9月05日(木) 香港トランジットでバリ島へ
8年ぶりのバリ島に
今日から私とだんなは少し遅めの夏休みで、久しぶりのバリ島旅行。
息子は就職活動の関係で直前まで予定が見えず「もし行けそうだってなったらホテルにエキストラベッド入れて飛行機別に取ってあげるからねー」と言っていたのだけど、日程後半にゼミ旅行が重なってしまったのでだんなとの2人旅ということに。
今回はJALマイルの特典航空券使用で、でもJAL便は取れなかったのでキャセイ便を使っての香港経由の空の旅。
今日のうちにバリ島に着くためには朝6時台の飛行機に乗らなければいけなくて、朝4時過ぎに手配したタクシーで羽田空港まで移動した。
で、朝食は、JALラウンジでカレーライスもぐもぐ。
「JAL特製オリジナルビーフカレー」は、黒っぽい色合いの欧風カレー。適度にスパイシーで辛すぎるということもなくて、とっても美味しい。
あんまりに朝早いからビールは自重してJALオリジナルのキウイドリンクをいただきつつ(キウイは嫌いだけど、このジュースは美味しい)、うっかり焼き鮭とか玉子焼き、ウィンナーなどもつまんでしまったりして。
カウンターには他にもメゾンカイザーのパンなども置いてあったりするのだけど、毎回、そっちまでは手が出せないのだった。
そして機内食は、こんな感じ。
朝便なのでいかにもな朝食メニュー、チーズ入りスクランブルエッグとソーセージと温野菜、フルーツとパン。
ここでもお酒は控えておいて、「ま、香港空港でまた色々食べるだろうし」と料理もお愛想程度に口にするだけにしておいた。
香港空港は、というか香港はデモが盛んで、数週間前には空港が閉鎖されて国際便がほぼ一日離発着できなくなった事もあった今年の夏。
デモは週末が多いようだったからと多少楽観的に構えていたけど、でも若干の不安を抱えて到着すれば、乗り継ぎで移動する範囲内はいたって平和そのものだった。デモ理由の欠航便などは全くなく、店舗も全て滞りなく営業中。
で、香港に寄る理由の一つでもあったドラッグストアにまずは駆け込んだ。
お目当ては喉飴と肩凝りクリーム。
日本では見ない、タイガーバームの湿布薬とか塗り薬とかが、ずらりと並んだ素敵な棚。
私たちの目当ては、「TIGER BALM NECK & SHOULDER RUB BOOST」。
我が家では"寄る年波クリーム"と呼ばれていて、匂いはタイガーバームそのもので強烈なものの、日本のそれ系クリームより安いし超強力。肩や首、歩き疲れた時にはふくらはぎに塗ったりすると素晴らしく気持ちが良くてもうけっこう長いこと愛用し続けている。
ちょっとお安い4個パックを籠に入れ、そしてこちらはだんなの目当ての喉飴、「京都念慈菴(
NIN JIOM) 枇杷潤喉糖 金桔味」。
台湾(確かこのメーカー、本社が台湾だったはず)では何故かなかなか全種類まとめて買えなかったこの喉飴、ここは缶が全種類揃ってるし、缶より割安の袋入りもずらりと大量に。
前回買った時に全種類食べてみた結果、「やっぱりオレンジ色の金桔味が一番美味しいよね」ということになり、誰かにあげる理由でも無い限り、我が家が買うのはオレンジ色のみ。
たんまり買って、ビニール袋がさがさしながらトランジットをすることになったのだった。
TIGER BALM NECK&SHOULDER RUB BOOST(4個パック) 京都念慈菴 枇杷潤喉糖 金桔味 2袋セット |
2×199.6HK$ 5×14.9HK$ |
そして搭乗案内までは、キャセイのラウンジでのんびり……というか、もぐもぐ。
香港空港内にラウンジは4ヶ所あって(ファーストクラスラウンジは2ヶ所)、最初に行った「ザ・ブリッジ」には残念ながらだんな垂涎のヌードルバーが入ってなくて、その後数百メートル離れた別のラウンジ「ザ・ピア」に移動した。
右の看板は「ザ・ピア」の方のもの。
ヌードルバーにティーハウス(専門のスタッフが中国茶を淹れてくれるらしい……!)、ヨガ瞑想スペースにシャワールームまで備えている。設備の豊富さが頭おかしいレベル。
ヌードルバーが無い側の「ザ・ブリッジ」はその分料理が豊富な印象で、その場で作ってくれる麺こそないものの、随分色々な料理が用意されていた。
小腹がすいていたので、軽くこっちでも料理を食べて(あとビールも飲んで)。
