10月07日(日) さぬきうどん! よしや・彦江・宮武など
- ・ いざ、うどん県!
- ・ 丸亀市「純手打ちうどん よしや」〜純!手打ち!
- ・ 丸亀市「彦江うどん」〜ほろほろの肉がどっさり
- ・ 観音寺市「柳川」〜そばやラーメンまであるお店
- ・ 高松市「宮武うどん」〜復活宮武!
- ・ 高松市「ぶっかけうどん 大円」〜健在の「麺出るすゾーン」
- ・ 「ホテル川六」〜まくら、選べます
- ・ 高松市「かど弦」〜骨付鶏食べた!
いざ、うどん県!
色々欲張った結果、なかなかにヘビィな行程になってしまった今年の秋休み。
今日は朝5時起きで、夫が運転するレンタカーに乗っていざうどん県、香川へ!
香川で待っているのは大量のさぬきうどん屋なわけだけれど、何もお腹に入れずに出かけてしまうのも気持ち悪くなっちゃうよねと、出発前に昨夜買っておいたパンを皆でもぐもぐ。夫が淹れてくれたコーヒー飲みつつ、私はスイートポテトパイをいただいた。
道路が渋滞しても悲しいし、香川のうどん屋の多くは午前10時〜午後2時くらいの営業なので、遅くに到着したら行ける店が少なくなってしまう。
というわけで、出発は5時半。神戸を過ぎて見えてきたのは鳴門大橋、渋滞もせずにスルスル行けて、まだ7時過ぎ。……ちょっと早すぎた(笑)
なので香川に入ってからパーキングエリアでちょっと休憩したりしながら、今日の最初の目的地、丸亀市にゆるゆると向かう。
純!手打ち!〜丸亀市「純手打ちうどん よしや」
本場香川のさぬきうどん、我が家のような物好きは日本中にいるわけで、連休ともなると近県のみならず日本中からお客さんがやってくる。
だけれど、「日祝休業」のところが案外と多い香川のうどん屋だ。大好きな「田村」は今日明日休み、「がもう」は日曜休み……で、月曜に行くことを予定していたら、たまたま地元の祭りが重なってしまって月曜も休みだそう。
「さぬきうどん、どこのも美味しいけど、なんと言っても"がもう"が最高!」
と、"がもう至上主義"を断言してはばからない息子は、だから今回けっこう萎れていた。……まぁ、そういうこともあるよね……また来ようね。
そういうわけで、「日曜に営業しているか」「祝日は営業しているか」を丹念に確認しながら行動しなければいけない今回のうどん巡りだ。
で、最初に目指したのは「自分で葱切って食べる」で一躍有名となった「なかむら」(実はまだ一度も行ったことがない……どうも縁が無いお店……)だったのだけれど、これが呆れるほどの大行列。駐車場もいっぱい。
うわーこんなに並ぶの嫌じゃーと、次にチェックしていたお店に向かうことにした。
「もう良い年だしね、そんなに食えません」
「"無理はしない"ということで、ね」
かつては1日8軒とか無茶できた私たちも、もう良い年なので8軒は無理。夜にはビールでも飲んで骨付鶏でも食べたいし、「腸から胃から喉までうどんでみっしり」みたいな事は止めとこう、と話し合ったのだった。
なのに最初のお店で夫も息子もいきなり「中」(=2玉)とか食べてるしー!
しかも息子は稲荷寿司まで添えてるしー!
