかも数人の列。諦めて、今度はより会社に近いフレッシュネスバーガーへ向けてチャリをこぐ。
本日のチョイスはフレッシュネスバーガー。やはり店の名を冠する料理は食べねばならない。
そしてお気に入りのオニオンリング。オレンジ・レモン・グレープフルーツという並びに魅せられてミックスジュース。そいでもってカウンターの横に積んであったバナナケーキとさつまいもケーキから、バナナケーキをむんずとつかむ。ああ、お腹がすいた。
全部で967円。
ファーストフードと思うとちと高い。
ジュースとケーキをトレーに乗せて、席でしばしぼーっと待っていると籠に入ったハンバーガーがやってくる。横に10個ほどのオニオンリングも添えてある。オニオンリングにはやっぱりケチャップをつけたい。席を立って、コーナーに備え付けの紙容器ににょにょにょにょーとケチャップを絞り出し、やっと昼食。
フレッシュネスバーガーは、厚切りトマト入り、ミートソース風のケチャップがたっぷり挟まるハンバーガー。南瓜が入って黄色い色がついているバンズもやっぱり悪くなく、はしたなくも大口開けてむぐむぐと食らいつく。あったかいパンと、ハンバーグと、ちょっと冷たいソース。これが美味しい。
温度差のあるものを合わせた料理は何故こんなに美味しく思うのか。冷たい御飯に熱いカレー。熱いスイートポテトに冷たいソフトクリーム(←「麻布茶房」の名物。学生時代死ぬほど食った)。ひやりとする生卵につけて食す、あつあつのすき焼き。ああ、何故こんなに美味しいのだろう。あはーん。
ともあれ、フレッシュネスバーガーがお気に入りの私なのであった。
ケーキも美味しいです。
池袋で入ったときは南瓜のケーキで、それはそれで美味しそうだったのだけど、今日のバナナケーキはもっと私の好物だ。ほんの少し粉っぽく、しっとりしていてあまり甘くなく、なんとなく懐かしい味がするんである。
ちなみにバーガーはR(レギュラー)とS(スモール)がある。手のひらに軽く収まるSはけっこう可愛い。
でも私としてはLが欲しいな、なんて思っちゃうのである。女の私が思うのだから、きっと殿方たちは殊更のはずなのだ。そうなのだ。
R1/Fの
石鍋裕シェフのサラダdeプチガトー'99
ローストビーフのサラダ バルサミコソース&和風ソース
ぶりの塩焼き
キャベツの味噌汁
御飯
ビール
QUICHE&TARTEの
モンブラン
銀のぶどうの
とろける秀くりーむ
カフェオレ
今日はしんどかった。ちょっと内容がヘビィだった営業活動と、事務処理と見積書作成と提案書作成とデータベース構築など、違うジャンルの仕事ばかりちょこまかちょこまかやっててすっかり耳から煙が出そうになりつつ、帰宅。
帰りにデパートに寄り、昨日は売り切れで買えなかった「石鍋裕シェフのサラダdeプチガトー'99」を入手し、ついでに美味しそうだったローストビーフのサラダも追加で頼んで持ち帰る。
ケーキコーナーを通りかかったら、見慣れないケーキ屋が一角にあった。
洋菓子売場だというのに、ケースの半分以上がキッシュの類で「チキンキノコ」だの「シュリンプ」だのと書いてある。モンブランやいちごのタルトもある。……ちょっと、気になる。「QUICHE&TARTE」という名の、その店の店員さんに話を聞くと、白金台にあるタルト屋の他店舗進出1号店、なのだそうだ。モンブランと、息子用にイチゴタルトを求める。
疲れた時は甘いものが欲しくなるのよね〜♪(←昼のバナナケーキはどうした)
そのままサラダとケーキを持ち、うきうきとデパート内を進むと、今度は「銀のぶどう」が前に立ちはだかった。ショーケースの中に「とろける秀くりーむ」という、見慣れぬ文字がある。「秀くりーむ」で、「とろける」。なんてステキな響きだろう。しかも冷蔵ケースに残っているのはたったの2個だ。この瞬間、右手に持ったタルトは1mgも感じられない重さの存在になっており、数分後、タルトの入った袋には「とろける秀くりーむ」2個が追加された。
メインディッシュはぶりの塩焼き。先週の土曜日に貰った魚の切り身だもんで、早々に食べなきゃヤバいだろう、と冷蔵庫から出す。サラダも前菜も洋風だけど、ビールで一杯やったら味噌汁と御飯で定食みたいにしよう、と何となくまとまった。
さーて、\1500もした、R/1Fの「石鍋裕シェフのサラダdeプチガトー'99」である。9種類の別々のトッピングが乗ったマッシュポテトであるらしい。
