8月5日(月) プライベートプール!だ!
初めてのベトナムに
今年の夏は初のベトナムに。
毎度お馴染みの、SPGアメックスのポイントを使っての宿泊&飛行機はマイル交換の特典航空券使用(今回はスカイチームのマイルだった、JAL系のワンワールドではなく)という感じで。
目的地は南北に長いベトナムの中部に位置するダナン(Đà Nẵng)、砂浜ビーチとフランス植民地時代に栄えた港の歴史で知られる海沿いの都市とのことで、近くには古都ホイアン(Hội An)もある。
予約時には10時半成田発だったフライトは旅行数ヶ月前に「9時出発になったよ」と連絡があり、早い分には良いけど……?という感じで、でもそのせいで朝4時起床ということに。
5時過ぎに家を出て、夏休み期間の空港はきっと混んでいるだろうと早めに向かえば、チェックインカウンターも保安検査もまあまあの行列になっていた。保安検査抜けるまで、空港到着から1時間くらいかかったかな。
そして搭乗案内が30分ほど遅れ、離陸も30分遅れくらいに。
機内は9割方埋まっていて、小さな子供連れも多かった。
「フライトの25%に遅れ ベトナム航空で上半期 - ベトナム ニュース ライナー」などというネット記事があるくらいだから、ベトナム航空は遅れるものと思っていた方が良いのかもしれない(案の定復路も盛大に遅れた)。
機内食は、こんな感じ。
和風の牛焼肉丼か、洋風のチキンソテーのトマトパスタの2択だった。
ベトナムエアのご飯はいまいちおいしくないと事前情報で目にしていたけれど、充分おいしかったし、これでおいしくないとか言ったらバチ当たるレベルじゃないかな……、温かいパンもちゃんとおいしかったし。
牛焼肉丼・半熟卵
太巻き・卯の花・おくらと里芋・ガリ
パン w/バター
マンゴークリーム大福
スパークリングワイン・烏龍茶
といった感じの献立だった。
機材は787。座席にUSB端子もついていたし、普通に快適。
窓の電子シェードは、多分私は初体験で、びっくりするほど滑らかに真っ暗になるのが、すごくすごかった(頭悪い感想)。
何度も調節して遊んでしまった。
そして時差2時間のベトナムに、12時半頃無事到着。
え、フラッグキャリアなのに沖止めなんですね……?となりつつ、こんな風景が撮れたからまあ良し……と、記念撮影。
のんびり荷物を回収して、早々入った空港のトイレで"アジアンウォシュレット(ハンドシャワー)"を見て、わーいアジアに来たぞーと感動する私。
この、ウォーターガン式ウォシュレットがね、私は大好き。
全室ヴィラのマリオット
今回の宿は、昨秋にリブランドオープンした「Danang Marriott Resort & Spa, Non Nuoc Beach Villas」。
2017年に「Vinpearl Resort & Spa Da Nang」として開業したホテルをマリオットが買い取って改修して、という流れだそうs。
だから改装中の情報などはほぼ入ってこなかったのだけど、オープン記念ですっごく安いポイントで宿泊できるということで、かなり早くから予約を入れていたのだった。
5泊(うち1泊は4連泊特典で無料)して17万2千ポイントだったはず(1泊43,000pt)。
チェックインの間、こちらにどうぞと促され、ロビーのソファで甘いジンジャーティーと冷たいおしぼり。
飲み物が強烈に生姜だったのも面白かった(半端なジンジャーエールよりなお生姜)けれど、おしぼりまで生姜の香りがしたのがすごかった。突然に生姜の洗礼。
ホテルに到着できたのは14時前だったのだけど、チェックインは15時から。あいにくまだお部屋の準備ができていないということで、15時少し前までロビーでのんびりしていた。
全室ヴィラかつプライベートプールつき(一番狭いヴィラでも328平米)というこのホテル、敷地内には122棟のヴィラがあるそうで。
移動は基本カートで、10人ほどが乗れるそれに適当にお客さん同士乗り合わせたりなどしながら運んでもらうのだけど、めんどくさかったから滞在中は基本歩くようにしていた。
朝食はロビー棟にあって、片道10分弱ほどかかったけれどそれもまた良い運動ということで。
お部屋は8207、嬉しいことにMarriott Bonvoyのプラチナ特典で、2ベッドルームだった予約が3ベッドルーム(Premier 3 Bedroom Villa)にアップグレードされていて。
泊まるの2人なんですけどねと笑ってしまいつつ、後で調べたら、1泊6万円台だったお部屋が10万円相当のところになった?みたい。
最大6人泊まれる想定のこのヴィラ、ゆえに設備の充実がすごかった。
玄関ホールの奥には、立派なキッチンにカウンターテーブル、その後ろに6人がけのダイニングテーブル、そして庭に面したソファセット。
残念ながらキッチンは湯沸かしポット以外の使用は禁止ということだったけれど、家庭用の普通サイズ冷蔵庫が置かれていたから、自由に飲み物を詰めておけたし、冷凍庫では氷も作ることができた(製氷皿までは無いだろうなと、日本から持っていっていた←正解でした)。
そして期待のプライベートプール!