いきなりアクセル全開かい!と苦笑いする私。
そんな感じで、今回最初に食べたうどんは、ここ数年内にオープンした新しめのお店、「純手打うどん よしや」だった。
手切りであることはもちろん、手ごね、足踏み、機械は本当に一切使っていない「純手打ち」の店だそう。しかも「宮武系」であると聞く。評判もすごく良いみたい。
それは気になる!と、他店よりも営業時間が早めスタートだったこともあって、まずはここにやってきたのだった。
席数多めのセルフのお店。
トレイ持って天ぷらコーナーを通り、その奥で「ひやひや小!」などと注文する。だしは注いでから渡してくれ、葱のトッピングはセルフ。
私は「ひやひや」小、夫は「かま玉」中(320円)、息子は「ひやひや」中(290円)を注文。「もうお腹空いちゃってさー」と、息子はちくわ天を取っている。私もゲソ天1つつけちゃった。
澄んだおだしは、ガツンと濃厚ないりこ風味濃厚なもの。濃厚だけれどえぐみはない。
麺はピシーッと「折り目正しい」風で、全体的に実直さを感じるようなうどんだった。
そうそうそうそう、さぬきうどんってこういうのだよね!と、1杯目から全力で頷きたくなる美味しさ。東京でもそれなりに美味しいさぬきうどんはいただけるけれど(我が家は新宿の「東京麺通団」がお気に入り……)、何かもう色々と「ああ、やっぱり本場、素晴らしい……」と感動しちゃう味わいだった。
微妙に悔しいことに、息子のちくわ天がたいそう美味しそう(味見した。旨かった)。なんでも、上質のすり身を使った特上ちくわを使ったちくわ天だったのであるらしい。
更に悔しいことに、夫のかま玉もたいそう美味しそう(味見した。超旨かった)。水で締めたひやひやの麺も勿論良かったけれど、茹でたての温かで柔らかな麺が生卵と絡んだその感じは、最高の舌触り。私もお代わりしてかま玉追加でいただこうかしらと本気で悩むほどだった。
かけうどん(ひやひや)小 ゲソ天 |
220円 100円 |
ほろほろの肉がどっさり〜丸亀市「彦江うどん」
「次は斉賀製麺所」だー!と、ほど近いところにある製麺所が次なるターゲット。
名店「田村」で修行した方のお店らしい、超美味しいらしい、と期待して狭い道をぐるぐる車で探し回ったのだけれど、なんとその店、閉店していた。手持ちのうどん本などが古いもの(2011-12年度版)だったこともあって知らなかったのだけれど、今年1月に閉店してしまっていたのだとか。ううう、残念。
大丈夫!まだまだまだまだ行きたい店あるよ!と、同じ丸亀市内にある「彦江うどん」を目指すことにした。
「彦江」というと、私たちにとっては今は無き坂出の「彦江」の方なのだけれど、それとは別の彦江。
肉うどんが名物だった飯山町の彦江が復活した、「肉うどんの彦江」の方だ。
お店の前には、こんもりそびえる讃岐富士(飯野山)。
香川の山はゴツゴツした岩山ではなく、こんもり丸い緑の山が多い。うどん玉みたいになだらかな感じが、いかにも「うどん県」にふさわしいなぁ、なんて思ったり。
席数たっぷりのセルフのお店、ここの名物は「肉うどん」。肉うどん、一度美味しいのを食べてみたかったんだよねぇ〜と、今回、肉うどんが評判のお店をいくつか調べていたのだった。この店はそのうちの一つ。
「俺、肉うどんの中!」
「僕、わかめうどんの中!」
「え!?なんで2人とも中なの!?なんで???」
うどん屋巡り2軒目にして、すでに計4玉を食べんとしている男たち。聞いているだけで私はお腹いっぱいになってくる。私はおとなしく肉うどん小で。
というわけで、こちらが息子のわかめうどん中(250円)。
何か奥に見えているのはいなり寿司(2個で150円)。そこまで食べるか、息子よ。
茹でて水で締めた麺をもう一度温めるのに使う鍋でわかめも一緒にチャチャッチャと温めて、だしは肉うどんと同じもののようだった。
見た目以上にわかめたっぷり、そして当然ながら麺もたっぷり。これで250円って……安いよねぇ。
こちらが夫の肉うどん中(450円)。
なぜか牛すじおでん(100円)まで皿に持ってきていて、写真の絵面が全体的に真っ茶色だ。
私の小サイズのどんぶりと比べると、麺も肉も倍増という感じだ。
厨房はとても効率的に、うどんを温める鍋とだしの釜、煮込み肉の鍋がカウンター近くの同じ場所にまとまっていた。ああっそんなに!?というほどに肉をがばりと盛り、だしもお玉一杯、溢れるほどにばしゃーっと注いでくれる。葱も大将がかけてから渡してくれる。
で、こちらが私の肉うどん小(400円)。
すごいなぁ、麺が見えないくらい肉乗ってるなぁ♪とうっとりしながらいただいた。
この肉が、反則だろってくらいに美味しかった。甘じょっぱくて、ほろほろと煮崩れる寸前のような煮え具合。
その肉の味を引き立てるようなだしも、ほのかに甘さを感じるような優しい味わい。うどんも主張しすぎないけどちゃんと存在感がある、のびやかな味と食感だった。この「肉うどん」として完成しているこの感じ。良いわぁ良いわぁ。
そばやラーメンまであるお店〜観音寺市「柳川」
さて、同じエリアで「移動距離5km」とかでうどん食べ続けると、当然ながらあっという間に満腹になっちゃうのである。
「……道の駅行かない?休憩しに」
「そだねートイレ行きたいしね」
と、うどん巡り時に毎度毎度お世話になっている「道の駅滝宮」でちらっと休憩。