底からコンソメのゼリー、マッシュポテト、そしてゼリー寄せのトッピング、と層になっている。トッピングはうずらの卵や海老、トマト、青菜、コーン、グリーンピースといかにも"彩り重視"という感じ。いや、それはそれで悪いとは言わないけど。旨い上に綺麗だというのは良いことでは、ある。
しかししかし。
食べてみたらば、これは"彩り重視"というより"彩り以外は軽視"というものだった。
マッシュポテトは柔らかめで舌触りは悪くないが特に感慨深くなる味ではない。何より上のトッピングは本当にただの「お飾り」という感じで工夫された下味の1つもしない。ただただ「茹でただけの海老」「火が通っただけのにんじん」といった風情だ。マッシュポテトと組み合わせる味の調和も何もなく、1口食べてがっかりし、2口食べて落胆し、という具合だ。
そして、各"プチガトー"なるものは薄いプラスチック板で巻かれて固定されている。これがケーキに巻かれるラップのようにくるりと綺麗に取れればまだしも、何をどうやっても横から切れるものではない。食べるためには、上からトッピング近辺をぐぬぬぬぬと押し込み、プラスチックの丸い型から中身を押し出す必要があった。層が崩れたり、ゼリーがぐしゃぐしゃになったりと、燦々たる有様だ。
もうちょっと、もうちょっとはマシかなぁと思っていたのに、ひっじょーに、残念。4月以来毎月楽しみに食べ続けてきたR/1Fの月替わりサラダ至上、最もいただけない月となった。おーい、何とかしてくれ石鍋鉄人。
ちなみに、別途買ってきたローストビーフのサラダ(not石鍋作)はサイコーに美味だった。
酸味のあるバルサミコソースも、醤油風味の和風ソースもばっちり合う。ビールとも合って良い感じ。
塩漬けしてあったので、すっかり塩辛くなってしまったぶりを御飯と共にわしわし食べたらデザートだ。
QUICHE&TARTEのモンブランはなかなか好み。栗は生から加工した、新鮮な栗の香りがするものがタルトの下にぎっしり詰まっており、たっぷりの生クリームの上にこってりしたマロンペーストがかかっている。クリームも栗も美味しい。しかもタルト生地も美味しい。ちょっと全体的に甘めなタルトで、最後の方に胃がどっしり重くなってきてそれだけが辛かったけど(←単なる食べ過ぎだと思う)。
胃が重くなっても「とろける秀くりーむ」は食べる私たち。
賞味期限が「12月3日」なんて書いてあって、やっぱ生菓子はそれを裏切ったら美味しくなくなるし。秀くりーむは殊更、翌日になると全然違う味になっちゃうし。
ババロア状のクリームが入る、ノーマル「秀くりーむ」も実は大好物なのだけど、"とろける"も想像通り、旨かった。……でもいつものノーマル版の方が私の好み、かもしれない。
てなことを考えながらもっしゅもっしゅとタルトを喰い、秀くりーむを食べる。
実は明日はバイキングに行く予定なんだ。
全日空ホテルのカスケードで北海道の味覚フェア。
ケーキ食べて、バイキング行って、私とダイエットという共存は果たしてかなうものなのでしょうか。
教えて食欲の神様。
麦茶
ヤクルトヨーグルト フレール
起床9時。
冷凍御飯が大量にあり、だんなが玉ねぎを大量に刻みはじめてバターライスを作ってくれた。玉ねぎたっぷり、バターたっぷりの塩味炒めご飯だ。
デザートにプレーンと苺、柚子の3種類あるヨーグルトを家族3人で味見しながら食べて、外出。
今日は「梟の城」を見に行くのだ。
北海道”味覚の大地”ディナーブッフェ
サラダ
蟹と海老の冷菜
いかそうめん
茹で毛蟹with土佐酢
スモークサーモン
いわしのマリネ
コーンスープ
ポテトスープ
石狩鍋
ほっけ
アサリのバター蒸し
銀鱈の煮付け
つぶ貝とほうれん草のソテー
じゃがいもと南瓜とコーンのコロッケ
鶏唐揚げ
帆立とうにのクリーム焼き
えいの赤ワイン煮
じゃがいものオーブン焼き
焼きたらば蟹with土佐酢
十勝牛のビーフシチュー
たらとじゃがいものトマト煮
ローストビーフ
いかめし
イクラとウニのミニ丼
味噌バターコーンラーメン
白玉ぜんざい
タピオカ入りココナッツミルク
シュークリーム
ショートケーキ
洋梨のシャルロット
いちごムース
カラメルケーキ
北海道ソフトクリーム
キウイ
グレープフルーツ
オレンジ
メロン
ビール
紅茶
……など。
