8月13日(土) アウトバックで夕御飯
- ・ 未だコロナ禍での海外旅行
- ・ 「The Westin Resort Guam」〜ちょっとがっかりな……
- ・ 「Micronesia Mall」〜SIMカード買いに
- ・ 「Outback Steakhouse Guam」22ozリブアイディナー
未だコロナ禍での海外旅行
今日からだんな、9日間の夏休み。
それだけ休みがあるなら海外行けるね!となったのだけど、"手持ちのJALマイル消費で行ける範囲にしよう"だとか、"隔離期間が要らない地域にしよう"だとか、"帰国時に必須のPCR検査が簡単に出来る場所にしよう"だとか。
それ以前にそもそも海外路線は減便しまくりで、ほどよいスケジュールで飛んでいる便があんまり無いとか、色々悩んだ結果、初めてのグアムに行ってみることにしたのだった。
サイパンは息子が小学生くらいの時に一度行っているけど、グアムは行ったことがない。
もう特に現地での予定は入れずのんびりすることにしようか、と、SPG系のウェスティンに予約入れて(4泊すると5泊目無料というポイント消費のキャンペーン使った)。
朝7時過ぎ、数年ぶりの成田空港に到着してみれば、グローバルクラブ会員用のチェックインカウンターですら30分待ちの行列になっていて、その後の手荷物検査も200m超えですかというレベルの大行列。
ラウンジでのんびりするつもりが、それほどの余裕はなく、若干急ぎ気味に朝食をかっこむ事になった。
コロナ禍以来のサクララウンジは初めてで、以前はブッフェ式だった料理が今はカウンターでのオーダー制に。
それでも名物のJAL特製オリジナルビーフカレーは普通盛りと小盛りが選べ、オーダー制な分、綺麗に盛られたチョップドサラダも堪能できて、まあまあ悪くない感じだった。
私がいただいたのは、カレーとサラダとスープ。
列に並んだ時に渡されたメニューがこんな感じで、他には牛丼、アメリカンモーニングプレート、和御膳、ベジタブルペンネ、パスタプレート(サーモンのクリームフィジリ)、バターロール、たい焼き、杏仁豆腐、といった品揃えだった。
朝からビールはちょっとねと、ドリンクコーナーから貰って来たのはスパークリングワイン少しとオレンジジュース。
JALのビーフカレーは美味しい。
洋風カレーでお肉ごろごろ、ほんとに美味しい。
これを食べるために海外に行くとかいうのは、さすがに言い過ぎだけど、でも成田空港でのお楽しみの1つ。
そしてこちら、だんなが"おかわり"で貰って来た牛丼、御飯は少なめにしてもらってきたのだそう。
吉野家の"アタマの大盛"並にお肉たっぷりで、上品ながらしっかり味。これまたすごーく美味しかった。
そして、空港はあれほど混んでいた(ラウンジもそこそこ混んでいた)のに、乗り込んだ飛行機はガラガラで。
「お客様の後ろは、おあと12名様がいらっしゃるだけです〜!」
こちらのブロックは後ろまでどなたもいらっしゃいません!と、客室乗務員さんにお笑い芸人の横澤夏子ばりの笑顔と口調で言われ、ならゆったり座っちゃおうかと、並び席での予約だったのを前後に移動させてもらって2人席をのんびり使った4時間弱のフライト。
機内食はハヤシライス、一択。
「いやでもカレー食べちゃったし」と思いつつちらりと食べたら、これが案外美味しかったものだからほぼほぼ完食してしまった。
いかにもな機内食の匂いではあったけど、その匂いの向こうにあのJALカレーの美味しさがちらりと垣間見える感じがして、そしてご飯もしっかりバターライス。
JAL便は公式サイトに「機内食検索」なるものがあって、それによるとこのメニューは
ハヤシライス
チキントマト煮とラタトゥイユ
フレッシュサラダ ドレッシング添え
ストロベリームース
だった模様。
貰った飲み物は、JALと言えばのスカイタイム、2020年12月からの味「ももとぶどう」。
客室乗務員さんも相当に暇なのか、頼んでいないうちから「おかわりお持ちしました!」とジュースのおかわり持ってきてくれるし、とてもとても快適な空の旅だった。
幸い、台風の雲で揺れることもそれほどには無く、タブレットに保存してある漫画を読むのが捗った。