ここには地元産野菜の販売コーナーがあって、いつも色々素敵なものを売っている。私のおめあては「いりこ」。
さぬきうどんのだしは、いりこのだし。関東で普通に買う「煮干し」よりも遙かに巨大で、美味しいおだしがたっぷりとれる。しかも都内のアンテナショップで買うより、この道の駅で買うほうがずっとお安い。うちの猫は、狂おしいほどにこのいりこが大好物だ。
「ふふ、2袋買ってっちゃおう♪」
あとは常温で日持ちするものなら、と、すだちとにんにくも購入。どちらもたっぷり入っていた。
いりこ1kgパック すだち8個 にんにく2個 |
2×698円 150円 110円 |
じゃあ、腹ごなしも兼ねてちょっと遠くに行ってみようか、と、目指してみたのは初めての地「観音寺市」。徳島、愛媛に接した南西の端の市だ。
ここで訪れたのは「柳川」。最近「細麺系」というのも人気の方向にあるらしいさぬきうどん、ここは昭和2年創業、老舗の細麺系一般店のうどん屋さんだ。
こういう一般店だと「麺は余所から仕入れてきます」というのが関東人の思ううどん屋のありようなのだけれど、この店はスーパーなどへの卸しや地方発送をしまくっている製麺所なのだそう。
「店の両側に駐車場はあるけどアプローチが厳しい」とガイドブックにあったそのお店、細い細い道をぐにゃぐにゃ進む確かに厳しいロケーション。
住宅街の中に佇む風のお店にようやっと到着することができた。ほんと、「普通の」うどん屋さんの外見だ。基本的にセルフのお店に行くことが多いから、こういうお店はちょっと新鮮。
なんとメニューには「そば」がある。「ラーメン」まである(醤油・味噌・豚骨と揃ってる)。需要あるのかな?なんて思っていたら、私たちの後に来た地元のお客さんらしき家族連れのお子さまが
「僕、おそばー!」
と言っているのだった。うん、需要あるんだな。
なかなかフォトジェニックな感じになった、三者三様の注文。
私が頼んだのは「卵とじうどん」の小(340円)。
息子は「冷しうどん」小(300円)、夫は「うどん」小(300円)。
「あ、これもください」とカウンターでもらってきた海老の乗ったかき揚げは90円。
かき卵が乗った風な卵とじうどんは、値段の手頃さに反してけっこうなボリュームがあった。冷しうどんは、氷水にひたった冷たい麺に、別添で生姜の効いた冷たいおつゆ。「うどん」には、かまぼこ、お揚げ、ちくわなんかが可愛らしくトッピングされていたのだった。
優し〜い感じのうどん。だしもうどんも優しい味わいで、麺は普通のさぬきうどんの6〜7割(ガシッとした宮武系に比べると半分くらい?)の太さしかない。細くて縮れも少なくて、ツルンとしているけれど、でもさぬきうどんならではのコシがある。箸で持ち上げてちぎれたりということは絶対にしない。
「かま玉」とはまた違った方向の美味しさだった「卵とじうどん」。全員でちょっとずつ交換して食べて、息子は生姜の効いた冷しよりも温かい「うどん」が気に入ったようだった。
私はと言えば、卵とじうどんがかなりツボだったのに、さっきの肉うどんでちょっとお腹が苦しくなってしまって夫と息子に手伝ってもらったのが屈辱。あああ、全部食べたかったなぁ……(旅行記書いてる今なら中サイズ余裕なうえに「きつね寿し」150円もきっと余裕なのに!)。
卵とじうどん小 |
340円 |
復活宮武!〜高松市「宮武うどん」
「大変奥様!急いで高松市に戻らないと宮武は2時までじゃなかったですこと!?」
「あらまぁ大変!奥様急ぎましょ!」
と、今度は高松市に大移動。
実際は午後2時までじゃなくて午後3時までだったので余裕だったのだけれど、今日の自動車走行距離はなかなか大変なことになりつつあった。
『恐るべきさぬきうどん』読んで、いてもたってもいられなくなり、2歳の息子連れて飛行機で香川に初めてうどん食べに来たのは12年前、2000年12月のこと。美味しいなぁさぬきうどんって美味しいなぁと色々な店で悶えることになったのだけれど、そのうどん心を燃え上がらせる理由の一端は間違いなく「宮武」にあった。
実際、今でも「宮武系」「宮武ファミリー」と言われるお店はおしなべて好みなものばかり。そんな「宮武系総本山」の「宮武」は、2009年6月に閉店してしまったのだった。理由は「体力の限界だった」と聞く。
そっか、宮武本店のあの味にはもう会えないのか……と思っていたら、2010年春、「宮武オープン」の報。あの味を無くすのは惜しい、と、宮武閉店後に弟子入りした方が正式に暖簾分けして開いたお店が高松にできたのだそうだ。店名もまんま「宮武うどん」。一時期、宮武さんも一緒に厨房に立っていらして、当時のまな板や品札が店内に飾られていた。なんかもう、「宮武記念館」という感じがしないでもない。
高松市、高速のインター降りてすぐのところにある便利な立地。
味わいのある旧宮武の佇まいと異なり、「よくある大型セルフ店」的な外見の店舗になっちゃったのはちょっと残念だったけれど、やっぱり人気らしい。店頭から溢れるほどに10人ほどの行列ができていた。
宮武ならば、やはりここはシンプルに「ひやひや」でいきたいと思います……と、今度は家族全員揃って「ひやひや」で。まだまだ元気な夫と息子、夫は鶏天(50円)、息子はちくわ天(80円)をトッピング。
この太麺!見た目はまさに「宮武」!
