9月21日(月) ピンクパレスとアハ アイナ

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俺の機内食

だんな、今年の夏休みをシルバーウィーク合わせで取ることにしたらしい。「長い連休が取れるよー」ということで、息子の高校の秋休みと合わせて「どこか海外に行けるかな?」ということに。
 
息子も大学になれば「親と旅行」とかいうのも鬱陶しくなるだろうし、母が行きたがっていた「皆でハワイ」の最大のチャンスじゃないだろうかと、「ハワイ旅行計画したら、一緒に来る?」と数ヶ月前の6月下旬に連絡したら、速攻で「行くわ!」という返事が来た。
 
「あの、ピンクのホテルに泊まりたいの。できればウォシュレットつきで!」
というリクエストを母から受け、色々検討して、宿と飛行機の予約を入れた。残念ながらウォシュレット付きのお部屋ではなくなったけど、お得なプランでコネクティングルームつきのジュニアスイート滞在、。飛行機は、我が家定番のJAL便。
 
シルバーウィーク後半の9月21日月曜日、成田発19:50のJAL便で一路ホノルルに向かった私たちだった。
 
そうそう、今回、家族のパスポートを更新したこともあって、皆で「自動化ゲート」利用の登録手続きをしてみた。
 
登録カウンターは出発フロアの奥まった一角で、1人5分ほどで登録完了。両人差し指の指紋の読み取りやすさには個人差があるようで、母や息子が苦心していたけれど、出国・入国の手続きが格段に楽になった。対人窓口ではなく、ゲートを通るだけの手続きになるのでパスポートにスタンプを押して貰えないのがデメリットだけど、これも窓口に申し出ればすぐに押して貰えるそうで(めんどくさくて私は押して貰わなかったけど)。
 
JALホノルル便の「俺の機内食」。美味しい機内食でした。幸せ♪ 嬉しいことに、機内食は、「俺のフレンチ」シェフと「俺のイタリアン」シェフとのコラボレーションメニューの「俺の機内食」!
 
定期的にメニューは変わるらしく、今回のメインのおかずは「若鶏と茸のフリカッセ」だった。
 
きのこたっぷりの鶏肉のクリーム煮と、バターライス。
 
前菜はムース風のカプレーゼ、パプリカ多めの綺麗なサラダにはトリュフオイルのドレッシング、「俺」マークのチョコレートが飾られたデザートは、マロンストロベリーケーキ。
 
飛行機に乗る前の夕方、成田イオンモールの「すし銚子丸」で美味しいお寿司をたんまり食べてきてしまったところだったけど、かなり美味しいものだったから、頑張って食べてしまった。パンとかは、少し残してしまったけれど。
 
「俺の機内食」リーフレットに細かなメニュー説明が。 「俺の機内食」、添えられたリーフレットも凝っていて、細かなメニューの説明が書かれていた。
 
ハワイ時間の深夜にあたる夕御飯が遅めに供されたこともあってか、到着前の「軽食」は、JAL印のビニール巾着に入れられたカップケーキと小さめペットボトルの水のセットで「勝手に食べてね」スタイル。
 
ぎりぎりまで起こされることなく寝ていられたのは良かったけれど、機内が妙に蒸し暑くて、あんまり寝られず。寝られたのは2時間あるかないかくらいで、「ほぼ徹夜」の状態でホノルル空港に到着したのだった。

ハワイ初飯は絶品ロコモコ〜「Wolfgang's Steakhouse」

空港からホテルへの送迎は、「Roberts Hawaii」に頼んで片道$16。割とのんびり対応で、乗り場前で数十分ほど待たされた。
 
Robertsの受付で、母と私には良い香りのプルメリアと蘭のレイが、だんなと息子には「ククイナッツ」という茶色い木の実のレイが首にかけられて、浮かれ気分で10時頃、ホテルに到着。アーリーチェックインをリクエストしてはいたのだけれど、「前のお客様がまだチェックアウトされていないので」ということで、規定通りの15時にチェックインということになった。
 
それにしても、前回1月に来た時に比べて、かなーり蒸し暑い。気温はしっかり30度。湿度も高くて、「あれ?ハワイって、もっとカラッとしているんじゃなかったっけ?」と、長袖の上着を羽織ってきてしまった私は全力で後悔。
 
15時までどうやって過ごそうかと考えて、「時間つぶしならアラモワナセンターかなぁ」と。その前に、手っ取り早く昼御飯にしてしまおうと、ホテル正面の「Royal Hawaiian Center」で時間を潰し、開店時間と同時に「Wolfgang's Steakhouse」に向かうことにした。ここのロコモコ、美味しそうだね食べたいねとだんなと話していたのだ。
 