あったかい豆乳(塩気はないので自分で入れろスタイル)には、香菜や葱、皮蛋、揚げ麩っぽいもの(油条じゃなかった)をざくざく入れて。あと、牛肉焼売と肉饅頭。
で、ちょうど朝食メニューと"午前のおやつ"の提供が入れ替わるタイミングだったようで、豆乳を飲んでいるうちに軽食メニューが置かれていたコーナーがお菓子メニューに一新していた。
バナナパンプディングにチーズタルト、レモンパイ、そして蛋撻。
飲みかけのヒューガルデンを傍らにというのが絵面的にアレだけれど、料理もお菓子も、どれも"そこそこのレベルのホテルブッフェ"程度には十二分に美味しい。私は特にレモンパイが気に入った。
そして飽き足らず、ラウンジホッピングしていざヌードルバー。
今日のメニューはこんな感じで、麺4種類に点心系は3種類。
若干判りにくいけど「擔擔麪」が担々麺だった。うっかり私は雲呑麺を注文してしまって、だんなが代わりに担々麺を頼んでくれていたので、適当に分け合いつつ。
丼は割と小さめだし、その気になれば2杯3杯くらいはいけちゃいそうな手頃な分量。
脇には温菜もいくらかあって、そしてここでもビールを飲んでしまったものだから、唐揚げと蝦餃をちょこちょこと貰ってきてつまんで食べた。
余力があったらティーハウスにも行ってみたかったけど、お腹の余裕も時間の余裕もなくて、ラウンジを後に。
"出された食べ物は残しちゃいけません"が身に染みついていて、未だに残すのは若干の罪悪感があるけれど、機内食って機内食の味だし、物理お腹一杯だし……で、少しだけつまむ程度で残してしまった機内食は、タイ風のグリーンカレー。
でもあんまり辛くはなくて、マイルドな味だった。きゅうりベースのサラダとあったかいパンつきで。
でも、キャセイと言ったらこれよねの食後のハーゲンダッツはしっかり平らげた。
ミニサイズのカップで、クッキー&クリームと、マンゴー&ラズベリーの2択。
せっかくだからと食べた事のないマンゴー味のにしてみた。シャーベット系のこっくりまったり味。
とんでもなく冷えていて、新幹線も驚きの「ヒコウキスゴイカタイアイス」で、10分くらい放置しないと(いや、放置しても)食べられないカチコチっぷり。
往路は台湾近くに台風や温帯低気圧が発生していて(そして日本にも別の台風が迫ってるらしく……)、そこそこ揺れたけれど、無事ほぼ定刻でングラライ空港に到着〜。
クタ中心部のお手頃ホテル〜「Four Points by Sheraton」
空港到着は夕方5時半頃。
新国際線ターミナルが2013年秋に開業したそうで、記憶にない綺麗な空港にすっかり様変わりしていた。
入国手続きなども思った以上にスムーズで、でもなかなか頼んでいた送迎の車の人に出会えなず、車に乗れたのは6時半近く。そこから渋滞の名所のクタ中心部に向かったら、歩いても50分くらいらしい距離のところ、よろよろと40分くらいかかってしまった。
今日から数日のお宿は、「Four Points by Sheraton Bali, Kuta」。
バリ島は何度か来ているものの、ヌサドゥアやジンバランあたりに泊まることが多かったから、こんな繁華街のど真ん中に滞在するのは初めて。
でも夜も煩いということはなく、モダンな雰囲気の部屋も狭すぎるということもなく、充分快適な宿だった。
数年前から私が、そして去年からはだんなもカードを持つようになった、spgアメックスカード。
今回のこのシェラトン系列をはじめ、ウェスティンやマリオット、リッツカールトンなどのブランドを擁するホテルチェーンのカードで、年会費約3万円がかかる代わりに毎年の継続特典に好きなホテルの無料宿泊がついてくる。
この特典は、宿泊できるホテルランクに上限はあるものの、繁忙期でも部屋が空いている限り受け付けてくれるという嬉しい内容。
値段が高めのホテルに泊まればそれだけで年会費分が浮くくらいのもの(今回の旅後半はその特典を使った)で、しかもゴールド会員扱いで部屋がグレードアップしたりホテルでの飲食が15%オフになったり。
日々の生活の支払いをこのカードで済ませることで、溜まったポイントで更に無料宿泊ができたりするものだから、旅行好きにはかなり嬉しいカードなのだった。
難点は、他のチェーンに泊まりたくなくなってしまうということ(ハイアット系大好きだし、フォーシーズンズとかも好きなんだけど……)くらい……?