うねるような独特のねじれと、スパッと四角い麺の断面。男くさい、「ギュギュッ」「がっしり」とした表現が似合う力強い麺と、麺に負けないしっかりとしたいりこだし。
思い出はたいていは美化されてしまうものだから「やっぱり宮武本店の方が美味しかった」とかはいくらでも言えることで、「この宮武」「あの宮武」抜きにしても、これは普通に通いたくなる美味しい"宮武系"うどんだった。
「おおお……ちゃんと宮武だ……」
「うん、だしもちゃんと宮武だ……♪」
こういう「復活の店」ってがっかりしちゃうことがままあるけれど(筆頭は「池上」……どうしてこうなった……)、これはかなり嬉しい感じ。
高松市内だからお店に行くのも何かと便利だし、これはほんとに嬉しいなー。
うどんを買う行列とテーブル席の間には衝立があって、そこにはいろんな方の色紙が貼られていた。
「あ!芸能人の○○のだ」
「あ、麺通団の団長の色紙もある」
と眺めていたら、ひときわ目立つイラスト色紙。
「おお、"ぬらりひょん"の人だ」
「なぜ2枚ある……」
週刊少年ジャンプで連載していた『ぬらりひょんの孫』(好きな漫画でした……)の作者、椎橋寛さんの色紙。2011年の2月と3月に2回来ていて、「そんなに気に入ったのかな」とまじまじ眺めてきてしまった。鉛筆でアタリだけ軽くつけて筆ペン一気書きだよ!すごいよ!(着眼点はそこか)
だしかけうどん(ひやひや)小 |
230円 |
健在の「麺出るすゾーン」〜高松市「ぶっかけうどん 大円」
さて、そろそろ、かなりお腹いっぱい。
「でも、大円に行きたかったら、閉店6時だから宿のチェックイン前に行かないと多分無理」
「だよねぇ」
と、時間つぶしに鎌田醤油の直売所覗きに行って、ついでにショッピングセンターでお茶など買い込んで、最後は本屋で『さぬきうどん全店制覇』の最新版買って、それからゆるゆると「ぶっかけうどん 大円」に向かった。
前回2010年に「大円行こう!」と向かったら玉切れ終了での早めの店じまいで悲しい思いをしたので、今回は間違いなく行きましょうと、午後3時過ぎに訪れたのは「ぶっかけうどん」が名物の一般店「大円」。
やたらとド派手な黄色い建物が目印。
店の入り口自体はちょっと見えづらいところにあるので、「黄色いビル」+「白い"大円"の看板」目指して
「あそこだー!」
「あったー!」
と、数年ぶりでも余裕の到着。
2000年に来た、当時からお店の雰囲気も何も変わっていない感じの店内だった。かの「麺出るすゾーン」も健在だ。
カウンターのここに麺が出てくるからお客さんは座らないでね、空けておいてね、という空間なわけだけど……なんというエスプリ。
「私、スペシャルぶっかけにしようかなぁ」
「君、前回来た時もそれ頼んでなかった?」
なんて話をしつつ、そうなのよねお腹いっぱいなのよ私……と、ちょっと軽めのぶっかけにしておいた。
とにかく、メニューはぶっかけだらけ。一応「冷しうどん」「釜あげうどん」などもあるにはあるけれど、基本的にはとにかくぶっかけ。「スタミナぶっかけ(牛肉・あげ・おろし・わかめ)」「スペシャルぶっかけ(えび天・山かけ・卵)」を筆頭に、まぁ、とにかく色々。
で、しばし悩んだ結果、私は「天ぷら卵ぶっかけ(冷)」(530円)、夫は「天ぷらぶっかけ」(480円)、息子は「ざぶとんぶっかけ」(370円)ということに。
牛すじおでんは110円。牛すじおでんが大好きな夫、何やらしょっちゅう食べている。
「さぶとんぶっかけ」は、大きなお揚げさんが1枚どーんと乗ったもの。
ぶっかけは、透明ないりこのおだしではなく、醤油色の甘さのある濃いめのたれが別添でついてきて、それを少量麺と絡めていただく形。
