8月7日(月) 迪化街買い物、行列ガチョウ

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初めてのサバヒー粥〜「台南古早虱目魚」

今日の午前中の予定は、迪化街方面の林華泰茶行でお茶買って、その前にその近くの寺院の屋台で肉粥食べて、カルフールでお買い物してタクシーで帰りましょうというもので。
 
でも、肉粥の店が9時からと知って、「え、朝御飯のつもりだったけどけっこう遅いな!?」となったのだった。
 
そうしたらだんなが、「乾物街近くにサバヒー粥食べられる店があるけど」と言ってくれ、ノーチェックだった私は「さばひー??」と。
 
サバヒー(虱目魚)とは、ネズミギス目サバヒー亜目サバヒー科サバヒー属に属する魚のことであり、サバヒー科唯一の種……だそうで。
 
世界一の養殖量とも言われているのだそう。特にフィリピンや台湾で国民食レベルで定着しているとか。なるほど。
 
というわけで、朝食その1がお粥、その2もお粥と、ちょっと謎な感じな予定を立ててしまいつつ、1日目と2日目にお買い物しまくった私はそろそろ買いたいものも打ち止めかと思いきや、あの界隈、行きたい店がけっこう色々あって。
 
「今日はもうあまり行くお店が無いと言ったな。あれは嘘だ」
 
とてらいなく宣言しつつ、その界隈に行くならあの雑貨屋とあのお菓子屋さんとと再チェックを怠りなく済ませ、ホテル近くの駐輪場からレンタサイクルでいざ迪化街方面へ。
 
虱目魚=サバヒー、ですって。 昨日一昨日の週末はあまり感じなかったけれど、今日は月曜、しかも朝ともなれば、路上の原付バイクの数はそろしいほどの量。
 
大きな交差点では、信号待ちのバイクが30台くらいは普通にいるし、信号が変わった途端、バババババとすごい勢いでそれらが爆走していく。
 
スピードを相当上げて走って行くから、なかなか怖く、そんな中、自転車は車道を進まねばならないこともあって、割と緊張しながら店へと辿り着いたのだった。
 
「台南虱目魚粥」という名前の店はエリア内、川近くの早朝からやってる店と、それより内陸側の遅い時間からの営業のと2つあるらしく、私たちは早朝からやってる方の店に。
 
店頭にはお鍋がいっぱい、お皿もいっぱい。 店の看板には「台南古早虱目魚」と記されていた。
 
店頭にお鍋がいっぱい。飲食スペースはその奥。
日本語も英語も通じない安定のお店。
 
メニューはチェックシート(ラミ加工してあってすぐ消して再利用できるようになってるシステム、あちこちで見るけど、これ、すごく賢い方法だなって)でわかりやすい。
 
漢字料理名はほんと、大体解るので注文しやすい。 私は当然サバヒー粥、だんなはここでもブレずに魯肉飯(品名は台南肉燥飯)、煮玉子と煮厚揚げも。
 
煮厚揚げなどは魯肉と同じ鍋に入ってるから、小皿に魯肉のかけらもちょっと入ってきたりして、それが嬉しかったりして。
 
想像の1.5倍くらい大きな器がやってきて……。 そうして出てきたサバヒー粥、魯肉飯の3杯くらいのサイズの碗に入っていて「ひぃ」となったものの、美味しくさぱさぱいただいてきた。
 
嬉しいことに、碗の中には小さな牡蠣もどっさり入っていて。
 
南肉燥飯はほぼ(というかまんま)魯肉飯でした こちら、だんなが食べた南肉燥飯は、ほぼほぼ(というかまんま)魯肉飯。
 
私もひと匙分けてもらったのだけど、残念ながらサバヒーの美味しさの方が上回っていたものだから、記憶が薄く……。
 
だんな曰く、「こってりめでちゃんとおいしかった!」だそうです。
 
サバヒー粥は、こんな感じに具沢山。 サバヒーは、ほろりと崩れる感じの優しい味の魚で、皮は黒みがかった銀色。
 
粥には揚げにんにくやねぎもたっぷり、シンプル塩味、お粥というより、お米の感じは"雑炊"に近いかも。
 
……で、ご飯の話をしながらこんな話題で申し訳ないのだけれど、トイレをお借りしたくなって。
 
トイレありますかとgoogleの翻訳アプリ経由で尋ねたら、上階にあるからどうぞ、と。上階も宴会席のような客席があって、その奥にトイレがあったのだった。ありがたい……。
 