予定通りの時間に着陸後はコロナ禍云々の手続きも特にないままにさくさく空港を出て、タクシーで宿まで十数分。
着陸からホテルのチェックインカウンターまで30分足らずというお手軽は最高だった。なるほど、グアムって、こういうところもすごく"近い"感じ。
ちょっとがっかりな……〜「The Westin Resort Guam」
今回のお宿、「The Westin Resort Guam」は客室数400超の大型ホテル。
ウェスティンって、どこに泊まっても(あ、京都の「ウェスティン都ホテル京都」だけは別。大好き)、ちょいちょい嫌な思いをする不思議なホテルなのだけど、今回もライティングデスクの上の照明がチカチカ明滅する不具合があったり、バスタブに溜まるお湯はやたらぬるくて、シャワーブースの方は幸いそこそこ熱いけれど湯量が物足りなかったり。
グレードアップでクラブフロアの高層階部屋にしてくれたらしいのは嬉しいけれど、渡されたリーフレットに「クラブラウンジを使ってね」的な案内があって口頭でも「使えますよ」と言われたのに、結局ラウンジは使えないぬか喜びを味わったり、部屋の清掃が遅かったり補充のタオルが足りないなどの不手際が多かったり、ゲストサービスに電話しても全くもって繋がらなかったり。
多分、コロナ禍でずっと規模を縮小していて、ようやくに観光客が戻ってきたところでスタッフの確保も足りてないんだろうなあ……などと思いつつ、でも、それにしてもお粗末な点が多い、ちょっとしょんぼりウェスティンだった。
立地は最高、繁華街タモンの中心部は徒歩圏内だし綺麗なビーチもすぐ目の前。
バスルームはシャワーブースつき、ベッドはウェスティン定番のヘブンリーベッド(これはもう本当に最高なベッドでお気に入り)、空の状態で置かれている冷蔵庫は、"飲み物冷却用"と注意書きがあり、冷蔵機能はありませんとあったものの、充分に冷えるもの。
シャンプー類は壁に固定の大きなボトル入り、他のアメニティも充分色々あって、ただコーヒーは最近定番のネスプレッソ系ではなく、お茶パック的なものに入ったコーヒー粉と湯沸かし、プレスポットの用意があった。
最高だったのは窓から見えるエメラルドグリーンの海。
外に出られるベランダからは湾向こうの日航ホテルが左斜め前に見え、眼下には白い砂浜とエメラルドグリーンのビーチがよく見えた。
このビーチは本当に遠浅で、干潮時には写真の淡い色の部分全てに足が着く状態で泳いでいけてしまうほど。
まだ観光客が少ないという時期的なものもあったのかもしれないけれど、ハワイよりサイパンより綺麗なビーチだった。
SIMカード買いに〜「Micronesia Mall」
今日は特に予定もなく、だんな曰く、「Micronesia Mall」にSIMカードを買いに行こう、と。
モール行きのバスはホテル前の道路を走っているものの、今はすごく本数が少なくて、往路はタイミングがいまいち合いそうになく、なら歩いて行ってみる?と、地図上はそこそこ近くに見えたそこを目指してみたところ、道中はほとんどが上りの坂道で。
そして絶賛炎天下、どうやら2kmくらいは距離があったみたいで、グアム到着早々汗みどろになった。
それでもめでたくSIMカードが買え、吹き抜けのホールで賑わうテコンドーの演舞?などを眺めつつ、ハワイ以来お久しぶりのABC Storeを覗いたり。
ハーゲンダッツのショップがあったから、「あ、アイス食べたい」と思ったものの、1スクープのコーンが$7、つまり1000円ほどもしたのでさくっと諦めた。
円高、怖ろしいわあ……とじわじわ感じつつ、でもそもそもハーゲンダッツ1つ食べるのに$7というそもそも価格自体が、日本より割高な感。
今日のところは特段買いたいものもなかったので、無事使えるようになったスマホを駆使して帰りは「赤いバス」に乗ってホテルまで戻ってきた。
22ozリブアイディナー〜「Outback Steakhouse Guam」
夕飯は、ホテルから離れたところにまで行く気力は無く、ホテル向かいのショッピングモール(というには可愛らしいサイズだけれど)内の「Outback Steakhouse Guam」に。