午後5時、だんなと母と息子との4人で全日空ホテルカスケイドの北海道フェアのバイキングに向かう。
「バイキングに行こうよ」
と昨日母を誘ったところ、赤坂まで行くのがめんどくさいなどという。
帝国ホテルレインボールームのバイキングに変更にしようか、という話もあったが、確認するとこちらは既に予約で満席。当面の予定どおり、全日空ホテルに向かうことにした。
ここのバイキングにくるのは3回目だ。
最初はパスタフェア、次はアジア料理フェア。そして今回は北海道フェア。
土曜日に来ても、開始直後の5時に入れば客も少なくのんびり食べることが出来た記憶がある。ので、今度もたかをくくって来てみたところ、5時直前で既に行列ができかかっていた。一体何がこれまでになく人をここに惹き付けているのか。年末か、はたまたメニューの文字にある「タラバ蟹」か、それとも「ビーフシチュー」の文字か。……おそらくタラバ蟹なのだろう、そんあのだろう。
数分待ってブッフェカウンターそばの4人席に案内される。
ずらりと並ぶ温かい皿にデザートやサラダ。ローストビーフには専属のコックが始終切り分けてくれていて、ラーメンコーナーやソフトクリームコーナーでも声をかければすぐに作ってくれるようになっている。まずは冷たい皿を手に取って、冷菜とサラダのコーナーに向かう。小さなガラス容器に入るいかそうめんを取り、スモークサーモンやマリネを盛ったところで横に積んである毛蟹と目があった。足の付け根から身がぎっしり見えていて、思わず別皿を持ち、蟹の足を2〜3本積み上げる。土佐酢を小さな容器に入れて持ち帰るのも忘れてはいけない。カニフォークも準備されているのを怠りなくゲット。
席につくと、息子は既に卵サラダやポテトサラダと格闘中である。
ちなみに1歳児の息子はバイキング無料だ。無料のくせにフレンチトーストにかじりつき、ミニたい焼きを1個まるまる食べたりと食欲小魔人ぶりを発揮している。あ、あ、あ、ローストビーフまで食べている。
蟹は冷凍もののようだし、イクラやウニが大量に使われてはいない料理が多いものの、味はなかなか美味しい。
冷菜を満喫したら、次はあったかいお皿を手に入れて温菜コーナーに出向く。こっちには焼き蟹がある。「うわぁ〜お♪」と喜びいさんで再び蟹を取る。甘辛い魚の煮付けや、アサリソテーもあるので次々盛る。でも味が混ざってしまっては意味がないので、そこらへんはソースが混じらないように気をつけて気をつけて。皿に充分盛った後は、最後にシチューや汁物などの小椀を空いた手に持ち、両手に料理を抱えて席に帰る。
ここのバイキングは、ウェイター、ウェイトレスがきびきびと動いているのでとても居心地が良い。
空いた皿はどんどん下げてくれるし(横に皿をよせる動作をしただけで、すっとんできてくれる)、料理が空になりそうなプレートもじゃんじゃん取り代えてくれる。客は多く、ブッフェコーナーはいつも数人が料理を取っているが、料理が空のままになっていることはほとんど無い。
観察しながら、「あ、蟹、もうちょっと……」と蟹コーナーから離れられない私がいる。
3〜4回も席とブッフェコーナーを往復すると、さすがに満腹になってきた。シチューも食べたしコロッケも満喫した。
見ると、母はもとよりだんなもシメの体制に入ったようで、ラーメンと御飯茶碗を並べている。
「ラーメンライス♪」などと言いながら。
ラーメンはいらないなぁ……と思っていたものの、目の前で食べている人がいると欲しくなるのが性分である。私もラーメンを所望。コーンとバターが乗った、味噌バターコーンラーメン。麺は3口くらいで食べられる程度の可愛らしいラーメンだ。
最後はデザート。母が取ってきたフルーツを食べつつ、ついケーキをてんこもりにしてきてしまった。白玉ぜんざいと、好物のタピオカ入りココナッツミルクも必須である。
まだまだいける、と踏んでいたものの、白玉をたいらげ、ケーキに取り組み始めたところ、じわじわと満腹感が全身を覆い始めた。母に勧められるままに生ビールを2杯も飲んでしまったのが敗因らしい。ショートケーキを食べ、洋梨のシャルロットを食べ、ムースを片づけ、シュークリームを口に入れたとたんに活動限界が見えた。ココナッツミルクは大好物なので問題ない。だが、もう、目の前のカラメルケーキを片づける余力は残っていなかった。不覚だ。
バイキングでの最大のタブーが「取ってきたものを残す」というものだろう。