開店するなり、続々と入店していくのは日本人客ばかり。
 
窓際の素敵な席に案内されて、私とだんなはロコモコ($14.95)を。
息子はClassic Sirloin Burger w/Cheddar Cheese($14.95)、母はNew York Sirloin Steak Sandwich($21.95)を選んで、大人はビール、息子はコーラ。
 
Wolfgang's Steakhouseのゴージャスロコモコ。ハンバーグがさすがの美味しさでした。 なんというか、「積み上げました」的な、想像よりも迫力のあるロコモコだった。
 
褐色のグレービーソースもたっぷりと。目玉焼きは周辺がカリッと焼けた絶妙な半熟具合で卵は2個。
 
目玉焼きに隠れるように、でも重量感のあるハンバーグが、どどんと乗っていた。このハンバーグが肉汁たっぷりで、旨味濃厚な、最高に美味しいもの。
 
「うわ、このハンバーグ、美味しいね!」
と感動している私の横で、息子も巨大なハンバーガーにかぶりついて、「これ、今まで食べた中で一番美味しいハンバーガーかも」と言っていたのだった。ウルフギャング、侮れない。

Waikiki 「Wolfgang's Steakhouse」にて
LocoMOCO
beer (BIKINI BLONDE)
$14.95
$6.00

アラモワナセンターでお買い物

昼食後は、「お買い物に行っちゃいましょー」と、JCBカード提示で無料で乗れるピンクトロリーに乗って、「Ala Moana Center」へ。
 
お気に入りのお店が2つ3つあるので、そこだけ行ければ良いから!旅行中ここに来るのはこれ1回きりで良いから!と皆につきあって貰って、まずはキッチン雑貨の「Williams-Sonoma」に。
 
特売だったスパチュラや、Williams-Sonoma印のクッキーカッターやパイクラストミックス、アメリカのメーカーのスコーンミックスなどを購入。今は特にセールシーズンというわけではないはずだけれど、お買い得商品があれこれあって目移りしまくりだった。
 
ハロウィン用の、こうもり柄の食器やナプキンなども売られてて、それも可愛かったなー。

Honolulu「Ala Moana Center」内「Williams-Sonoma」にてお買い物
スパチュラ
Williams-Sonoma Cookie Cutters
Williams-Sonoma Piecrust Mix
Garvey's Traditional Scone Mix
$7.96
$8.99
$10.95
$5.95

ソノマを出たところで、近くにある靴屋さん「The Walking Company」を覗いてジム用シューズなども買いつつ、お気に入りの雑貨屋「Sand People」に。
 
海の生き物関係のグッズを扱うこのお店、前回呆れるほど大量のクラゲグッズをここで買ったのだけれど、そうそうクラゲグッズが増えているということもなく、でもめでたく見つけた数点の品を購入。
 
帰宅してから撮影しました。「Sand People」の戦利品♪ 青紫色のワイヤーとビーズ細工のクラゲキーホルダーと、手のひらサイズの大きめクラゲマグネット、そして金色の小さなクラゲピアス。
 
だんなや皆で「これかわいい!」と気に入ってしまったのが、「Moby Pick」という名の爪楊枝スタンド(これ)。
 
「Moby-Dick」のパクリになっているネーミングも良いし、何より可愛い。爪楊枝の強度はそんなに強く無さそうだけれど、その分多めに箱に入っていた。うん、すんごく可愛いな!

Honolulu「Ala Moana Center」内「Sand People」にてお買い物
Key Ring
Magnet
Earrings
Moby Pick
$8.50
$12.50
$17.00
$16.00

「そろそろホテルに向かえばちょうど15時頃になるよ」という時間になったので、最後に「Big Island Candies」で小さな袋入りのクッキーを買って、お買い物終了。
 
私たちの本命のクッキー店は別にあったから、こちらは本当に小さな袋しか買わなかったのだけれど、帰りの飛行機でここのクッキーが出て、それが美味しかった(パイナップル味のが、とても好みだった……)ものだから、「もっと買っておけば良かった〜!」と後になって思うことに。
 
ともかくも、本日のお買い物はこれで終了。戦利品、たっぷり。

今度のお宿はピンクパレス〜「The Royal Hawaiian」

そしてめでたく、今回のお部屋に入ることができた。
 
母の当初の希望は「ウォシュレットがついている部屋」で、それは最近オープンしたタワー棟の部屋ならついているとのこと。ただ、コネクティングルームの数がかなり少ないそうで、コネクティングルーム確約はできかねるとのことだ。
 
今回は5泊と、それなりに長い滞在だったので、コネクティングルームでないとなると不便だなぁ……と、母にはウォシュレットを諦めてもらう代わりに、ジュニアスイートの広いお部屋を楽しんで貰うことにした。ホテルのオフィシャルサイトから一度予約しかけたタワー棟の部屋をキャンセルして、改めてSPGデスク経由で相談したら、結果的には、後者の方が数段安くなることに。
 