個室内に紙はあるけど流してはいけない、隣のゴミ箱に捨てるタイプの昔ながらの台湾トイレ。
でもとても清潔でした。ありがとうありがとう。

迪化街 「台南古早虱目魚」にて
虱目魚粥
台南肉燥飯
魯鴨蛋
油豆腐
TWD90
TWD30
2×TWD15
TWD10

最高の台湾茶を買いに〜「林華泰茶行」

台湾で一番来たかったお店と言っても過言ではない。 軽く腹が満ちたところで再び自転車漕いで。
 
台湾の飲食店が「うちのお茶は林華泰のだよ」とわざわざアピールするくらいには老舗かつ安定の人気を誇る中国茶のお店「林華泰茶行」さんを目指した。
 
安いし美味しい。私たちみたいな旅行客にもよくしてくれる、めちゃめちゃ良いお店。雰囲気も素敵。
 
このステンレスの容器の中身がぜーんぶ、お茶! 業務用のお店だからして、店内にはこんな感じに超巨大な茶缶?茶ドラム缶?がごろごろと。
 
店内には日本人の女の子2人が先客でいたけれど、何をどうして良いのかわからない感じで、入口近くの観光客用お茶セット的なものを眺めていた。
ここのお店でのお買い物は、そういう感じではなくて、ですね。
 
これを見つつ、どのお茶を何斤欲しいか伝えるのです。 壁には日本語での注釈つきの金額表があって。
 
これを見つつ、このお茶のこのランクの品がこの量欲しい、みたいなのを伝えて包んでもらう。
最低単位は1/4斤(150g)から。
 
ジャスミンティーのやっすいのは100g60円くらいからあるし、一番お高いお茶はとなると凍頂高山烏龍茶と東方美人茶の2種類の最高ランクが1斤TWD4000、つまり100g3000円。
 
巷の土産物屋に行けば、50gほどのパックで1000円以上するようなお茶は頻繁に見かけるものだし、そう思うと最高級品でもそうおそろしい価格でもないのだった。
 
クレジットカードが使えないのが地味に面倒だったりするのだけれども。
 
というわけで、3.5斤のお茶を買いました。 鉄観音は一番安いのは中国産で、ここから上のランクが台湾産だよ、なんて教えてもらいつつ(それはもう当然台湾産にする)、普段飲みのお茶をいろいろと。
 
お気に入りの凍頂高山烏龍茶は50gずつの小分けにしてもらって、これは帰宅してから真空パックにするつもり。
 
ロゴ入りのお茶缶が可愛くて、1つTWD50だそうなので、緑色のと金色のを1個ずついただいてきた。

重慶北路「林華泰茶行」でお買い物
鐵觀音1/2斤
凍頂高山烏龍茶2斤
普洱散茶1斤
茶缶
TWD200/斤
TWD600/斤
TWD240/斤
2×TWD50

寺院の境内、木陰の粥〜「葉家肉粥」

で、ようやくお待ちかねの9時。
 
朝9時前の大稲埕慈聖宮のお店たちは、まだこんな感じ。 肉粥がオープンする時間だねと、お茶屋からすぐ近くの「大稲埕慈聖宮」を目指す。
 
この寺院の入口近くに屋台というかバラックというか、飲食店が並んでいて、人気の肉粥屋さんはそのうちの1軒。
 
店前にはベンチ風の長椅子があるだけだけど、寺院の境内内に"このお店の利用者はこの席使っていいよ"みたいにテーブルに店名が貼られたテーブルセットがそこそこの数用意されている。
 
嬉しいことに公衆トイレもあって(トイレはこちらという看板があった)。
 
今日はなぜだか殊更にトイレが近かった私は、行ってきて良いかな……と戦々恐々使ってみたら、思いのほか綺麗だった。
具体的には昔々の士林駅の駅トイレの方が5億倍くらい汚かった。
 
男性小用トイレの他に、鍵のかかる洋式と和式が1つずつ。水洗だけれど紙は横のゴミ袋、そして紙は置いてない……という感じではあったけれど、それを見越してティッシュ系は持ち歩いているので特段問題なく。
 
宿のトイレもだけど、街中のショッピングモールなどのトイレにはTOTO製のウォシュレットがついているところも多々あって、5年前より確実に台湾のトイレ事情はよくなっていた。
 
