7月26日(土) 最後の夜は客家料理
涼麵食べに〜「大吉林涼麵」
雨の一日だった昨日とは打って変わって、今日はなかなか良い天気。
自転車日和だね、と、ホテル前から自転車に乗って、界隈で人気のあるらしい和え麺屋さんに行ってみることにした。
勝手知ったるオーダー票はこんな感じ。
並びからして(そして店名からして)メインは涼麵、あとスープ類。
"湯麵"は文字通り、汁麺で、シンプルで解りやすい。
”涼麵"というネーミングのシンプル極まりないそれは、さっぱり味の醤油だれを敷いた皿にゆで麺、その上にきゅうりと胡麻だれをかけた風なもの。
塩気はそれほど強くないから、卓上のおろしにんにくと自家製らしいラー油っぽいタレを絡めるとバランスのいい味になる感じ。
そしてこの店の"綜合湯"は、味噌スープ+豆腐+溶き卵+貢丸(肉団子)という組み合わせだった。
夫の頼んだ味噌加蛋は、だから肉団子が無いだけという感じのもので。
やや薄めの味わいの味噌汁(でも本当に味は味噌汁そのもの)に、豆腐と、溶き卵まではぎりぎり知ってる味わいだけれど、そこにあの台湾ならではのねっちり系肉団子が浮いているものだから、絶妙に脳がバグる。
なんというか、美味しい上に、面白かったなー。
お店の入口あたりには、こんな感じにビニールに入った麺が売られていて。
きれいに結ばれているところからしても、多分これはテイクアウト用。
買った人はこのまま食べるのか、ちゃんとどんぶりに移すのか、ちょっと色々気になってしまった。
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涼麵 大 味噌加蛋 綜合湯 |
2×NT$55 NT$40 NT$55 |
そして帰りがけ、道中にあったスーパー「全聯福利中心」によったら、冷蔵ケースに甘い台湾マヨネーズ"桂冠沙拉"を見つけて、あ!これ買って帰る、と500gサイズのそれを購入。
台湾の、えぐみのない筍にこの甘いマヨネーズめっちゃめちゃよく似合う。
じゃあ日本で何につけて食べるのと言われると困ってしまうのだけど……、卵サンドとかに使うには甘すぎるかなあ。
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桂冠沙拉 500g |
NT$62 |
そしてホテルで二度目の朝食
そして今日も帰り際、部屋に戻る前にさらっとだけホテルブッフェにも顔を出し。
自家製のキャロットアップルジュースとアイスミルクティー(甘い)を飲みつつ、クロッフルとフルーツと。
こんな感じの案内がついているソフトクリームマシンがあるんだよなーと気になっていた、"香濃巧克力霜淇淋"なるマシンを動かして、チョコレートアイスクリームも食べてみた。
"香濃"が"濃厚"、"巧克力"が"チョコレート"、"霜淇淋"が"ソフトクリーム”。
なるほど確かにチョコレート味。
こんな感じにすっごく濃厚で、おいしかった。なぜ朝食にソフトクリーム……。
基本の麺線〜「阿宗麵線」
もうお買い物したいものはさしてなく、けれど「これを食べておきたい」みたいな品は色々あって。
お昼は自転車こぎこぎ、「阿宗麵線」忠孝店に行ってきた。
夜市メニューとして定番の麵線、基本の味はやっぱりこれじゃないかしら、と。
ちゃんぽんにおけるリンガーハットみたいな感じ?
計量用の碗に別鍋のモツをぽいぽい入れ、巨大な鍋から麵線をわしゃーと盛り、はみ出たものをざくざく落としてから発泡スチロールのカップにばしゃ、と入れて渡してくれる。
上にちょんと盛られた青みは、これ、台湾バジル(九層塔)?