せっかくだし、こう、アメリカ〜ンなものが恋しくて、日本でも幕張だの渋谷だのに行けば食べられる店ではあるのだけど、ついつい馴染みのこのステーキチェーンを目指してしまった。
ちなみにアウトバックの向かいは、日本でもお馴染み、イタリアンの"カプリチョーザ"もあったりして。
ビール貰いつつ、アペタイザーは日本でも定番のオージーチーズフライ。
たっぷりのフライドポテトに溶けたチーズとベーコンビッツがトッピングされ、更にランチドレッシングが添えられるという、カロリー盛り盛りの危険な品。
ステーキは、
「Rich marbling in our 22oz. bone-in ribeye slowly melts on the fire grill to delivera mouthwatering steak.」
とあって美味しそうだった、22oz(600g超!)の骨付きリブアイを、「2人でシェアして食べていい?」と尋ね、「もちろんOKよ」と言って貰えたので、だんなと半分こ。
サイドディッシュに芋はどうだとテーブル担当のおばちゃんに言われたから、「いやチーズフライ取ったし要らないかなー」と返したら、じゃあ野菜はと言われ、「野菜なら食べる」ということでつけてもらい。お供の選べるスープかサラダは、定番のシーザーサラダにしてもらった。
お馴染みの、ナイフが突き刺さって出てくる黒パンにホイップバター、おかわりビールもしっかりいただいて、そしておばちゃん、テーブルに来るたびに「デザートにバターケーキを食べるべきよ!」と超絶に推してくる。カウントしてたら3回も推された。
私としても、メニューを見た時から気になっていた、「new !」マークつきの
「Sweet and rich butter cake topped with strawberries and house-made whipped cream.」
というケーキは気になって仕方なくて、でも肉は大きいわチーズフライは凶悪な分量だわ(なんとか全部食べた)、サラダもやっぱり肉の添え物にしては相変わらずのボリュームだわで、相当に迷いつつも、食べてみることにした。
説明文からの印象では「余ったら持って帰れるかな?」と思えるものだったけれど、おばちゃん曰く、「ここで食べていかないとダメ!あそこのドアの向こうには持っていったらダメよ!」な勢いで、そういうものなのねと頼んでみたのがこの品。
ごく軽く温めたスキレットの上にとろける食感のバター風味のしっとりケーキと、別添でストロベリーソース、そしてそっと(?)添えられたバニラアイス。
説明にはホイップクリームとあったけれど、添えられていたのはホイップクリームではなく普通にバニラアイスクリームだった。
確かにこれ、すごくすごく美味しかった。ケーキにほんの少しの塩気があって(多分バターの塩気)、甘さと塩気、冷たさと温かさのバランスが絶妙で、とろけるような口当たり。
「どうだった?」と尋ねてきたおばちゃんに、空になったスキレットを示しつつ「最高だった、超美味しかった」と答えたら、「I told you」(←"だから言ったでしょ"的な)ですって。おそれいりました……。
Aussie Cheese Fries Chargrilled Bone In Ribeye Buttercake Beer (Miller Lite) Beer (Corona Extra) |
$12.95 $48.95 $10.95 $6.25 3×$5.75 |
そう、今回の旅行、実に良いものを持ってきたわと思ったのが、水に溶ける顆粒のほうじ茶と、液状(缶入り)の濃縮麦茶。
暑い地域ではそういうのが飲みたくなりがちだし、コンビニに日本のペットボトル飲料の扱いもあるとは思ったけれど(実際あった)割高だろうし(実際とてもお高かった)……と、ペットボトルの水に溶かすだけで飲めるお茶の素を持参した次第。
1リットルペットの水に溶かして冷蔵庫に入れておいたら、これがもう、有能すぎた。
「喉渇いたら常に冷蔵庫にお茶がある」という、自宅と同じこの環境。幸せ。
ちなみにアイスペールはセルフサービスで各階にアイスディスペンサーがあるのはこのホテル、とっても便利だったりした。