初めて台湾に来た時は、それはもう……うん……(士林駅のトイレの汚さは本当にすごいものがあったので……と、汚い話でごめんなさい)。
 
肉粥屋さん、オープンしましたー ともかくも、そうこうしているうちにめでたく肉粥屋さんがオープンした。
 
肉粥はたったのTWD30、分量も少なそうだったから、2度目の朝御飯でも1人1杯余裕で食べられるかなという感じ。
 
というか、他の副菜も美味しそうで気になったのだけど、あの巨大碗のサバヒー粥を食べた後なのでさすがにちょっと無理……ということで。
 
寺院の境内に並べられたテーブルには、こんな感じに「この店のテーブルだよ」という貼り紙が。 並ぶ飲食店は10以上はあるけれど、基本的にはその店の料理はその店が指定した場所で食べてねという雰囲気で、あちこちの店から色々持ってきて……というのは難しそう。
 
ともかく肉粥。
大きな木の下で食べる肉粥、通る風も気持ちが良くてこれはなんとも良い雰囲気。
 
台湾のお粥はさらさら系?なのかな? 思ったよりもさらさら薄い感じ(サバヒー粥と同じく、雑炊風)の、薄茶色のスープには棒状に切られた豚肉がたっぷり。
 
その他、細切りの大根やにんにく、干しエビも入って旨味たっぷり。
セロリっぽい風味の野菜も入っていた(not香菜)。
 
塩味も淡め、分量も軽め。
サバヒー粥の1/3量くらい?なので、1人1杯余裕でいけた。おいしかったー。
 
本当は、並びのお店の四神湯(ホルモンスープ)も食べたかったのだけど、今日はお休みだったのか?ずっと屋台のシャッターが閉まっていたこともあって諦めて。
 
……というか、もう既にお腹がたぷたぷで、スープまでは無理だったかな。

迪化街 「葉家肉粥」にて
肉粥
2×TWD30

迪化街でお買い物

で、10時にならないとオープンしないお店を待ちつつ、迪化街を歩きつつ、コンビニでお茶休憩(台北のコンビニ、ほとんどが窓際に休憩スペースがあって座って休むことができる……とってもとってもありがたい……もちろん冷房もガンガン効いている)しつつ。
 
迪化街「滋養製菓」でお買い物。とても綺麗なお店でしたよ。 迪化街「滋養製菓」は、本格的な和菓子屋さんとのことで、ちょっと独特なパイナップルケーキを売っているのだそう。
 