今回の部屋は、Garden Jr Suiteと、その居間から続きで行けるツインベッドのコネクティングルーム。
 
ロイヤルハワイアン、ガーデンジュニアスイートのリビングルーム。 居間を挟んで寝室が2つある配置だったので、とても使いやすく、居心地の良い部屋だった。
 
しかも今回、SPGデスクを通した予約が、期間限定の「ハワイ・タヒチの割引宿泊プラン」の適用で、「5連泊毎に5泊目が無料」(今回、ちょうど5泊なので5泊目が無料になる)、「スターポイント2倍加算」、「対象スパやレストランが35%オフ」と嬉しい事に。
 
35%割引の対象レストランは、SPG系列のウェスティンやシェラトンも含まれるので、滞在ホテルとその周囲のホテル3つが対象になる。これが小さくはない恩恵で、今回の旅行は他のホテルのレストランを積極的に利用する良い機会になった。
 
4人がけのダイニングテーブルもありました。 天井の高いクラシカルな部屋は、ピンクとグリーンが基調で良い感じ。
 
居間は、ホテル玄関の車寄せが見下ろせる位置だった。ホテル玄関前の巨木が良く見えて、でもとても静か。
 
海が見えるのも勿論素敵だけど、ロイヤルハワイアンの周囲には大きな樹木がたくさんあるので、それが見えるのも、また一つの御馳走という感じだった。
 
主寝室のダブルベッド。壁紙はピンク〜! ベッドルームはこんな感じ。壁紙はシックなピンク。ウォークインクロゼットにかけられていたバスローブは、もっと淡めの甘いピンクと白の縞々模様。
 
奥に見えるドアからは、あまり広くはないバスルームが続いている。
 
ちなみに冷蔵庫は空のものが用意されていて、買ってきた飲み物や水を好き勝手に入れておけるのが有難かった。コーヒーメーカーなどが置かれたリビングルームの棚には水道もついていて、コップや手を洗うのに何かと重宝。
 
でもバスルームは案外質素。タオルはふんだんにありました♪ 南国ということで、あまり重要視はしていなかったのだけれど、バスルームはかなりシンプル、質素なしつらえ。
 
バスタブは浅めなうえにかなり小さくて、結局、湯を張って入ったのは2〜3回ほどだったかな。
 
バスアメニティはハワイ、カウアイ島のオーガニックスパブランド「マリエオーガニクス」のものだそう。良い香りだった。
 
夕飯の時間までは、シャワー浴びたりして部屋でごろごろ。新しいタワー棟よりもおそらく設備は古いのだろうけど、クラシカルな建物の方が好きな私は、かなりわくわく。部屋の入り口の扉も木製で彫り物のある重厚なもので、とても素敵。

ハワイ料理と素敵なショー〜「Aha'aina Luau」

「Aha'aina Luau」準備中。もうすぐ案内が始まります。 毎週月曜の夜、ビーチに面したホテル中庭で開催されているのが、「Aha'aina Luau (アハ アイナ ルアウ)」という名のディナーショー。
 
到着当日の夜というのは体力的にきついかなとも思ったのだけど、せっかくロイヤルハワイアンに泊まるのだしと、事前にこれを予約しておいてみた。
 
上の写真、ステージ正面のピンクのテーブルクロスのテーブルが「プレミアシート」なる、ちょっとお高めの席らしい。
 
私たちは普通のシートだったけれど、早めに受付したのが幸いしてか、プレミアシートのすぐ隣の前列側のテーブルだった。
 
受付開始は17時、17時45分までは「ウェルカムアクティビティ」としてハワイ伝統のカパ作りなどの紹介、19時までが「ロイヤルディナー」、その後20時までは「ヘルモアショー」と、なかなかに長丁場、盛りだくさんのディナーショー。ちょっとばかり疲れたけれど、見て良かった。楽しかったな。
 
宴の始まり。カパ作りに使う道具を使っての歌と踊り。 「アハアイナ」とは、ハワイ語で「食事のための集まり」を意味するそうで、「ルアウ」は「宴」。出席者全員に、小さな巻き貝で作られたレイが配られて宴が始まった。
 
「カパ(樹皮を材料にした布)作り」に使う道具を使っての歌と踊りが始まる中、皆にグアバジュースを使ったピンク色のカクテルが供される。
 
アルコール含めフリードリンクで、「お代わりは?」と問われてビールをとお願いしたら、次々ハワイアンビールを注いでくれた。他にはマイタイやピーニャコラーダなどもカウンターからいただけた。
 