スイートバジルあたりより薄い葉っぱで香りも違う。
昔はトッピング、香菜だった気がするけれど……と思い返すと、2008年の旅行記では確かに香菜が乗っていた。
そういえば今回の台湾、香菜をほとんど全く見ていなくって。
朝食ブッフェのお粥のトッピングとしてさえ見かけていない。猛暑で収穫量が少ないとか?それとも全体的に香菜嫌いという風潮になりつつある?不思議。
ともかくも、鰹だし風味の、柔らかく煮えたそうめん風の麺とモツは安定のおいしさ。シンプルな味ながらおいしいのよね、麵線。
そういえば今回は(今回も?)入れなかったけど、飲食スペースの入口には、辣椒、蒜醬、烏酢のセルフコーナーも。
つい、味変なんて要らないわって勢いで食べてしまうけど、どれもきっとお似合いなんだわ。
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大碗 |
2×NT$80 |
高級美味な雪花冰〜「春美冰菓室」
そしてその足で食後のスイーツも食べに!と、再び自転車に乗って「春美冰菓室」に。
2017年にはミシュラン主宰の江振誠氏と協力した"杏仁豆腐 2.0"を開発し、日本Vogueや朝日新聞でも話題になった実力派のお店……ということで、確か前回の台湾からチェックしていたお店だけれど、来たのは初めて。
満席につき、QRコードで予約してね、との看板が出ていたので、QRコードで手続きしてその隙に最寄りのポートに自転車返しに行けば、「席が空いたよ」と連絡があり。
さして待たずにお店に入れることになって何よりだった。
名物は胡麻味のパンナコッタがどーんと乗ったタピオカミルクティー味のかき氷だそうだけど、ここはこれを食べておきたいと夏季限定のマンゴー雪花冰、芒果牛奶雪花冰を。
夫は春美鳳梨冰(パイナップルかき氷)を。
練乳ミルク味のほの甘い雪花氷にフレッシュマンゴーもりっもり+マンゴーソース、そしてなぜかコーンフレークがそっと添えられているマンゴー氷。
対して、パイナップル氷はかなりさっぱりした味わいだった。
通年品の定番人気メニューらしく、蜜漬けパイン・愛玉子といった"古早味"の具材が香る、どこか懐かしいような味わいで。
これはこれでおいしいものだったなあ。
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芒果牛奶雪花冰 鳳梨冰 |
NT$220 NT$100 |
お部屋でプリン
そして午後は夕食まで部屋でのんびりと。さすがに疲れも溜まっていて、部屋で昼寝をしたりなど
おやつには部屋のコーヒー淹れて(ドリップタイプのインスタント)、道中の「順成蛋糕」で買ってきた焼きプリン(30元)を食べた。
ねっちり固くて甘さ控えめなプリンは、正しく"蛋味"。
もうちょっとカラメル多かったら最高だったな……と思いつつ、でも1個150円かーと思うと感動しかない。安くて美味。
旅集大成の客家料理〜「厨房客家美食」
夕飯は、いまいち使えないラウンジのハッピーアワーに軽く顔を出して。
今日に限りイレギュラーで本来のラウンジではなく1階のバーで提供ということだったけど、フードは全然物足りないし、ワインもそれほどおいしいものじゃなく……(白ワインはカリフォルニアのリースリングとオーストラリアのシャルドネだったかな)。
早々切り上げて、19時予約だった客家料理の名店「厨房客家美食(Kitchen )」に向かった。
在地感ある客家料理が楽しめ、値段も手頃、サービスも安心できると人気の店で、台北に来たなら絶対ここに来ることにしている店の1つ。
他の店はともかく、この店に限っては、事前に夫とすごくすごく打ち合わせをしてから向かったのだった。
「角煮が食べたいんですよ……前回は食べなかったし、その前は、お腹いっぱいで、こう、半分は食べられなかったわけだから」
「でもボリュームあるから他の料理考えないと詰みますよ」