お店もモダンでとても綺麗だった。
 
5個入りのパイナップルケーキの箱と、バラ売り菓子から「これ美味しそう」といくつか買って。

迪化街「滋養製菓」でお買い物
滋養豆餡舗鳳梨味(5個)
K芝麻酥
蛋黃酥
TWD285
TWD55
TWD75

【2023年8月18日 K芝麻酥を食べました
【2023年8月25日 滋養豆餡舗鳳梨味を食べました
 
迪化街では、スパイスをいっぱい扱ってたお店(店名失念)で馬告(TWD120)を。
 
梁山泊壹零捌」は、昨日の「来好」の雰囲気にも通じるかわいい台湾雑貨のお店だった。
 
台湾夜市の柄エコバッグ(同柄の缶に入っていた)がめちゃめちゃツボだったけど、「いや、日本で使ってたら目立ちすぎでは……」と断念。
 
この店では、だんながかわいい"麻雀王"のピンバッジを買っていた。
 
かわいいかわいいクッキー屋さん、koti koti。 そして自転車こぎこぎ、中山駅近くにある洋菓子屋さん「家家(koti koti)」に。
 
店名の"koti koti"はフィンランド語で"温かい家"の意味だそうで、そして"こだわりの日本産の食材"を使っているのだそう。
 
ここのパイナップルケーキもおいしいと聞いて、気になっていたのだった。
 
店内もファンシーショップのようなかわいさで。 もしかしたら、このお店が今回の台北旅行で一番、メルヘンなお店だったかもしれない。
 
並ぶクッキー缶がどれもかわいらしくて、そして缶ごとに、そのクッキーの組み合わせは色々らしく。
 
お店の方がクッキーの説明が記された日本語のファイルをくださって、なるほど、とそれを見ながら小さなクッキー缶を買っていくことにした。
 
パイナップルケーキは胡桃入り。クッキー缶、かわいいなー。 厳選の末、うさぎさんの小さなクッキー缶を買うことに。
 
中身は杏仁奶油餅乾、泰式奶茶餅乾、兔子餅乾一片だそうで、つまりバターアーモンドクッキーとミルクティークッキーと、1枚の大きな兎さんクッキーの詰め合わせ。
 
そして2個入りの可愛い箱があったパイナップルケーキは、胡桃入りなのだそう。6個入り8個入りとあったけれど、ここは2個入り2箱にしておいた。
 
食べるのが楽しみ。

中山「家家(koti koti)」でお買い物
核桃土鳳梨酥(2個)
圓盒・免子款
2×TWD130
TWD380

【2023年8月4日 核桃土鳳梨酥を食べました
 
台湾のサイゼリヤは「薩莉亞」なんですね。 で、迪化街エリア最後の買い物は、「家樂福重慶店」。
みんな大好き(?)カルフール。
 
ここが散策の終着点、と、朝から借りていた自転車を近くの駐輪場へ返却して、そして建物に入ろうとすれば目の前には見慣れたロゴ……の、「薩莉亞」。
 
なるほど、サイゼリヤって「薩莉亞」なのか……と思いつつ、でもコメダ珈琲店(台北内、割とあちこちにある)はまんま「コメダ珈琲店」で営業しているのだけどな。
 
その温度差?台湾で展開するにあたって店名をどうするかという判断の違いが面白い。
 
カルフールで買ったものは、こんな感じ もっと色々買いたいものがあるかと思ったのだけれど、案外と思ったよりはなくて。
 
「KiKi」というメーカー(ブランド?)の和え麺が買いたかったのと、日本では扱いがない、ほんだしの貝柱味がなかなか美味しくて気に入ってるのと、世界各国のクノールのスープをチェックしている身として、何度か買っている気はするけれど、台湾のクノールスープが目当て。
 
けどカルフールのクノールスープは同じ味のが5つパックとかになっていて、「そんなには要らないのよ……」と、別のスーパーを覗こうということになった。
 
代わりに……というわけじゃないけれど、クノールのトリュフ風味のパスタソースを買ってみた次第。
 
ちなみに台湾におけるクノールは「康寶」。最初解らなくて、「クノールがないよ!?」となっていた次第……。

重慶北路「家樂福重慶店」でお買い物
KiKi 蔥油拌麵
KiKi 椒麻拌麵
ほんだし干貝柱風味120g
康寶 私廚料理醬義式松露白醬2pc
康寶 鮮雞晶
元氣森林 白桃風味・葡萄
TWD239
TWD239
2×TWD92
TWD117
TWD59
TWD35

更に残念なことながら、KiKiの麺は全部で5種類くらいあるはずなのだけど2種類しか見つからず。
想定していたよりは少ない荷物でホテルに戻るすることになったのだった。
 
日本語の"GO"的なタクシーアプリでタクシー呼んで、さくっと帰還。
 
【2023年8月13日 KiKi 蔥油拌麵を食べました
【2023年10月07日 KiKi 椒麻拌麵を食べました

台北車站のお昼

台湾は意外とクレジットカードが使えない場所が多く、これは現金が足りないぞと、台北駅の郵便局に両替しにいくことに。
 
「なら、今日は夕飯早いし、お昼は駅ビルのフードコート的なところで軽く済ませるでどう?」と地下鉄1駅乗って台北駅に。
 
フードコートのお昼御飯。担仔麺屋さんがありまして。 人気のフードコートがあるのだとう駅ビルは「Breeze(微風) 台北車站」。
 
市政府駅前とかにもあるファッションビルで、「台灣夜市區」という夜市メニューが楽しめるというコンセプトのフードコートが良いんじゃない?と、台南担仔麺屋があるらしいそこを目指して。
 
けっこうお上品な味の担仔麺でした。 蝦捲+香腸+青菜+擔仔麵+魯蛋という良い感じのセットがTWD193、それに単品の担仔麺(お店のメニューでは擔仔麵)つけて、そういえばお茶とか水とかを持ってくるのを忘れましたね……という。
 
台湾のフードコートは町の飲食店と同じく、日本のように無料の飲料水などは置いていないので。
 
でも副菜がすごく美味しかったので、それは良かった……かな。 店名の説明によれば、歴史のあるお店のようだったけれど、醤油色が強めのスープに、肉味噌はまさに"味噌"という感じ。
 