麺がちょっと平たくて、それがぶっかけだれとよく絡む。
ちょっと残念だったのは、天ぷらが揚げおきだったこと。前回、揚げたてのが乗ってきた記憶があって、ほんのりがっかり(揚げおきがデフォルトらしいんだけど、てか、香川のうどん屋の天ぷらはたいていが揚げおきで、常温まで冷めた天ぷらを乗せて食べるのがあたりまえではあるんだけど)。
天ぷらと生卵の他には、刻み葱と刻み海苔と胡麻とおろし生姜が添えられていて、それをざっぱざっぱと混ぜて食べると良い感じ♪
あああああ、今回もすっかりこれでお腹いっぱいに。じゃあ宿に向かいましょうか……とゆるゆる向かおうとしたら、いきなりすごい夕立になった。
天ぷら卵ぶっかけ(冷) |
530円 |
まくら、選べます〜「ホテル川六」
土砂降りの中到着した今日の宿は「ホテル川六エルステージ」。
値段で選んだこのホテル、街中の繁華街にあって素泊まりたったの1人5000円弱。でも、選べる枕があったり、女性客にはアメニティサービスがあったりで、清潔さも申し分なく、なかなか良いホテルだった。
大浴場があるうえに部屋のトイレ・バスも個別についていて、10畳ほどの部屋に数畳の「次の間」つきでかなり広々。最初から布団が敷かれていた。
「そして!この宿からは"一鶴"に歩いて行けます!」
ということで、入浴して少し休憩してから、アーケード街をてくてく歩いて「骨付鶏」の「一鶴」へ。……だったんだけど、一鶴、まさかの大行列。夜7時過ぎ、20人以上のお客さんが店頭に列を作っていた。人気のお店ではあるけれど、まさかここまでとは、と、びっくり。
骨付鶏食べた!〜高松市「かど弦」
もうすっかり「一鶴」に行くつもりで他に考えていたお店もなく、
「骨付鶏食べたいねぇ……ホテルの向かいにも、骨付鶏のお店あったよ?」
「じゃあそこ行ってみようか、試しに」
と、アーケード街にある飲食店もちらちら眺めながら来た道をそのまま戻り、入ってみたのは「かど弦」というお店。
骨付鶏ほか鶏料理が充実していておつまみも豊富。卓上で炙って食べる焼き鶏メニューも美味しそうだった。
これがなかなか良かったお店。
何しろうどんで満たされちゃったので軽め軽めでいただいたけれど、それでも骨付鶏は1人1本、そのほかにおつまみも少し。
最初にいただいたのは「とりももわさび焼き」。塩だれで焼いた鶏にオニオンスライスと刻み葱、レモン添えて、わさびは横に添えてある。
息子はメープルシロップかけていただく「ハニーのチーズボール」を抱え込み、私は飲み物2杯目、調子に乗って「瀬戸内青みかんハイボール」を。
骨付鶏もちゃんと美味しかった。
噛みきるのは至難の業の、歯ごたえのある「おやどり」は、キッチンばさみでじょきじょき一口大に切りながらいただいて、皿に残った焼き汁はおにぎりを浸しながらもぐもぐと。
人気店「一鶴」同様、辛いと感じるほどにガツンと効いた塩胡椒味。スパイスが脂に溶けたような旨味たっぷりの焼き汁にシンプルな塩むすび浸すのが最高に幸せだ。
注文した料理がなかなか出てこない(お客さんけっこう入ってるのにホールも厨房も人が足りてない、て感じだった)のだけはちょっとだけなんだかなーだったけれど、でも満足だった夕御飯。すっかり良い気分で部屋に帰還した。
とりももわさび焼き ハニーのチーズボール 讃岐名物 骨付鶏 おやどり 讃岐名物 骨付鶏 ひなどり 鶏ガラスープ おにぎり 卵かけ御飯 瀬戸内青みかんハイボール 生ビール コーラ |
530円 480円 850円 2×800円 150円 ?円 ?円 430円 ?円 ?円 |
さあ、明日もうどん〜♪