L字型をしていてしっかり泳げる広さのプールが窓のすぐ外にあるという幸福。
屋根のある日陰にラタンっぽい樹脂製のテーブルセットと、日当たりの良い場所にデッキチェア2つ。
そしてこんな、かわいいまん丸ソファまで。
これが絶妙に寝転がれるサイズで、滞在中何度もここでごろごろしていた。
プールサイドで飲むビール、最高です。
そのまん丸ソファがすぐそこに見える1階の寝室がキングベッドのお部屋で、私はここを使うことにした。
部屋毎の冷房の温度設定ができて、広いクローゼットにテレビのチェスト、ライティングデスクと充実の設備。
この部屋のバスルーム(そう、各部屋にバスルームがついている……)は、バスタブなしのシャワーのみ。
シャンプー類は写真のように壁に固定されているタイプで、湯温も水量も排水も申し分のないものだった……けど、夜にお湯入れ替えながら2度バスタブに湯を張ろうとするとぬるくなってしまったようで、バスタブに湯を張った時は湯を捨てずに続けて入る必要があった。
そして二階。
ぐるりと吹き抜けを上がっていくこの階段、空間の使い方がやたら豪華で、普通に豪邸感。
ちなみに見下ろした玄関ホールの脇にもトイレがあって、外から帰ってきて「トイレー!」という時にすごく有能だったりした。
そしてこちら、階段を上がったところの空間(何て言うの?ピロティ……?)に置かれた椅子セット。
数えてみたら、ヴィラ内の椅子、全部で27脚もあった。もう色々とすごい。お尻何個あっても足りない。
そしてこちら、夫が使っていた主寝室。位置的には居間の真上。
フットレストつきのソファがあったり、フットベンチがあったりで、部屋も広々。
この部屋は夫に使ってもらうことにして。
そして主寝室のバスルームたけにバスタブがついていた。もちろんシャワーブースつき。
洗面台もダブルボウルで、とても広々していた。
タオルは各バスルームに2セットずつあって、夜にターンダウンに来てくれるからいつでも新しいのが快適に使える感じ。
そしてこちらが、1階寝室の真上に位置する3つめの寝室。
ツインベッドのこのお部屋は、結局一度も使われることなく役目を終えたのだった。もちろんこのお部屋にもバスルームはついていて。
最後にぽちりと、ホテルの部屋のトイレももちろんハンドシャワーつき。
けっこう色々なメーカーがこのシャワーを作っているようで、ホテル無いでもこの蛇口の形状が複数あったのがちょっと面白かった。
そしてリビングの卓上にはウェルカムフルーツも。
ドラゴンフルーツにりんごが3種類?と、あと緑色の果皮のみかん系っぽい何か。
みかんっぽいものは、街中のスーパーで同じものを見たところによると「Cam Sành Vietgap」というものみたい。
訳すと"ベトナムオレンジ"なのかな。食べてみれば良かった……。
魚介を食べに〜「Mười Rau Quán」
荷物片付けて、一息ついて。
夕飯は、早速街中に出てみることにした。
ベトナムでの移動はなんといってもアジア版Uberとでも言うべき「Grab」が便利で、「ここで待ってるよ」「ここに行きたいよ」を登録すれば支払いもアプリ内で完了する(荷物運んでくれたりした分のチップもアプリ内で追加できる)というもので。
値段はお手頃、感覚、日本でタクシーを使う感覚の半額くらいという感じ。あまりに近い距離(500mとか)だと、「今行くよー」という車がなかなか現れなかったりしたこともあったけれど、大体どこでも5分も待たずに車が捕まる感覚だった。
「ホイアンには行った?バナヒルズは?連れて行くよ」と営業トークされたりもして、実際、ホイアンに行く時は空港から宿まで連れて行ってくれた人とLINEを交換して個人交渉で行って貰ったりはしたけれど。
で、向かってみたのは「Mười Rau Quán」というお店。
滞在中、幾度もお世話になった「ダナンスタイル」というサイトの記事「ダナンおすすめシーフードレストラン8選〜使えるベトナム語と注意点まで〜」を見て、"オーナーさんが日本語話者"なら、ベトナム料理初心者でも大丈夫じゃない?ということで……だったんだけど、オーナーさん不在だった。
日本語はともかくとして、英語も怪しい中、google翻訳さんを介して必死にやりとり。でも、お店のお姉さんのお勧めを頼んでみたらめちゃめちゃおいしかったので大満足だった。
屋根はあるけど壁はない店内(ベトナムあるある)、コンクリートのたたきの上に並べられたテーブル類、一角では15人ほどの若者が、コールしながら賑やかに宴会していた。
ぽつぽつと増えて行くお客さんも全員地元の人という感じで、いきなり難易度が高い。何しろメニューが読めない。写真も無い。
翻訳アプリにかけても、翻訳した先が何なのかいまいちわからない、という。
まして、こう手書きになってしまうともうお手上げで。
6番の「SaShimi」と4番の「bánh mỳ(バインミー)」がぎりぎり解る言葉という感じ。
これは大変……と、写真が添えられてもいない、品数豊富なメニューのベトナム文字をまじまじと眺め、とりあえずビールを頼んでみた。
やってきたビールは常温。そしてキッチュなグラス。
ベトナムのビールは氷入れて飲むのが普通とは聞いてたけど、氷は……言わないと貰えないのかな?