味はそこそこしっかりめなのになぜか物足りないという、ちょっと残念な感じになっていた。
 
でも副菜の蝦捲(海老春巻的な)、香腸(=腸詰)、青菜あたりはとても良い感じ。これはビールが恋しくなるな……と思いつつ、お昼だしねと自重しておいた。
フードコート内には、ビールを売ってるお店もあるっぽかったのだけれども。

台北車站「Breeze(微風)」内フードコート「洪十一 台南擔仔麵」にて
招牌套餐
傳統擔仔麵
TWD193
TWD85

せっかく台北駅界隈まで来たところで、「そういえば近くに絶品らしいドーナツ屋さんがあるんです」と炎天下の中、そこにも行ってみることにして。
 
間口はこの狭さのお店で、続々と売れていくドーナツ。 駅近くのちょっと雑多な商店街兼飲食店っぽい通りにあったのは「脆皮鮮奶甜甜圈」。
 
店内飲食コーナーはなし、ただただ店頭でドーナツを揚げているだけのお店。
 
ありがたいことに向かいにセブンイレブンがあったので、そこでアイスコーヒー買って飲みつつ、なんならセブンイレブンの店頭にはベンチもあったのでそこに座りつつ(まことにありがたい……)。
 
ふわふわ食感、ミルク味のドーナツ。おいしー! 店頭の看板には色々なフレーバーがあるよ的な感じに品名が並んでいたものの、売られていたのはその名物ドーナツ"脆皮鮮奶甜甜圈"一択のみ、1個TWD25。
 
いびつなドーナツ……というか、見た目は"輪っかになったチュロス"的なものが次々揚げられて、白い粉まぶされて渡される、みたいな。
囓ってわかった、これ、ミルクパウダーだ。
 
表面若干カリカリでサクサク、中はふんわりで、くしゅりととろけるような口当たりがとっても素敵。何よりミルクパウダーの風味がずるい。これはねえ、美味しくないわけがないよ。
 
「あ、これ、あと3個は食べられますわ……」
と心から思った。
思いつつ1個で止めておいて、ホテルに帰ってお茶にした。

台北車站 「脆皮鮮奶甜甜圈」の
脆皮鮮奶甜甜圈
TWD25

めでたくクノールを色々購入 ホテル最寄りの地元スーパーは、「全聯福利中心」。
 
ここはクノールのスープが2パックセットで売られていたので、ひと通り中華スープを買ってみた。
 
「干し貝柱のXO醤が500円以下なんだけど、どうだろう」
とだんなが瓶を手にしていたので、良いじゃん買おうよとこれも籠に。
 
スープ、コーンものは大体想像がつくから(大体おいしい)、香蟹南瓜とか銀魚海帶芽あたりを食べるのが楽しみ。

善導寺「全聯福利中心」でお買い物
康寶 濃湯 銀魚海帶芽 2pc
康寶 濃湯 香蟹南瓜 2pc
康寶 濃湯 火腿蘑 2pc
康寶 濃湯 金黃玉米 2pc
康寶 濃湯 火腿玉米 2pc
耆盛干貝XO醬
TWD79
TWD79
TWD79
TWD79
TWD80
TWD108

ちょっと洋風な感じのSemeur聖娜のエッグタルト。 部屋で食べたのは、昨日お出かけの帰りがけに駅のショップで買ってきた「Semeur聖娜」の特濃鮮乳蛋塔(1個TWD40)。
 
中華風ではなくポルトガル風エッグタルト。洋風のパイ生地がさくさくで、フィリングはもっちりねっとりな方向のもの。
 
セブンイレブンでアイスコーヒー買って、牛乳も買ってきて、ルームサービスに電話して氷貰って。
 
今日もたくさん自転車こいだり歩いたりしたしねと、しっかり座って甘いもの休憩にした。

「Semeur聖娜」でお買い物
特濃鮮乳蛋塔
2×TWD40

行列店の絶品鴨肉〜「阿城鵝肉」

今日は夕方5時半に、一昨日超混雑だった「阿城鵝肉」を予約済。
 
台北って南北移動が若干面倒だったりするので、レンタサイクルでお店に向かった(んで帰りはお酒も飲むしタクシーで良いかなと)。
 
今日はぎりぎり予約がなくても夕方早めだったら入れたかもね、くらいの混雑具合だったけれど、それでも退店時には店頭に待ち客がいたくらいには混雑で。
 
注文はオーダーシート。らくちん。 上階に促され、オーダーはチェックシート式。
 
食器は自分で配膳し、飲み物(ビールもあるよ!)はセルフサービスで冷蔵庫から持ってきて、「これだけ飲んだよ」と自己申告。
 
調味料もカウンターに並んでいるのを好きなように皿に盛ってきて……という感じ。
 
調味料カウンターはこんな感じで。 とてもシステマティックで、その分とってもお安かった。お腹いっぱいガチョウ食べて瓶ビール1人1本飲んで、1人2500円しないとか。
 