美味しそうなおかずが色々。奥には巨大なバーベキューグリルが。 巨大なバーベキューグリルも持ち込んで、会場には温かい料理もたくさん。
 
このバーベキューグリルは「フリフリグリル(Huli Huli Grill)」という名前みたい。
 
Local Island Chicken、Garlic Fried Rice, Wok Fried Choi Sum With Crispy Shallotsなどがこの一角に並んでいた。
 
これがLocal Island Chicken。ブッフェ台には野菜も色々。 日本の「照り焼きチキン」的でもあり、でもちょっと異国な味の「Local Island Chicken」。
 
パイナップル味なのかな。ほのかに甘くて美味しかった。
 
前菜コーナーも魅力的で、ロメインレタスを使ったシーザーサラダや、ハワイと言ったらこれだよね、の「ポキ」、ミントで和えた「Mojito Style」のマンゴーサラダなどなど。
 
カルーアピッグ。頭まで飾ってくれなくて良いのよー……と思いつつ、写真を撮る。 でも、何より嬉しく、かつ美味しかったのが、「Real Above-Ground Kalua Pig Live Carving Station」と紹介されていた「カルーアピッグ」。
 
インドネシアに「バビ・グリン」という子豚の丸焼き料理があるけれど、この「カルーアピッグ」は、「バナナの葉で豚を丸ごと包んで土中で蒸し焼きにする」という調理法で作るのだそう。
 
「間違いなく、豚を丸ごと調理しましたよー」という意思表示なのか、豚の頭まで一緒に飾られていた。うわぁ……と思いつつも、わくわくと写真を撮る私。
 
肉は細かくほぐして肉汁を絡めるようにして、いただく感じみたい。自然な塩味で、これがたいそう美味しかった。お代わりしてしまった。
 
お楽しみのデザートコーナー。ケーキも、ホテルカラーのピンクだよ! お楽しみのデザートコーナーも、とても綺麗(そしてテーブルクロスがピンク色という、ブレのない素晴らしさ)。
 
Royal Hawaiian Bread Pudding、Pink Haupia Cake、Halo-Halo Fran, Waialua Estate Chocolate-Coffee Tiramisu、などなど。
 
ハワイ名物「ハウピアケーキ」はココナッツミルクを使ったケーキ。このホテルのハウピアケーキは、ホテルカラーのピンク色。なんともキュートなのだった。
 
明るいうちに食事を済ませ、食事の合間にちょこちょこショーを挟みつつ、本格的に暗くなってからはショーが主体となって宴は進む。
 
フラダンスの背後には、ほんのりと、虹が。 サラサラと、小さな雨雲が通過する度に数分単位で小雨が降っていた今日。
 
気温が高いから濡れた服もすぐに乾くし、頓着する人は全くおらず、そしてダンサーの背後、ダイヤモンドヘッドの方向に虹が出ていた。
 
ハワイで虹を見たら、ハワイの神様に祝福されているから、またハワイに来ることができるんですって。
 
ダンサーさん、そう人数は多くないのに衣装替えを頻繁にして沢山踊ってくれました。 瓢箪風のマラカス(?)を叩きながらの踊り。
 
腰を複雑に動かすフラダンスの動きから想像できることではあるけれど、皆さん、体幹の筋肉が素晴らしい。
「良い筋肉だわー」
と、うっとり。
 
半裸男性のダンスもありましたよ!うほっ!いい男! 細マッチョ系よりは、ガチムチプロレスラー体型の方が好みな私。
 
半裸男性陣のダンスも「ごちそうさまでした!」という感じだった。
 
ニュージーランドの「ハカ」を思い出させる部分もある力強い動きで、それが浅黒い肌と黒髪のこちらの人の容姿に似合っていて、「綺麗だわぁ」と、うっとり。
 
洋装でのダンスも見られる「ヘルモアショー」。でも動きはちゃんとハワイアン。 このあたりから、舞台は本格的に「ヘルモアショー」に。
 
長い歴史を持つ、このホテルの開館から現代ハワイアン音楽やダンスまで時の流れを通して古代ハワイアンの豊かな歴史や文化を称えるヘルモア物語、フラや歌を含むドラマチックなショーが「ヘルモアショー」なんだそうで。
 
ステージには、カメハメハ大王が登場し、戦いがあり、アメリカの統治下で洋装のフレアスカート着用のダンス文化なども入ってきて……と、そんな流れ。
 
終盤には、全身入れ墨の超マッチョ男性が登場してのファイヤーショー。両端に火の付いた松明を振り回しまくって、火を舐めて、大盛り上がりだった。
 
ハワイに到着の初日早々、こってりめのハワイを満喫できて、満足な夜。
 
そして午後9時にはベッドに沈没。おやすみなさい……。