と思いつつ周囲を見渡せば、厨房近くには飲み物が入ってる冷蔵庫も見えたから、ここは"冷たいビールをください"と言わないといけなかったみたい?
そして周囲はグラス+氷で常温ビールを飲んでいる人たちもいるみたい?
もうよくわからない。
まあいいやー、と、喉も渇いてたから最初の1缶はあっという間に飲んだ。なにしろ1缶90円!
卓上にスパイスナッツ的なものもやってきて、これは台湾香港あたりでもそうなように、「手をつけたらお金を取られる」というもののようで。でも小腹空いてたから食べてしまった。辛さはほとんどなくて食べやすい。
とりあえず野菜、って頼んでみたけど、私たちはまだ知らなかった。
ベトナム料理は、放っておけば普通に野菜が食べられるということを。
お値段230円ほどの空心菜炒め(Rau muống xào tỏi)は普通にたっぷりめで、ヌクマムベース、ほんのり辛い。んでにんにくたっぷり。
そしてこちら、お店の姉さんの推しだった、豚モツのターメリック炒め(Cuống đuôi xào nghệ)、500円弱。
しゃきしゃきの玉ねぎたっぷり、謎の葉野菜もたっぷり(空心菜の葉っぱとは違うし、葱っぽいけど違う)に、唐辛子も入って、空心菜炒め以上にしっかり辛かった。
けど豚モツがぷりぷりと風味良いし、塩辛さはなくて食べやすい。これ、おいしい!でも辛さはあるからビールも進む。
で、イカが食べたいね?とメニュー眺めて、"生姜蒸し"の文字が見えたから、イカの生姜蒸し(Mực câu hấp gừng)を頼んでみたら、ヒイカがどっさりという嬉しい誤算。
この品でさえ1200円といったところだったから、安かったなあ、このお店。
ターメリック炒めにも入っていた葉野菜に、玉ねぎ、唐辛子、きゅうりにフォーとかに乗ってるベトナムハーブ類色々。それに青パパイヤっぽいの?とか、スターフルーツっぽいのとか。
ただひとつ、太いごぼうを輪切りにしたような野菜があって(写真の奥の方にごくうっすら映ってる)、それがものっすごく渋い味でそれだけは辟易した。
別皿でたれがついてきて、それをつけつついただいて。
ビールは途中から「冷たいのください」とぎりぎり英語が通じるお兄さん捕まえてお願いしたら、次から冷たいのを出してくれるようになって。結局2人で6缶飲んでしまったらしい。ほのかに良い気分になった。
頼んだのはたったの3品だったのに1皿のボリュームがすごくて食べきれなくて。
先のお兄さんをまた捕まえて「持って帰っていい?」と頼んだら、プラスチック製の蓋付き容器に綺麗に移してくれたし、たれもビニール袋に入れて添えてくれた。レシート見たけど追加料金も乗ってなかったみたいで、これ、チップ置いてきた方が良かったのかな。すみませんありがとう。
初回の御飯にしては相当挑戦的だったと思うけど、おいしかったし安かったし大満足。お会計、これで2500円くらいだったみたい(やっすいなー)。
Mực câu hấp gừng Cuống đuôi xào nghệ Rau muống xào tỏi Đậu phộng muối ớt Beer HUDA LON |
₫199,000 ₫79,000 ₫39,000 ₫19,000 6×₫15,000 |
スーパーでお買い物
今日中にどうにかスーパーに行けないかなと思っていたら、夕飯のお店のすぐ近くにそれらしきお店があって、寄ってみた。
欲しいのは1リットルペットの水。あと買えたら牛乳も、と。
海外旅行でのライフハックとしてここ数年重宝しているのが、"ホテルの冷蔵庫に麦茶やほうじ茶を作っておく"というもので。
国によっては甘いお茶ばかりが見つかるところもあったりする(そしてペットボトル飲料が案外高かったりもして)し、部屋のお茶器を使って飲めるのは温かい飲み物ばかりになりがちだから、濃縮のだったり顆粒のだったりするお茶は大変に重宝するのだった。
ペットボトルさえあれば、水自体はホテルでいっぱい貰えるから量産できるし、外出する時はミニサイズのペットボトルに詰めて行くこともできるしで。