「そうだよねえ……でも、今後を考えると、"今が一番若い時"だから、今後は苦しくなる一方なんだよ……」
招牌豆腐がとにかくおいしかったからまた食べたい、あと炒飯も絶品だからまた食べたい、じゃあせいぜいあと1皿だよね?と議論は白熱し。
「いや、そもそもさ、角煮は蒸しパンが6個とか来るから多いわけで。最初から"蒸しパンは4つで良いです"と言えば良くない?」
「!!!!!それだ!!!!」
と、残りの1品ももう事前に決める勢いで、「あとは席について注文するだけ」という状態で店に向かったのだった。気合いが違う。
到着してみれば、ちょうど客の入れ替わりのタイミングだったようで、どばーっとお客さんが出て行って、同様にどばーっとお客さんが入るところだったようで。
周囲はほぼほぼ団体客、この地では「金曜ディナーは家族(一族)揃って外食を楽しもう」という文化でもあるのかな?というくらいに、親子3世代くらいの会食がそこここで催されていた。
そんな中、私たちみたいな小盆しか頼まない個人客のオーダーって待たされたりしなかなと思いつつ一通りの注文を終えると、光の速さで豆腐料理と炒飯がやってきたことに苦笑い。
炒飯、後からの注文でも良かったかもね?と話しつつ、でもお腹も空いていたのでせっせと食べた。
そしたら、それはそれで、空腹状態で食べる炒飯がべらぼうに幸せだったりして。これまで食べてきたこの店の炒飯の6割増しくらいおいしく感じて、空腹が一番の調味料というのは本当なんだなとしみじみ。
全体、甘めの醤油炒めであり、斜め切りにされた唐辛子であり、という料理の印象ではあるのだけど、どれも味が違っていてそれぞれおいしいんだなあ。
この店の名物でもある"招牌豆腐"が、なんてことない"葱と厚揚げ炒め"な風なのに、なんでかやたらとおいしくて。
そして今回初めて食べてみたのが、これもお店のおすすめメニューの1つだった(そしてChatGPTにおすすめ聞いたらこれが人気ですと挙げてくれた)"客家小炒"。
説明では「客家風イカと野菜の炒め」ということだけど、イカと豚ロースが同量くらい入っている感じ。それと"豆乾"(さつま揚げっぽい豆腐ベースのくにゅくにゅ?)と、中国セロリの炒め物という風で。
旨味を重ねがけした風な、知ってる方向の味なのに知らない美味しさみたいな、なるほど看板メニューの皿なのも頷けるという美味だった。
というかね、この店、何を食べてもおいしいので……しかもメニューの種類が半端ないので……。(「厨房招牌菜」だけでも23品ある)
そして期待の客家風角煮。
オーダーはスマホからQRコードでという形に進化していたのだけど、割包は増やせても減らせはしない設定になっていたので、夫が口頭でお店の人に「6個じゃなく4個にして」と伝え、めでたく食べ切れそうな量が眼前に。
トロッと煮えた、芸術的な皮つきの豚バラ肉は6切れ。刻み葱と香菜つき。
蒸しパンに1切れ挟んで、薬味乗せて、かぶりつく。
次回これを食べようとなったら、1人2切れは到底無理になっている可能性が高いから、思うさま頬張れるのはこれが最後かもしれないなあなんて思いつつ、しみじみ味わいながらいただいた。
今ならどうにか、1人角煮3切れ&蒸しパン2つならどうにかなるレベルだから。
このお店、デザートらしきものは"什錦水果(果物盛り合わせ)"以外はなんにもないんだよねとその潔さに苦笑しつつ、ホテルに帰還。
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招牌豆腐 客家小炒 客家封肉 什錦炒飯 台灣金牌啤酒 |
NT$190 NT$310 NT$580 NT$160 2×NT$110 |
今日はそう出歩かなかったのと、ほぼ自転車での移動だったから、移動距離5.81km、歩数8,737でした。それでも9000歩弱は歩いてたんだな……。