好きなものを好きなだけと店が色々用意してくれているものを、わざわざドブに捨てるような行為は厳に慎まなければいけない。たとえ取ってきたものが口に合わないものだったとしても、取ってしまった以上は食べなければならない。そもそも口に合わないかも、とある程度想像つけて最初から1品を山盛りに取ってこなきゃ良いのであって、気に入ったら再度何度も行けば良い話である。
……と重々知っていて、ポリシーにしていて、だが、気が付くと私は一度立ったら座れないほどの満腹状態に陥っていた。そんなに喰うからだって。
ごめんよカラメルケーキ。君が悪いんじゃないんだ。あまり好みな味じゃないけど、でも君が不味いわけじゃないんだ。ただただ私の腹がいっぱいで。すみません。すみません。
とカラメルケーキに頭を下げて、せりあ退場。
自分の腹容量からビール分引いておくのを忘れたばっかりに、デザート大本命のソフトクリームも持ってこられなかった。ここのソフトクリームは濃厚で、いつ来てもめちゃめちゃ美味しくていつも楽しみにしていたのに、である。恨めしくだんなの食べたソフトクリームの空き容器を見ていたら、だんなが哀れに思ってかまた1つ貰ってきてくれた。1口。2口。ああ、もう限界だ。残りのソフトクリームをいとも旨そうに、ぺろりとたいらげるだんな。ああ、羨ましい。ああ、悔しい。
かくして、満腹になった3人と超満腹になってしまった1人は家路についた。
私が満腹すぎて気持ち悪くなってしまって電車に乗ることもできなくなり、全員で銀座まで歩いて帰ってきた、なんてのは余談である。ああごめんなさいお母さん、だんなさま。
ソーセージパン
わんたんラ王 ミニ
肉まん
牛乳
起床は10時。
前日に外食したもんで今朝の食事の準備は当然していない、というやつで、1から作る気力も無く、家族全員でコンビニへ向かう。
だんながカレーパンを手に取る横で私はソーセージパンを手に取り、私がおにぎりを前に思案している横でだんなはいなり寿司に手を伸ばそうとし、なんやかんやで考えて私はパン2個とスープ代わりにミニラーメン。どうせ麺はヌードル好きの息子が全部食べてしまうのだ。
だんなは焼きそばペヤングの大盛りといなり寿司の入ったおむすびセット。
朝食が決まってレジに出したところであるのが冬の風物詩「にくまん・あんまん」。
需要の高いジュースや弁当を奥に置き、"ついで買い"を誘う肉まんやアイスクリームはレジへの通り道に置くのはコンビニの鉄則だ。……ということをゲーム「ザ・コンビニ」で知りながら手の内にはまる私たち。ついつい和風カレーまんと手作り肉まんなるものを買って帰ってきたのであった。
時々コンビニ食が食べたくなる。
口にして5分から15分後には大抵後悔するんだけどね。
昨夜の暴食の胃もたれがまだ続いており、その上での朝の暴食である。
胃が重いことこの上ない。
てなわけで、昼はりんご。
大きな大きな、ミツたっぷりのやつを8等分して皆で食べる。
実は、私はりんごがあまり好きでない。
加工したやつは好きだけど、生のはどうも。しかも新鮮で"シャクッ!"と歯ごたえがあるような、一般に最も好まれるような状態のものが一番苦手である。あの歯ごたえが、どうも脳味噌に鳥肌が立つ気分がしちゃうのである。ちょっと古くなって"……もさっ"という歯ごたえになってくると、なかなか好みである。火が通してあって"……ほにゃっ"とした歯ごたえになると、もうサイコーだ。
……ヘンですか?……ヘンですよね……。
中華スープ
ビール、麦茶
胃もたれ継続。
「……何、食べるー?」
「……なんか、食欲沸かないねー」
「……んー……」
「……あ、天津丼などが食べたいなぁ。」
とまるでやる気のない会話の後、唐突に今晩の食事は天津丼に決定。
食料庫、冷蔵庫をさぐったところ、蟹缶が1個、卵が足りなく、筍も無いことが判明した。
ありがたくもだんながチャリかっとばして買ってきてくれ、ついでに厨房にも立ってくれた。
ここ何度か天津丼を作って貰っていたら、すっかり"中半熟、外側こんがり"の蟹玉作成のワザをマスターしてしまっただんなである。今日も見ていると蟹玉が中華鍋から飛び出し、宙を舞っていた。見事である。その調子だ。ぱちぱちぱち。
醤油ベースの酢と砂糖入りあんもばっちぐーな出来映えだ。
あ、ところで今日賞味期限のモッツァレラチーズが1個冷蔵庫に入っています。
どうしましょう。(明日に続く)