冷蔵庫にヤクルトがいっぱいあるのが面白いなと思いつつ(ベトナムでヤクルトは人気の飲料らしい)、牛乳も部屋でカフェオレを飲むために必要なので……、と冷蔵ケースも見れば、Fresh milkが2種類あった。
よくよく見れば、紺色のパッケージの方には"SWEETEND"の文字。うお、まじか、と思いつつ甘くないのを買ってきたけど、これ、甘いミルクってどのくらい甘かったのか試してみても良かったな。
そしてあらゆる国でクノール製品を探す趣味のある私、こちらの品を見つけて大満足。
残念ながらレトルトスープの類は無くて(ベトナムクノールのサイトを見ても扱いがなさそうだった)、左の大袋は肉ベースのスープの素という感じ。
パッケージからして、鷄も豚も牛も入ってるよ!という風に見える。
右の4つはおかず用の調味料で、見た感じからしてベトナム風豚の角煮の素だったり、同じ風な豚煮込みだったり、赤い魚の煮物とかパイナップルとトマトが入ってる魚のスープ的なものとか。
おかず系は1つ40円ほど、大袋も90円くらい。
さてお味の程はどうかしら。とても楽しみ。
単価が一番高かったのは牛乳で、450mlで130円くらいだったから、これは日本と変わらないくらいの価格感だった。
Nước khoảng Dasani 1.5L Nước khoáng Dasani 500m Sữa thanh trùng ĐLM 450ml Gia vị hoàn chính Knorr Hạt Nêm Knorr 170g |
2×₫9,000 ₫4,200 ₫22,900 4×₫6,200 ₫15,000 |
そして往路同様、帰りも「Grab」で簡単に。
マリオットホテルは近い距離に2つあって、口で伝えるとなると大変だけれど、このアプリ頼りだと行き先がちゃんと地図で表示されるので絶対間違えられることもなく、本当、快適なのだった。
お部屋で二次会
部屋に戻ってみれば、カーテンがすっかり夜仕様に閉ざされていて、少しだけ使ったタオルも入れ替えられていて。
おお、ターンダウンうれしい……と庭に向いたカーテンを捲れば、プールが実に綺麗にライトアップされていた。なにこれすごい。
で、ホテルのプラチナ会員特典に"飲み物とスナックサービスあるいは1000ポイントプレゼント"というのがあって。
チェックイン時に「じゃあビールと"Signature sweet treats"を」と頼んでおいたところ、予告されていた夜8時にケーキセットがやってきたので、お風呂後に持ち帰った夕飯の続きとビールとお菓子をおいしくいただくことにした。
ちなみに選択肢は、ビール(ローカルビール3本)以外は、スパークリングウォーター2本かハウスワイン1本(白か赤かの選択)で。
当初はワインをと頼もうとしたのだけど、ワインは出払ってしまっているとのことでビールにしたのだった。
スナック系は、Fruit bowl with assorted typesかSet of local delights、Signature sweet treatsの3択から。
やってきたのは苺のムースケーキ、パッションフルーツのムースケーキ、ティラミス風のバタークリームケーキ、くるみ入りのガトーショコラ風という感じ。
甘さは控えめで、どこか懐かしいような味わい。素朴でおいしかった。
設備にはおおむね不満はないこのホテルだけれど、最近のホテルにはありがちな、"ベッドサイドにUSBポート"みたいなものが全くないのがちょっとだけ不便。
コンセントの口は日本のをそのまま差せる形状ではあるけれど、電圧が違うからユニバーサルタイプのものを使う必要はある。
持ち込んだノートPCも、複数の口つきのUSBコンセントも海外対応のだから問題なかったけど、リビングでパソコン使いたい時はバッテリー頼りにせざるを得なかったのが残念だった。……って、旅行行ってまでパソコン触らなければ良いことなのだけど。
で、ベトナム時間21:30、日本時間23:30にすこんと就寝。今朝は4時台起きだったし限界だったわ、おやすみなさいー。