調味料は鵝汁醤油・鵝醬・辣油・鵝油辣椒・小辣椒・蒜頭。
 
鵝醬が甘酸っぱくて良い感じ。でもガチョウ自体、そこそこ下味ちゃんとついているからそれほど調味料が必要というわけではなく。
 
カジュアルな雰囲気の店内、大人数のテーブルもありました。 ガチョウは、半隻(半身)の他、後半段(下半身、つまりもも肉メイン)と前半段(上半身、むね肉メイン)の大小、大は4-6人分、小は2-4人分で選べ、更に煙燻と白斬を選択。
 
1-2分の安価なTWD220プレートもあるけれど、これは部位が選べない。
 
というわけで、下半身指定の小サイズ、煙燻と白斬両方注文したら、さすがに割と多かった。けど悔いはない。満足。
 
早々に出てきた煙燻ガチョウ。これはおいしい……! 皮はそれほどパリパリというわけではなくてしっとり系。
 
いかにも燻製しましたという風味の骨付き鶏と、塩茹で(塩蒸し?)しましたという真っ白いのと。どちらもすごく良かったけれど、この店ならではという味なら煙燻かな……。
 
これで小サイズの黃金筍。台湾は筍料理が一年中ありますね。 で、人気の品らしい筍煮物と、これは絶対食べたかったエリンギ入りの腸詰、そしてガチョウの油かけご飯も注文。
 
黃金筍は、小サイズでこのボリューム。
 
すっごい巨大な筍がごろごろと、昨日のスープの漬物みたいな葉っぱと共に煮られていて、あっさり味。
 
頼んで良かった腸詰も、旨味ぎっしり。生の玉ねぎとにんにく添えて。 お皿に盛られた生の玉ねぎ、そして調味料コーナーの生のにんにくを一緒にがりがり囓りながらいただく腸詰は、エリンギ入り。
 
台湾で食べる腸詰はどこで食べてもたいてい外れがないけれど、でもこれはまた、頭1個抜いておいしい印象だった。
 
旨味ぎゅうぎゅうという感じ。
 
鵝油拌飯。ガチョウの油かけ御飯!うまし!! そしてこちらも反則級のおいしさだった、鵝油拌飯。
 
ラード御飯というものがあるけれど、そのガチョウ版?ガチョウの油かけ御飯。
 
見た目はうっすい醤油かけた黒ごまかけご飯的な感じ。
 
でも旨味たっぷり、当然いくらかギトギトはしてるけど、バター醤油ご飯が好きなら魂に刺さる味。
私たちには刺さりまくった。おいしかった。
 
そして最後に来たのが白斬の肉。これもまたあっさりシンプルでよし! そして最後に来たのが、白斬の肉。
 
シンプルながら、これもあっさりしていて良い感じ。
 
塩味はしっかりついているのでこのまま食べても良いし、タレで味変するのもとてもいい。
 
一人で食べに来ている人もちらちらいて、たいてい、ガチョウ皿の他に副菜とご飯を頼んで、という感じのようで。
 
そんな人たちの多くは、最後に「これ持って帰ります」と包んで貰って持ち帰っているようだったから、私たちも真似して持って帰ることにした。

松江南京「阿城鵝肉」にて
鵝肉小後段(煙燻)
鵝肉小後段(白斬)
鵝油拌飯
黃金筍(小)
杏鮑枕£ー(單條)
台灣啤酒
18天啤酒
TWD320
TWD320
2×TWD50
TWD90
TWD45
TWD100
TWD120

食べきれなかった分は、きれいに箱詰めしてくれます。 で、宿のスパの大浴場入ってから、缶ビール飲み飲み、続きのお肉。
 
花柄の紙箱に白いのと茶色いの、それぞれの肉が詰められて(そうそう、肉の下には大量の刻み生姜が敷かれていたのでした)、とてもかわいい。
 
しかし連日せっせと肉食べてますね……幸せだ……。