そして到着早々、このカードの恩恵が受けられた。
予約していたのは一番お安い「Deluxe Pool View Room King」。
それが「King Deluxe Lagoon Access Guest Room」にグレードアップして、1階の部屋のベランダからラグーンプールにそのまま飛び込めるお部屋になった。
そしてこのお部屋は、バスタブはついておらず、シャワーのみ。
バスタブつきのユニットだったら狭くて少しきゅうきゅうなスペースだったかもしれないけれど、これはこれで悪くなく。
そしてトイレの脇にはこのシャワー。
東南アジア名物「ウォーターガン」は、言わば手動のウォシュレット。
適当に狙い所を定めてトリガーを引けば、ぶしゅううと冷水が出てくるというもので、慣れないと便座濡らしたりどころか背中を濡らしたり大変なことになるけど、なかなか気持ち良いし快適だし。
今回、後半の宿や空港のトイレは、このチューブ付きではなくて、便座の脇にダイヤルっぽいのがついている仕組みのものだった。ダイヤルをひねると日本式のウォシュレットのように便座の内側から水が出てくる。方向は調整できないけれど、ダイヤルをねじる量で水量は調節できて、これまた便利ものだった。
というわけで、プールアクセス!
木の切り株を使った風なテーブルと椅子が並べられ、手前の梯子を使えば目の前はすぐプール。
夜のバリ島は思った以上に涼しくて、むしろ日本よりも涼しく感じるくらい。
とりあえず御飯を食べようかということになったけど、夜のクタを歩くのは初めてだし、疲れちゃったしで、館内の案内に「Best Brew」の文字を見て「ビールだ」「ビールだわ」と、その店に行くことにした。
ビールとサテと〜「The Best Brew」
このホテル、ロビーは2階で私たちの客室は1階。その1階に目指す「The Best Brew」と、朝食ブッフェのレストランが併設されているらしい。
少し迷いつつ店を探せば、到着時に「オープンエアの良さげなレストランがあるなあ」と思っていたその店が、目指す店だった。
ホテルの車止めに面した露天のお店は南国らしい素敵な雰囲気。
料理の分量がどのくらいか判らなかったので、まずはケサディーヤを1皿と、ドラフトのインドネシアビール、ビンタンを。
本来はメキシコ料理のケサディーヤ、でもちゃんとバリ島アレンジで「Quesadilla filled with pulled Balinese Chicken pelalah, served with avocado, cheese and salsa pimento」なんですって。
あのいかにもインドネシア料理の味のケチャップマニス味のシュレッドチキンが挟まったケサディーヤは焼きたてあつあつ。
クリームチーズやアボカドのディップが別添でついてきて、それを添えつついただいた。
これならもうちょっと食べられそうだねと、ビールおかわりついでにポークサテも。
「Served with your choice of pearnut sauce or Balinese Spices」とのことで、ピーナツソースと刻み野菜のピクルス風の甘酸っぱいソースつき。
御飯もついてきたので2人でつつきつつ、2杯目のビールはバリの名を冠したバリハイを。ビンタンもバリハイも、正直、すごく美味しいビールというわけではないけれど、南国の空気やこってりめの料理には良く似合う。
インドネシアの通貨Rp(ルピア)は、1000Rpで7.6円くらい。感覚としては、ゼロ2つ取って2割減らしたくらいのつもりでいると良い感じ。
ビールが案外お高くて、今日の夕飯は料理代よりビール代がお高くついてしまったのだった。
Four Points Quesadilla Pork Satay Beer (BINGTANG DRAUGHT 510ml) Beer (BINGTANG DRAUGHT 300ml) Beer (BALI HAI) |
90000Rp 90000Rp 2×60000Rp 45000Rp 45000Rp |